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人生を劇的に変える東国原式勉強法

人生を劇的に変える東国原式勉強法
人生を劇的に変える東国原式勉強法
(2009/05/20)
東国原 英夫 商品詳細を見る

満足度★★★

最近、国政への転出宣言をして話題の
宮崎県知事・東国原英夫さんによる勉強本です。

150ページ程度の薄い本で、東国原さんの写真も
多く掲載されているので、パッと見は、よくあるタレント本。

しかし、東国原さんはリアルタイムで劇的に変化する
人生を歩んでいるだけあって、短い文章の中にも、
伝わってくるものが十分にありました。

以前、サイバーエージェントの藤田晋さんが、

  「“仕事を通じて成長した人ランキング”がもし仮にあったとしたら、
   私はかなり上位にランクインすると思います。」

と自分を評していましたが、そのランキングが実際にあれば
東国原さんも上位にランクインしているでしょう。

本書の内容は大きく2つに分かれています。

前半は、41歳で大きく人生を変えた東国原さんの経験談。

利用した風俗店が摘発されたことで、社会の批判を浴び
タレント活動を自粛。その謹慎中に勉強を始めたことをきっかけに
東国原さんの人生が大きく変わり始めたのは周知の通りです。

実は、いろいろなビジネス書で目にする、
カーネル・サンダースさんが60歳を過ぎてから、
ケンタッキーフライドチキンを起業したという逸話は、
私は凄いとは思いつつも、今ひとつ自分自身に置き換えて
イメージすることができませんでした。

それと比較すると、東国原さんの話しは、
実際にテレビでその変化を目の当たりにしたこともあって、
非常にリアルなものとして伝わってきました。

私の現在の年齢(42歳)が、東国原さんが転機を迎えた年齢と
近いこともその一因でしょう。

40代の私にとっても、人生はまだまだ変えられるという
勇気を与えられた感じがしました。

後半は、東国原式メモ術・ノート術。

東国原さんの情報整理の方法は、
体に染み込ませるために、メモやノートをとった後、
徹底的に反復することが前提になっています。

ですから、単に書き方やメモ帳の様式だけを真似ても、
同じ効果は期待できないでしょう。

むしろ、時間と回数をかけてひたすら反復する姿勢を
見習うべきのように思えました。

私にとっては、ノウハウ部分よりも、目標を持って
愚直に努力することの大切さを再確認する本となりました。

この本から何を活かすか?

  「1冊の小説は何日もかけて書かれているわけですよね。
  それを数時間で読むのは、作者に失礼だと思うんです。」

これは「小説」についての東国原さんの考えですが、
他のジャンルの本についても同じ考えを持っているようです。

私は、この考え方には、あまり同意できません。

揚げ足を取るつもりはありませんが、
例えば、宮崎県の農家の方が苦労して作ったマンゴーに
話しを置き換えてみます。

「パッと食べてしまうと作った方に失礼だから、
作った時間と同じ時間をかけて味わって食べる」

こう言われても、現実的には困るわけですし、
お金を払って、感謝の念さえもっていれば、
消費する時にかける時間は関係ないように思えます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

| 勉強法 | 10:42 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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雇用の常識「本当に見えるウソ」

雇用の常識「本当に見えるウソ」
雇用の常識「本当に見えるウソ」
(2009/05/18)
海老原 嗣生 商品詳細を見る

満足度★★★

本書の著者、海老沢嗣生さんは、週刊モーニング連載中の
三田紀房さんの漫画「エンゼルバンク」の主人公・海老沢康生の
実在モデルのようです。

本書では、海老沢さんが世間で言われている雇用や労働環境についての
常識や俗説に対し、豊富なデータを用いロジカルに反証を行います。

  ・終身雇用の崩壊
  ・転職の一般化
  ・正社員の減少
  ・「若者がかわいそう」=熟年悪者論
  ・昔は良かった論

これらは、マスコミでは疑いの余地のない常識として流布され、
TV出演した数多くの識者が、これらの説について、
世間受けしそうなコメントをしています。

雨宮処凛さん、勝間和代さん、森永卓郎さん、金子勝さん、
中谷巌さん、堀紘一さん・・・

海老原さんは、こららの有名コメンテーターが発言する
「本当に見えるウソ」を、本書で見事に喝破してみせます。

もちろん、海老原さんは喧伝される俗説に誤りがあるから、
日本の雇用・労働環境に問題がないと言っている訳ではありません。

最終章では、改革が必要であるという認識を示し、
海老原さんとしての、改善案を提示しています。

本書の中では、発言の一部だけを切り取って
反証しているように見えるところもありますから、
100%海老原さんが正しいとは言い切れません。

しかし、海老原さんの全体を鳥瞰するものの見方や、
データーを分析して論理的に正しい事実を導く過程は
かなり参考になるものでした。

まさに、エンゼルバンクの海老沢嗣生が井野真々子の
常識を次々と覆すイメージそのもの。

但し、章の最後にエンゼルバンクの1シーンが挿絵として
掲載されていますが、あまり本文と関係のないシーンなので、
私には、少ししっくりこない感じが残りました。

この本から何を活かすか?

本書の中で、ちょっと気になったのが、
「人口に比例せず、偉大なトップは生まれている」
ということを説明する図表。

総理大臣、金メダリスト、ノーベル章受賞者、大リーガー、
海外リーグ所属のサッカー選手を、出生年代別にプロットし、
各年の出生数のグラフに重ねたもの。

要するに、出生数の多い年に各界の偉人が
比例して多く排出されているかを見るための図表です。

ノーベル賞は海外で認められるので、
母数となる出生数と比較し、どれだけ優秀な人材が
輩出されているかを検証することが、ある程度できると思いますが、
総理大臣はどうでしょうか?

任期の長短があるにせよ、排出する母数が多くても少なくても、
日本に総理大臣は1人ですから、これをプロットしても
あまり参考にならないような気がします。

また、海外で活躍するスポーツ選手も、最初の開拓者が
活躍して道が開けるかどうかが大きく影響しますし、
そのスポーツの日本全体のレベルアップにも関係しますから、
一概に、出生数と活躍した人の数を比べても、
意味を持つ分析かどうかは疑問が残るところです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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考え・書き・話す3つの魔法

考え・書き・話す3つの魔法
考え・書き・話す3つの魔法
(2009/04/23)
野口 吉昭 商品詳細を見る

満足度★★★★

ビジネスの基本である「考え、書き、話す」ことを
全て「3つ」で組み立てたり、整理する方法を学ぶ本です。

著者の野口吉昭さんは、「3つ」の持つパワーが
あまりにも絶大のため、「3つの魔法」と呼びます。

本書の良い点は3つあります。

一つ目は、フォーマット化されていること。

  ・考えは、ロッジックツリーで枝を3つに分岐させて整理する
  ・文章は、結起承の3つで構成する
  ・プレゼンは、総論・各論・結論の3段階で組み立てる

二つ目は、シンプルであること。

  ・全てが「3つ」で統一されていて、分かりやすい
  ・文章が簡潔で明瞭に書かれている
  ・166ページの本で、30分程度で読むことが可能

三つめは、凝縮させて本質をついていること。

  ・大事なことだけが書かれ、無駄がない
  ・最小の努力で最大の効果をもたらす
  ・本質をついているので、応用範囲が広い

実は、この3つの特徴は、本書の中で“「3つ」を使った自己紹介”の
事例でメリットとして挙げられていた内容そのもの。

本書の特長にもあまりにも合致していたので、
そのまま使わせていただきました。

野口さんによると、米オバマ大統領が選挙の時に使った
「Yes,We Can!」も、3つ単語から構成されているフレーズなので、
3つ魔法のエネルギーが発揮されたと説明されています。

実際に、野口さんが説明する通り、考え、書き、話すことを
3つで分類・構成すると、簡単に大きな効果をもたらすでしょう。

但し、あまりにも便利なので、過剰に「3つ」にこだわりすぎて、
4つ目、5つ目に大事なことが隠れている場合を
見落とさないようにしたいものです。

世の中の全ての事象が「3」で表せることはありませんので、
「3つの魔法」が「3つの呪縛」にないように、
柔軟に使いこなす必要があると思います。

参考までに、このブログで今までに紹介した
野口さんの著作は次の3冊。

  ・コンサルタントの「質問力」
  ・「ウェイ」のある強い経営
  ・コンサルタントの習慣術

ここで「偶然にも3冊!」と一瞬考えた私自身が、
ひょっとすると「3つの呪縛」に陥っていたのかもしれません。

この本から何を活かすか?

「3つずつに枝を分岐させたツリーの活用」

私の過去の読書メモを、ツリー状のフォーマットで
いくつか整理してみました。

実際にやってみると、メモしたものを再度まとめ直す作業は、
ちょっと面倒でしたが、余計な枝葉がカットされ、
本質がスッキリと見えやすくなった感じがしました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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天才! 成功する人々の法則

天才!  成功する人々の法則
天才! 成功する人々の法則
(2009/05/13)
マルコム・グラッドウェル 商品詳細を見る

満足度★★★

天才の作られ方について分析した本。

著者はマルコム・グラッドウェルさん。
日本でも、名著「ティッピング・ポイント」が有名です。

本書のキーワードは「アウトライアー(outliers)」。

これは統計上の「外れ値」のことで、本書ではいろいろな分野で
並外れた成功を収めた人々をアウトライアーと呼んでいます。

最近では、天才は「1万時間の法則」によって作られると、
多くの方が語っていますが、グラッドウェルさんが注目するのは
1万時間の本人の「努力」ではありません。

ひとつのことに、1万時間打ち込むことを可能にした「環境」です。

もちろん、本人の才能と努力も欠かせない要素ですが、
それ以上に「驚くべき好機」が、本当の成功者をつくる
決定的な要因であるとグラッドウェルさんは説明します。

ビル・ジョイさん、ザ・ビートルズ、ビル・ゲイツさんなど
天才として成功した人たちを作り上げた環境。

一方、IQ195で人類稀に見る天才的な頭脳を持ちながら、
成功とは言えない人生を送るクリス・ランガンさんの環境。

この2つの環境を対比することで、グラッドウェルさんは
努力と資質以外の要因が、いかに決定的な影響を及ぼすかを
浮き彫りにしています。

本書の後半は、訳者の勝間和代さんの主張が
入ってきている感じがあり、その辺りは好みが分かれる
ところかもしれませんが、全体的に興味深い内容でした。

但し、グラッドウェルさんが言うように、
「驚くべき好機」が来なければ、成功にはたどり着けないかもしれませんが、
少なくとも、いつ「驚くべき好機」が来てもいいように
準備を欠かせないことも肝に銘じておくべきでしょう。

私は、本書を読んで、子どもを取り巻く環境が、
将来その子の歩む人生に大きく影響することを実感しました。

本当の意味で子どもにいい環境を与えているかどうかを
いま一度、妻と話し合ってみようと思います。

この本から何を活かすか?

本書で紹介されていた「レーヴン漸進的マトリックス検査」。

いわゆるIQテストですが、興味がある方は、
こちらのサイトで同様のテストが可能です。

また、本書で紹介されていた、IQ195のクリス・ランガンさんが、
テレビ番組「1VS.100」に出演した時の映像はこちら。



ちなみに、司会を務めるのはNHKで放送されていた
シットコム「フルハウス」でお父さん(ダニー・タナー)役だった
ボブ・サゲットさんです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

| 成功哲学 | 10:35 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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エンタメ通訳の聞き方・話し方

エンタメ通訳の聞き方・話し方 (PHP新書)
エンタメ通訳の聞き方・話し方 (PHP新書)
(2009/04/16)
小林 禮子 商品詳細を見る

満足度★★★

ピンク・フロイド、アーノルド・シュワルツネッガー、ポール・マッカートニー、
デビッド・ボウイ、レオナルド・デカプリオ、ジョージ・クルーニー・・・

多数の海外セレブ達の通訳を務めた小林禮子(のりこ)さん。

本書では、小林さんがエンタメ通訳者として培ってきた
コミュニケーションの極意を、セレブ達の裏話しを交えながら伝えます。

ちなみに、エンタメ通訳者とは小林さんの造語で、
ビジネスや会議の通訳とは一線を画すもの。

  ・会議通訳は、「線」の英語で聞き、「線」の英語で答える
  ・エンタメ通訳は、「面」の英語で聞き、「面」の英語で答える

小林さんは、「線(リニア)」と「面(ホリゾント)」という
概念でこの違いを説明しています。

簡単に言うと、「線」の仕事は、深堀して専門性に磨きをかけ、
「面」の仕事は、興味を広く持ちホスピタリティを優先させる
イメージでしょうか。

小林さんがスゴイのは、もてなす相手のセレブにも、
ホスピタリティを要求してしまうこと。

その中でも、「オリバー・ストーンを叱ったのり子さん」の
エピソードは圧巻です。

映画監督のオリバー・ストーンが来日の際に、日本の若手監督と
パネル・ディスカッションを行うイベントがあったそうです。

会場入りしたオリバー・ストーンは、集まった人数の少なさに
機嫌をそこね、不満を漏らし舞台と反対方向に歩きは始めました。

そこで小林さんが、彼の手を握り一言。

  「行っちゃだめ。
  聴衆が一人もいなくても、さっき会った若手の監督たちは
  あなたと話しをするのをとても楽しみにしているのよ。
  彼らのためにもやるべきだわ」

この後、オリバー・ストーンは舞台に戻っただけではなく、
来日するたびに、小林さんに通訳を依頼するようになったそうです。

本書で紹介される事例は、一見、外国人と日本人の意思疎通を図る
特殊な仕事のように思えますが、本質的には人と人がスムーズに
コミュニケーションするための心構えが語られています。

  「“いつでもどこでも誰とでも”コミュニケーションできる通訳」

これは、小林さんが目指すエンタメ通訳者の姿ですが、
通訳者ではない私にとっては、
「“いつでもどこでも誰とでも”コミュニケーションできる人」
と置き換えて小林さんの体験を参考にしました。

また、本書は小林さんの人柄が溢れ出ているのも魅力の一つで、
読むと温かい気持ちになれる一冊です。

(本日の記事は、セレブ名ついては敬称略で記載しました)

この本から何を活かすか?

  「ダウンしてからふたたび立ち上がる前にゴロンと回転」

面で仕事をしている小林さんは、
ダウンした時にも、立ち上がる際に一度ゴロンと回転して
少し違う位置で立ち上がることを心がけているそうです。

ゴロンすると、これまでと視点や景色が変わり、
これまでやろうとしなかったことも、やる気になるとか。

私も日常生活の中で、ゴロンする発想を取り入れ、
少しでも視野を広げたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

| 交渉術・伝える力・論理・人脈 | 10:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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