活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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教養は児童書で学べ

満足度★★★
付箋数:18

ライフネット生命創業者、出口治明さんは、
以前から人が教養を身につける方法として、
3つのことを勧めていました。

それは「本を読む」こと、「人に会う」こと、
「旅に出る」ことです。

この3つのうち、最も効率がいいのが、
「本を読む」ことです。

それは、アメリカ大統領に会いたいと思って
ワシントンへ行っても会えませんが、
リンカーン演説集』(岩波文庫)を読めば、
リンカーンさんに会うことができるから。

出口さんは、特に本の中でも、これまでは
「古典」と呼ばれるものを読むことを
推奨してきました。

古典には、リアルな人間が描かれているので、
読むと人間に対する洞察力が高まります。

ビジネス書を10冊読むよりも、古典を1冊
読む方がよほど役に立つと推奨していました。

例えば、過去の著書では塩野七生さんの
チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷
などが薦められていました。

しかし、今回はうって変わって「児童書」が
推薦されています。

まあ、児童書といっても昔からあるものは
「古典」と言ってもいいかもしれませんが、
今回はこれまでとは少し趣が違います。

なぜ、出口さんは「児童書」を薦めるのか?

  「子ども向けに本をつくろうとしたら
  ごまかしがききません。つまらないと
  すぐにそっぽを向いてしまいますから。
  だから、いい児童書は、無駄をすべて
  削ぎ落としたうえで、ていねいに
  つくってあるのです。
  児童書は、子どもの気持ちにならないと
  楽しめない本ではなく、優れたものは、
  子どもが子どもとして楽しめるのと同時に、
  大人も大人として楽しめます。
  この本で紹介する十冊は、すべて、
  子どもに読むためだけの本ではなく、
  大人が純粋におもしろいと思える本
  ばかりを選んでみました。」

本書で紹介される10冊の児童書は、
絵本からファンタジー小説まであります。

大人が読んで完結するのではなく、
読んで面白かったものを子どもに薦めたり、
読んであげることが目的です。

ですから、本書のメインターゲットは
「小学生以下の子どもがいる親」
になるでしょう。

大人が自分の教養を高める目的で
児童書を読むことを優先的に薦めている
わけではありません。

やはり、大人のためだけであれば、
「古典」を読んだ方がいいと思います。

ただし、本書自体は、各児童書の
解説の端々に出口さんの高い教養が
現れているので、興味深い内容です。

読んでいて「なるほど、そうか」と
思える部分がたくさんありました。

個人的には、小学生以下の子どもがいる
親御さんが本書を予め読んでおき、
お子さんと一緒に、図書館に行くことを
お勧めします。

図書館の書架から、本書で紹介されていた
本を数冊持ってきて、子どもの前に並べ、
興味を持って手を伸ばした本を借りると
いいでしょう。

やはり子どもにも好みがありますから、
いくら親がいいと思っても、
それを子どもが読むかどうかは別の話です。

もちろん、子どもが気に入った本なら、
書店で購入しても構いませんが、
子どもと一緒に図書館に行って本を選ぶ
経験も大切だと思います。

この本から何を活かすか?

本書で紹介される児童書は、次の10冊です。

 『はらぺこあおむし』偕成社
 『西遊記』岩波少年文庫
 『アラビアン・ナイト』福音館書店
 『アンデルセン童話集』岩波少年文庫
 『さかさ町』岩波書店
 『エルマーのぼうけん』福音館書店
 『せいめいのれきし』岩波書店
 『ギルガメシュ王ものがたり』岩波書店
 『モモ』岩波少年文庫
 『ナルニア国物語』光文社古典新訳文庫

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| 心に効く本 | 05:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ビジネスと生活を100%楽しめる! 陰山手帳2018

満足度★★★★

ダイヤモンド社の上村さんから頂きました。
ありがとうございます。

本日紹介するのは、「陰山手帳2018」です。
本ではないので、付箋数は書いていません。

昨年も陰山手帳を頂きましたので、
満足度は2017版を実際に使用しての評価です。

よって、本記事には実際に前年度版を
使用した感想と、新しい2018版を見ての感想が
混在していますので、ご承知おきください。

今年は表紙の色が、ノーマルで安心の「黒」、
昨年大好評だった「茶」、それに新色の
「アイボリー」を加えて3色展開になりました。

中身は信頼できる大定番の陰山手帳で、
表紙が3色から選べるようになったので、
非常にありがたいですね。

さて、そもそも陰山手帳とは、
陰山ラボ代表の陰山英男さんが考案した
縦型・A5サイズの手帳です。

陰山さんは、反復学習で基礎学力の向上を
目指す「陰山メソッド」を確立し、
全国から脚光を浴びた方です。

今でも学校や家庭学習で使われている
「百ます計算」を普及させた教育者と
言った方がわかりやすいでしょうか。

そんな陰山さんが10年ほど前に考案して、
あっという間に「定番」となったのが、
本日紹介している陰山手帳でした。

「スマホの時代に紙の手帳?」と
思うかもしれませんが、やはりスマホの
カレンダー機能とは完全に別物です。

紙の上で手を動かして書いてみた方が、
いろいろなアイディアが発想できます。

特に私の場合は、メモを手書きしないと
アイディアが湧き出てこないので、
何か考えるときに紙のメモ帳は必須。

そういった使い方をする人にとって、
陰山手帳は、左ページに縦型週間予定、
右ページが5ミリ角の方眼メモ欄なので、
これ1冊あれば完結します。

また、私が実際に使い勝手が良かったのは、
左ページ下のToDoメモ欄でした。

今年はこの欄に週単位でToDoを手書きして、
残ったものを翌週に書き写したので、
デジタルでToDoを管理していたときよりも
タスクの実行率が高くなりました。

他にも陰山手帳には、「食事・睡眠管理表」、
「プロジェクト管理ページ」、「1行日記」
などの欄があります。

また「名刺ポケット&ペンホルダー」の
機能もついています。

生活管理・時間管理・目標管理の3点を
マネジメントすることを考えて作られた
手帳ですから、人生そのものをマネジメント
できる手帳と言ってもいいかもしれません。

私は2017年は久しぶりに紙の手帳を使いました。

その結果、まず陰山手帳を開くことから
1日が始まる習慣になって、いつもとは違う
1年が送れているような気がします。

ちなみに、陰山手帳は「1月はじまり版」と
「4月はじまり版」があり、今回紹介したのは、
前者です。

「4月はじまり版」は2019年の1月下旬に
発売されると思われますので、
4月版からの買い替えや切り替えを、
検討される方は、それまでお待ちください。

この本から何を活かすか?

「陰山手帳2018 ライト版」は前年版を
私は使っていないため、見た目だけの
レビューとなります。

改訂内容としては、こちらのライト版の方が
大きく変っています。

180度パタンと開く糸かがり製本に変更され、
メモ欄が大幅に増え、51ページなりました。

ライトなので、ノーマルな陰山手帳より小さい、
19.2 x 13 x 1.4 cmのサイズ。

A5サイズより一回り小さい外寸ですから、
持ち運びにかなり便利なことは言うまでも
ありません。

しかも、これだけ充実したメモ欄があって、
仕事と生活の両方をこれ1冊で管理できるので、
ノーマル版よりこちらを選択する人が、
今年は増えるかもしれません。

表紙の色も爽やかなライトブルーで、
男性が使っても女性が使ってもイイ感じです。

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| その他 | 06:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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異次元緩和に「出口」なし! 日銀危機に備えよ

満足度★★★
付箋数:22

  「私の警告に対して、 “ハイパーインフレ
  が来る来ると言うけれど、いまだその
  気配はない。フジマキは、オオカミ少年
  (オオカミ老人?)だ” と言われてきた
  ことも、重々承知しています。
  そのことに関して、私は不愉快に思った
  ことはありません。私が、オオカミ少年で
  い続けることができれば、日本経済は安泰
  ということだからです。永遠のオオカミ少年
  と言われたいぐらいです。
  ところが、最近では、私のことを
   “オオカミ少年だ” と言う人がめっきり
  少なくなってしまいました。」

藤巻健史さんが、著書でハイパーインフレが
来る来ると警告していることに対して、
読者の反応は3種類に分かれます。

1つ目は、声を上げて、ハイパーインフレが
起きることはないと反応する方々。

この種類の方が主にフジマキさんを
「オオカミ中年」と批判します。

2つ目は、フジマキさんが、言っていることが
ずっと当たらないことに呆れてしまい、
何も反応しなくなってしまった人たち。

サイレントマジョリティならぬ、声を上げない
反対者で、ほとんどフジマキさんの言動を
無視している状態です。

3つ目は、フジマキさんの警告に対して、
起こる可能性が少しはあることを想定しつつ、
予想が当たらないことや、フジマキさんの
変わらない様子を暖かく見守る人たち。

フジマキさんが、最近、「オオカミ中年」と
言われなくなったのは、2番目のサイレントな
反対者、無視している人が増えたからでしょう。

声を上げて反対し続けるにはエネルギーが
必要ですから、もともと1番目だった方も、
時間が経つと、2番目へ移行していくものです。

ちなみに、私は3番目で、もう20年くらい
フジマキさんのファンです。

さて、アメリカFRBはリーマンショック以降、
資産規模を9000億ドルから4兆5000億円まで
膨らませいてることで話題になりました。

これはアメリカのGDPの30%弱に相当し、
バランスシートを縮小したくても、
簡単にはできないFRBの様子が窺えます。

では、FRBに対して、日銀はどうなのか?

実は日銀は市場に出回る国債の約80%を
買い取っていますから、その資産規模は
FRBの比ではありません。

対GDP比で言うと、アメリカの3倍以上にまで
膨れ上がったメタボの状態になっています。

これが今のところ日本が破綻しない理由。

日本の財政状態がどんなに悪くても、
困ったときには日銀が無尽蔵にお金を刷る
「打ち出の小槌」を使っているのです。

財政破綻が騒がれたギリシャの公的債務残高が
対名目GDP比で200%であるのに対し、
日本ははるかにその上をいく232.4%。

ギリシャは借金があっても勝手にユーロを
刷ることはできませんが、日銀は単独で
円を刷ることができるので、現在の状態を
維持できているとフジマキさんは言います。

フジマキさんの主張は、そんなことを
続けている日本では、いずれハイパーインフレ
が起こるので、その防衛策として、
「ドルを買え」というも。

誰から何を言われても、ブレはありません。

ですから読まなくても、およそ書いている
内容は予想がつく人も多いでしょう。

本書の目新しいところでは、最近の理論に
対して批判しているところです。

1つは、米プリンストン大のクリストファー・
シムズ教授が提唱する「物価水準の財政理論
(シムズ理論)」に対して。

もう1つは、コロンビア大のジョセフ・E・
スティグリッツ教授が説いた「統合政府論」
について。

いずれも荒唐無稽な理論と、フジマキさんは
言い切っています。

この本から何を活かすか?

日本の財政赤字の削減策の1つとして、
本書でフジマキさんが提案しているのが、
「年金支給開始年齢を80歳」に引き上げる
案です。

80歳までは私的年金や預貯金・保有資産で
生活資金を賄い、80歳以降は死ぬまで
一切心配しなくて良いほどの手厚い年金額を
支給するというもの。

80歳までに資産をすべて使い切っても、
そこから先の生活の不安がまったくなくなれば、
今よりは安心できるのかもしれません。

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| 経済・行動経済学 | 06:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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フロックの確率

満足度★★★
付箋数:23

あなたは、米ネバダ州ラスベガスに住む、
ジョーン・ギンザーさんという女性の名前を
聞いたことがあるでしょうか?

彼女は1993年7月14日、テキサス州のビショップ
のあるスーパーで、スクラッチの宝くじを
何枚か買って540万ドルが当たりました。

これは地元のニュースになりました。

数年後、ギンザーさんはテキサス州のコンビニで
ホリディ・ミリオネアというスクラッチの
宝くじを何枚か買い、200万ドルが当たりました。

このときはテキサス州のニュースになりました。

2年が経ち、ビショップの国道77号線沿いの
マーケットでミリオンズ・アンド・ミリオンズ
の宝くじを何枚か買ったら、また300万ドルが
当たりました。

これは全国のニュースになりました。

さらに2年後、前と同じビショップのマーケット
に行ったときに、エクストリーム・ペイアウト
という宝くじを50ドル分買うと、また1000万ドル
が当たりました。

今度は世界中のニュースになりました。

1度でも当たると非常に幸運な宝くじを、
同じ人が4回も当たることがあるのでしょうか?

こんな事が特定の個人に起こる確率は、
18兆兆分の1で、1000兆年に1度くらいという
起きにくさとなります。

彼女はスタンフォードで博士号も取った
元数学教授で、宝くじのシステムを出し抜いて、
何か不正をするか、当たりくじが置かれている
場所を決めるアルゴリズムを解明したという
噂話さえ流れました。

  「このように(宝くじに)複数回当たることは
  めったにないが、めったにないことも偶然で
  必ず起きることを知っている統計学者には
  意外ではない。宝くじに4回当たるのは、
  1人の身の上に起きることとして考えれば
  ほとんどないが、集団全体で考えればまずまず
  よくあることになる。実際にその率は結構
  高く、ギンザーのような当たり方は、
  3億2000万人いるアメリカ人の集団の中では
  相当起きる可能性がある。」

ポイントは、ジョーン・ギンザーさんという
既に当たった人物に起きた出来事として
見ているので、到底起こることのないような
確率と思えることです。

世界中のどこかの誰かが4回の宝くじを当てる
確率を計算すると、実は極めて「1」に近いのです。

ほぼ「1」とは、ほとんど起こる確率という
ことを意味します。

本書は、偶然の巡り合わせを数学的に
解明する読み物です。

2016年に刊行された、「Fluke: The Math
and Myth of Coincidence」の邦訳本。

著者は、米マールボロ大学数学科名誉教授の
ジョセフ・メイザーさん。

メイザーさんの著書は邦訳されている本も多く、
これまでにも『ギャンブラーの数学』、
数学と論理をめぐる不思議な冒険』、
ゼノンのパラドックス』などが日本でも
出版されています。

本書で扱うテーマは「Coincidence」。

これは、偶然の一致と訳される言葉です。

しかし、「それは本当に偶然なのか?」そして、
「めったに起こらない珍しいことなのか?」
という視点で考えるのが本書のテーマです。

この手の問題でよく知られているのが、
「誕生日問題」です。

これは23人の集団があれば、そこには
同じ誕生日の人が2人いる確率の方が、
いない確率より高くなるというものです。

直感では、「珍しい」あるいは「奇遇」と
思えても、実際に起こる確率の計算すると
意外と高い確率となるのです。

本書では、人の感覚とはそぐわない
偶然の一致や巡り合わせを数学的に考察します。

私たちが「何かの運命」と感じていた出来事が、
普通の出来事になってしまうかもしれません。

およそ数学の知識がなくても読める本ですが、
一部数式などが登場する部分もあります。

この本から何を活かすか?

本書で、なかなか興味深かったのは、
DNA鑑定についての考察です。

  「血縁関係のない2人の人物が、完全に一致する
  DNAを持っているということはあるろうか。
  可能性は想像を絶するほど小さいが、
  ありえないことはない。可能性は低いと
  いっても、たかが10億分の1ほどだ。」

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| 数学 | 06:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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論理的思考 最高の教科書

満足度★★★★
付箋数:24

次の2人の会話は、あまり噛み合っていません。

噛み合わない原因はどこにあるのでしょうか?

 先生:前回の試験の成績があまり芳しく
    なかったね。努力しないと成績は
    よくなりませんよ。

 学生:よく分っています。自分なりに努力は
    しています。試験前には1日に8時間程度
    勉強しています。ただ、いまのところ
    結果に結びついていないだけです。

 先生:そうかな。努力しているとは思えないな。
    だって、成績が伸びていないじゃないか。

ポイントとなるのは「努力」という言葉の
使い方です。

科学哲学者のノーウッド・ラッセル・ハンソン
さんは、言葉を2つに大別しました。

直接観察できる対象や性質を示す言葉のことを
「観察語」と呼びます。

一方、目で見えない対象や性質を示す言葉
のことを「理論語」と呼びます。

「理論語」というネーミングからすると、
わかりやすい言葉のようなイメージを持つかも
しれませんが、実際はその逆です。

理論語は、目に見えないものを表すので、
使用する「範囲」と「条件」を明示しないと
使えない語のことです。

冒頭の先生と学生の会話では「努力」が、
この理論語に当たります。

「努力」は直接に観察することができない
抽象的な概念です。

つまり、何をもって「努力」とするのか、
その範囲と条件が明示されていないまま
この言葉を使っているため、2人の会話は
噛み合っていないのです。

私たちは、何かの発言をするときに、
気づかずに理論語を使っていることがあります。

それが議論や討論が噛み合わない原因に
なっている場合が多いのです。

さて、本書は「論理的思考」をするための
基礎的なトレーニングを積むための本です。

著者は、早稲田大学文学学術院文学部
心理学コース教授の福澤一吉さんです。

誤解を生まないように「論理的思考」とは、
何を示すのか、本書での基礎的な定義を
確認しましょう。

  1. あることを前提にそこから何か新しいこと、
   結論を導き出す際に、

  2. 語と語、句と句、文と文などの関係に
   注意が払われていること

この定義の前半、1の部分は「思考」の
意味を表しています。

あることを前提に、そこから何か新しいことを
導き出すのが、「論証」の定義でもあります。

前提は、「根拠」とか「経験的事実」とも
呼ばれ、新しいことは、「結論」とか「主張」
とも呼ばれます。

定義の後半、2の部分は、「論理」を
表しています。

論理とは、語と語、句と句、文と文などの
関係性のことを指します。

つまり、論理的であるとは、文と文の
接続関係に注意を払うことに他なりません。

接続表現を正確に使うことが、
論理的思考の根幹にあるのです。

本書では、論理とは何か、論理的に思考する
とは何か、演繹と帰納はどのように違うのか
など、順を追ってわかりやすく解説します。

 第1章 論理的思考についての誤解を解く
 第2章 主張と主張をつなぎ合わせる
 第3章 論証の二大分類:演繹的論証と帰納的論証
 第4章 帰納的論証の詳細
 第5章 仮説演繹法
 第6章 論証を通して推論上の誤りに敏感になる
 第7章 認知スタイルを通して論証上の誤り
    に敏感になる
 第8章 相関と因果と論証

本書は、新書版の190ページ程の本ですが、
非常にわかりやすくまとまっています。

また、多くの練習問題も掲載されていて、
論理的思考のトレーニングを積める
コストパフォーマンスの高い本だと思います。

この本から何を活かすか?

「仮説演繹法」とは、科学的研究で一般的に
使われる手法の1つです。

これは、「帰納」と「演繹」の2つの論証を
組み合わせた強力な手法です。

 ステップ1 帰納法を使ってデータから仮説を作る
 ステップ2 仮説から予測を演繹する
 ステップ3 予測の内容を実験的に検証する
 ステップ4 実験結果から予測が正しいか検討する

仮説演繹法は、最初に帰納的論証で仮説を形成し、
予測を演繹的論証で導出し、実験結果をもとに
仮説の正否を再度、帰納的論証を使って決定する
流れとなります。

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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 05:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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