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ザグを探せ!

ザグを探せ! 最強のブランドをつくるために
ザグを探せ! 最強のブランドをつくるために
(2009/09/17)
マーティ・ニューマイヤー 商品詳細を見る

満足度★★★

タイトルにある「ザグ」とは何か?

これは、「ジグザグ」のザグ。

著者のマーティ・ニューマイヤーさんは言います。

  みんなが「ジグ」なら、あなたは「ザグ」。
  つまり競合相手とはまったく違う方向へ進み、
  まったく違うものを見つけ、形にすればいい。

ちなみに、英和辞典で確認してみると、

  zig : ジグザグに進む過程の中で、zagに対して最初の動き
  zag : ジグザグに進む過程の中で、zigのあとに続く変化

それぞれ独立した(?)意味もあるようですね。

今まで、ユニーク・セリング・プロポジション(USP)は、
独自の売りとして、マーケティングで必須とされてきました。

しかし、「USPは通用しなくなった」とニューマイヤーさんは言います。

なぜなら、消費者は買わされるのを嫌がっているから。

私たちを取り巻く環境には、「商品」・「機能」・「広告」・
「メッセージ」・「メディア」の5つの氾濫(クラッター)があり、
企業が戦うべき相手は、消費者が氾濫から身を守るために作った
「心の壁」になっているようです。

その壁を突き破るために、必要とされるのが「ザグ」。

これは「過激な差別化」。

「良さ」と「違い」を兼ね備えたアイディアをみつけることが、
ザグ探しのコツのようです。

本書の前半は、理論編でザグ探しのヒントが説明され、
後半では、ワークを行ないながらザグを探すプロセスを学びます。

この後半の演習で、17ステップでザグをデザインする過程が
体験できるので、うまく理論から実践への橋渡しが、
できている感じがしますね。

正味150ページの内容に、ポイント集やオススメ本、用語解説が
付録として記載されているので、
かなりコンパクトにブランディングが学べる本になっています。

自らザグを実践する、ニューマイヤーさんが経営する
ブランディング専門のシンクタンク、ニュートロン社のサイトはこちら

この本から何を活かすか?

  「私たちのブランドは、(         )、
  唯一の(    )である」

1つ目の空欄では、ザグの内容を説明します。
2つ目の空欄には、カテゴリーの名前を入れます。

簡潔に表現できなかったり、「唯一」という言葉が使えなかったり
する場合は、ザグがないことになるようです。

当ブログについて、空欄を埋めてみました。

「このブログは、本を読んだ後のアクションを示す
唯一のビジネス書ブログである。」

看板に偽りがないように、頑張らなくては・・・

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

| ブランディング | 06:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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凄い時代

凄い時代 勝負は二〇一一年
凄い時代 勝負は二〇一一年
(2009/09/02)
堺屋 太一 商品詳細を見る

満足度★★★

堺屋太一さんは、何を「凄い」といっているのか?

2008年7月の北海道洞爺湖サミットで主要8カ国の首脳は
インフレ対策について話し合いました。

2009年7月のイタリアのラクライで開催された首脳会議では
国際金融の建て直しと不況対策が論じられました。

堺屋さんは、この1年での振幅の幅、大きな変化に対して
「凄い」と表現し、今後、「二番底」が到来することを予測します。

そして革命的改革期が2011年に始まる。

その背景にあるのは「知価革命」。

知価革命とは、豊かさの基準が大きく変わること。
財物の豊かさから、満足の大きさへ。

この時、日本のとるべき道は?

可能性としてありうるのは、次の3本の道のようです。

  1. アルゼンチン化−改革が行なわれず、発展途上国に逆戻り
  2. 中国を中心としたアジア共同体をつくる
  3. 官僚主導とモノ造り依存を捨てる知価革命の道

堺屋さんが期待するのは、3番目の明治維新的改革です。

公務員を「身分」から「職業」へ、地域主権型道州制、財政改革、
教育の目的を変える、積極的な開国、世界へ先駆けた好老文化の構築。

これらの政策の中で、堺屋さんがメインと考えるのが、
公務員改革とシルバー・ニューディール政策です。

本書では、世界の変化の流れを読みつつ、
堺屋さんらしい、日本への提言がなされています。

本書の中心となるキーワードは、脱工業化社会を表すコンセプトとして、
堺屋さんが20年近く前から唱えている「知価革命」。

アメリカやイギリスでは、1980年代から知価社会化が進み、
日本は工業化社会から脱していないとの話しでした。

個人的な見解では、消費社会のアメリカが財物志向から脱し、
「知価革命」が実現されたとも思えませんし、
仮に「知価革命」を行なった後の姿がアメリカだとすると、
日本がそれを手本にするべきかどうかは、疑問が残ります。

この本から何を活かすか?

先日紹介した、ジャック・アタリさんもそうですが、
堺屋さんも、これから更に世界経済は悪くなると見ています。

短期トレードとしては、マーケットの方向についていく。
長期投資としては、誰もが逃げ出したタイミングで仕込んでいく。

どちらの戦略が良いかは、その人との相性です。

いずれにせよ、自分で決めた指数の定点観測を怠ってはいけません。
ちなみに、以下、私が毎週末にチェックするVIX指数です

VIX

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| 社会・国家・国際情勢 | 06:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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たまたま

たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する
たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する
(2009/09/18)
レナード・ムロディナウ 商品詳細を見る

満足度★★★★

本書に出ていた、設定が面白い確率の初歩の問題をひとつ。

  デューク大の2人の学生が、遊んでいて化学の期末試験に遅れました。
  2人は、担当教官に一緒に乗っていた車のタイヤが1つパンクしたと
  ウソの説明をして、再試験をしてもらうよう頼みました。
  教官は同意し、2人を別々の部屋に入れ受験させました。
  表に書かれた最初の問題は5点満点。裏をめくると2問目は95点満点で、
  「パンクしたのはどのタイヤだったか?」という問題。
  ウソをついた2人の学生が同じ答えを書く確率はいくらでしょうか?

出典は「モンティ・ホール問題」で有名な、IQ228を誇る
マリリン・ヴォス・サヴァントさんのコラム「マリリンに聞け(Ask Marilyn)
からのようです。答えは後ほど。

本書の原題は「The Drunkard's Walk(酔っ払いの千鳥足)」。

なぜ、私たちは「たまたま」を「やっぱり」と勘違いしてしまうのか?

本書では、身のまわりの世界における「偶然(ランダムネス)」の
役割や作用を様々な具体例を用いて説明します。

著者のレナード・ムロディナウさんは、理論物理学者で、
あのリチャード・ファインマンさんに直接教えを受けていたそうです。

大ヒット映画もコイン投げと同じ、DNA鑑定の本当の精度、
宝くじを買占めた投資集団、統計でパン屋のいかさまを見破ったポアンカレ、
ワイン格付けの信頼性、O.Jシンプソン裁判の弁護側戦略、
11年連続市場を正しく予測した男、ビル・ケイツの幸運・・・

確率・統計の歴史をたどりながら、日常に潜むランダムネスの
トピックが広い範囲で扱われています。

本書を読むと、私たちがいかに「たまたま」に左右され、
誤った認識や判断をしているかがよく分かります。

邦題や装丁からすると、同じダイヤモンド社から出版されている
ナシーム・ニコラス・タレブさんの「まぐれ」を意識した作り。

テーマも似ているので、二番煎じを心配しましたが、
読んでいるうちにそんなことは忘れ、
ムロディナウさんの独特の世界に引き込まれていました。

この手の本を読みなれない方には、少々読みにくいかも知れませんが、
ランダムネスの振る舞いを理解すると、
いろいろなものの見方が違ってくるかもしれません。

ホーキング博士が本書を絶賛しているのがよく分かります。

この本から何を活かすか?

さて、冒頭の確率の問題ですが、答えは1/4。
可能性の一覧に分解する練習です。

本書の巻末の解答をそのまま記載すると、

  右の前タイヤを「RF」、右後タイヤを「RR」・・・などと記述すると、
  2人の学生の答えの組み合わせは、
  (RF,RF)(RF,RR)(RF,LF)(RF,LR)(RR,RF)(RR,RR)
  (RR,LF)(RR,LR)(LF,RF)(LF,RR)(LF,LF)(LF,LR)
  (LR,RF)(LR,RR)(LR,LF)(LR,LR)
  の16通りで、この内一致しているのは4通り。
  したがって確率は16分の4、すなわち4分の1。

さて、軽くウォーミングアップができたところで、
ご存じない方のために、一大論争を巻き起こした、
「モンティ・ホール問題」を紹介しておきましょう。

  テレビのゲーム番組で、競技者が3つのドアの選択権を得られるとします。
  1つのドアの後には車が、残りのドアの後にはヤギがいます。
  競技者が1つのドアを選択したあと、すべてのドアの後に何があるかを
  知っている司会者が、選ばれなかった2つのドアのうち1つを開けます。
  そして競技者にこう言います。「開いていないもう一つのドアに選択を
  変えますか?」選択を変更することは競技者にとって得策でしょうか?

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| 数学 | 09:27 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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東大×ハーバードの岩瀬式!加速勉強法

東大×ハーバードの岩瀬式!加速勉強法
東大×ハーバードの岩瀬式!加速勉強法
(2009/08/21)
岩瀬 大輔 商品詳細を見る

満足度★★★

現役で東大法学部に進み、在学中に司法試験に合格、
卒業後はボストン・コンサルティング・グループ(BCG)を経て、
ハーバード・ビジネススクール(HGS)に留学してからは、
ベイカー・スカラーを獲得。

本書は、その最強の学歴を誇る岩瀬大輔さんの
勉強法の秘密を公開した本です。

ちなみに、ベイカー・スカラーとはHBSの上位5%の
成績優秀者に与えられる称号。

岩瀬さん以外の日本人で、過去に受賞したのは、
堀紘一さん、御立尚資さん、名和高司さんだけ。

さて、本書で紹介される勉強法は、
「スロー・イン/ファースト・アウトの学び方」。

準備にたっぷり時間をかけ、構造を見切り、肌感覚を養いながら、
十分に助走をとったうえで、一点突破を図る。

ポイントは、最初は成果が出なくても、後から巻き返せるので
あせらず入念な準備を行なうことのようです。

岩瀬さんの努力の量が分からないので、誰がやっても同じように
成果が出るかどうかは不明ですが、参考になる点は多くあります。

HBSベイカー・スカラーの秘密。

  1. 時間をかけて予習をすること
  2. 対象から離れた別の視点をもって発言する
  3. 目の前のタスクを全力で素早くこなす

  岩瀬さんはHBS卒業後しばらくしてから、世界各国で活躍する
  当時の仲間と、スカイプで電話会議をして盛り上がったそうです。

  その翌日、スロバキアの仲間から、
  「1年目のマーケティングでやったフォルクスワーゲン・ビートルの
  ケースのメモ持ってない?」とメールがみんなに送られました。

  岩瀬さんは、10分後に当時の手書きメモ5枚をスキャンして
  電話会議に参加していた仲間に一斉送信。

  するとアメリカの別の仲間から、メールが届いたそうです。

  「昔のメモがこんなにすぐ出てくるなんてすごいなぁ。
  みんな、これがベイカー・スカラーの秘密だ!」

なかなか、真似することのできないエピソードですが、
できることにを全力で即座にやるのが、一転突破の秘訣のようです。

個人的には、本書で紹介されていたBCGの鉄則、
「30分考えて答えが出なかったら、誰かに議論をふっかけろ」
が参考になりました。

<参考>
岩瀬さんの背中を押したキャリア理論「プランド・ハプタンス」の記事
その幸運は偶然ではないんです!(J.D.クランボルツさん)

この本から何を活かすか?

岩瀬さんは司法試験の勉強をしていた時代、
伊藤真さんの授業のテープを擦り切れるほど何度も聞いたそうです。

どんな時も1.5倍速で徹底的に聞き続け反復することで、
知識や考え方を身体に染み込ませたとか。

私がトータルで一番聞いているのは、
NHKラジオ「実践ビジネス英会話」の杉田敏さんの声だと思いますが、
岩瀬さんの聞き方には遠く及びません。

それでも、今日もこれから、
「実践ビジネス英会話」の放送を聞きたいと思います。

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| 勉強法 | 10:40 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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1時間で御社の売上を伸ばす 販促鉄板ワザ40

1時間で御社の売上を伸ばす 販促鉄板ワザ40
1時間で御社の売上を伸ばす 販促鉄板ワザ40
(2009/09/11)
竹内 謙礼 商品詳細を見る

満足度★★★

本書の目的は、読後「1時間以内」に売上をUPさせること。

そのためにマーケティングの難しい理論などは一切書かれていません。

著者は「会計天国」が素晴らしかった、
経営コンサルタントの竹内謙礼さん。

  「最初に断っておくが、本書はあまり深く考えて読む本ではない。
  “売上が伸びないなぁ”と頭を抱えている時に、“手っ取り早く
  売上を伸ばす方法はないかなぁ”と思って、さっと手を伸ばして読む
  “ネタ帳”みたいなものである。」

この割り切ったコンセプトが、非常に小気味イイ感じがします。

  第1章 「スピード改善」ベスト10
  第2章 「売れる商品・サービス企画」ベスト10
  第3章 「激売れネーミング・キャッチコピー改善」ベスト10
  第4章 「爆発集客テクニック」ベスト10

「簡単」・「わかりやすい」・「スピーディー」をモットーとした
40個の販促アイディアが紹介されています。

また、各アイディアには実践に移すための5ステップが示された
「アクションシート」が掲載されているので、それだけ読めば
1時間といわず、わずか5分で売上を伸ばすための行動が起こせます。

実際に書かれている内容を見てみると、「鉄板」だけあって、
はじめて聞くような奇抜なアイディアはありません。

  ・「電話番号」を大きく載せなさい
  ・チラシやホームページに「携帯番号」を載せなさい
  ・営業時間をずらしなさい
  ・「はじめてセット」をつくりなさい
  ・イベントは「こじつけ」から考えなさい

小回りの効く中小企業で効果を発揮しそうなアイディアが多い感じです。
いずれも、聞いたことがあるものばかりかも知れません。

しかし、いざ実行に移そうとすると、
当たり前すぎて、意外と思い出せなかったりします。

ですから、まず本書の目次で「当たり前チェック」を行い、
できていない項目がないかを確認し、
その項目だけ読んで、即実行するのが本書の有効な使い方。

  「ネットビジネスに見切りをつけなさい」

竹内さんのプロフィールに書かれている
楽天やビッターズでの輝かしい実績からすると、
この発言はちょっと意外な感じがします。

しかし、ネットショップのノウハウを知り尽くしているからこそ、
費用対効果を考えて、こんな大胆な提案ができるのでしょう。

少し話しはそれますが、個人では
身につけるのが当然視されている「英語能力」についても、
私は同じように感じることがあります。

実用レベルになるには、かなりの時間投資が必要ですから、
人によっては、英語の勉強に早々に見切りをつけて、
他の能力を磨くために、その時間を割り当てるといった
選択もアリのように思えます。

この本から何を活かすか?

販促といえば、当ブログではAmazonのアフィリエイトに登録しています。
その点について、ちょっと考察。

そもそものアクセスを増やすための工夫は別にして、
ブログで本を売るための「鉄板」は

  ・ブログ記事のネーミングの工夫する
  ・売れ筋本ランキングの掲載
  ・振り返り記事の掲載
  ・「〇〇するための10冊」的なまとめ記事の掲載
  ・イメージ写真の多様

などが思いつきます。

あまり、このブログでは力を入れていないことばかり。

やればもっと本が売れるようになると思いますが、
このブログの本筋から外れるような気がするので、
多分、今後も積極的には行なわないと思います。

それでも、このブログを経由してAmazonで本を
買っていただだく方も多いので、日々、感謝をしております。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

| マーケティング | 06:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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