活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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幸福の「資本」論

満足度★★★★
付箋数:25

  「この本が生まれるきっかけは “幸福な人生” 
  の土台についてライターの渡辺一朗さんから
  インタビューを受けたことで、それをもとに
  過去の著作をアップデートするかたちで
  一冊にまとめました。(中略)
   “人生設計については書きつくした” 
  という気持ちがあったのですが、今回、
   “3つの資本=資産のポートフォリオ” 
  という視点から幸福の “資本” 論を
  まとめてみると、また新しい発見が
  あることに気づきました。」

本書は、私たちが持つ「3つの資本」から、
「幸福に生きるためのインフラ」の設計に
ついて考察する本です。

著者は、『マネーロンダリング』や
お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方
などで知られる橘玲さんです。

橘さんの著作は、独自の視点と、
そこからスキのない論理を組み立て、
身も蓋もない結論に辿り着くのが特徴です。

本書は、過去の著作の集大成的な意味合いも
ありますが、橘さんらしい特徴の出た本に
なっています。

人によっては、「理屈っぽい」と感じますし、
一方では「目から鱗」と感じる方も多いと
思います。

さて、本書は「人の幸せ」を築くための
「3つの土台(インフラ)」に焦点を当てて
いますが、3つとは、「金融資産(資本)」と
「人的資本」と「社会資本」です。

これらは、幸福の条件として「自由」、
「自己実現」、「共同体=絆」の3つを
挙げたときに、それぞれに対応するものです。

金融資産とは、そのものズバリ、
持っている(換金できる)お金のこと。

人的資本とは、その人の稼ぐ力のことで、
富の源泉になります。

社会資本とは、「つながり」、すなわち
人間関係のことです。

ちなみに、この3つの土台の中でも、
極めて重要なのは社会資本です。

なぜなら、「幸せ」は社会資本からしか
生まれないからです。

この3つの土台は、きわめてシンプルですが、
だからこそとても強力です。

本書の提案に則って正しく人生を設計すると、
誰でも「幸福の条件」が手に入ると
橘さんは述べています。

本書では、「超充」、「リア充」、「旦那」、
「金持ち」、「退職者」、「ソロ充」、
「プア充」、「貧困」の8つの人生パターンと
3つの土台の関係を見ていきます。

例えば、プア充は金融資産と人的資本を
ほとんど持っていませんが、社会資本だけを
持っています。

また、退職者は金融資産だけを持った人で、
ソロ充は人的資本のみを持った人になります。

  「資本をひとつしか持っていないと、
  ちょっとしたきっかけで貧困や孤独に陥る
  リスクが高くなることがわかります。
  それに対して2つの資本を持つことができれば、
  人生の安定感ははるかに増すでしょう。
  ただし3つの資本=資産を同時に持つ
   “超充” になることはおそらく不可能です。
  ―― その理由はお金と共同体の道徳が
  対立するからです。」

本書を読んだかたといって、幸福感が
高まる訳ではありません。

本書の幸福論を、何かしら自分の人生に
生かすのか、ただの幸せの結論として
認識するのかは、読者次第だと思います。

この本から何を活かすか?

  「マイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』は、
   “幸福” とは何かを考えるうえで必見の
  映画です。(中略)
  富も名声もなにもかも手にしたスーパスターは
   “幸福” だったのでしょうか。人生の最後まで
  理想のエンタテインメントを追求したという
  意味では、本望だったのかもしれません。
  しかし『THIS IS IT』を観て、マイケルの
  人生に憧れるひとはいないでしょう。
  その表情からは、とてつもないプレッシャーに
  押しつぶされていく苦痛しか伝わってこない
  のです。」

私も『THIS IS IT』は見ましたが、
橘さんのような視点で考えていませんでした。

確かに、「限界効用の逓減」があることが、
わかる実例になっていますね。

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 06:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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この自伝・評伝がすごい!

満足度★★★★
付箋数:24

最初の企画段階では、成毛眞さんが、
「この人のこんなところを真似したい」
をまとめるのがコンセプトでした。

しかし、そんな本を書いても、
「成毛さんが好きな人物のおまとめ」
と言われてもつまらないと考え、
企画内容を変えたそうです。

  「そこで本書は “私が真似したいこんな人の
  こんなところ” を読者と共有するにあたり、
  その人物に関しての注目すべき才能や
  性格などを把握することができる評伝、
  自伝などを取り上げる。
  私が推薦する本を読みながら、その人物の
  強みを指摘していく、といった設えだ。
  当然、単なる人物伝でも評伝でもない。」

本書は、成毛さんがセレクトした
「すごい人物の本当にすごいところ」
を伝える最強の偉人伝集。

本書は4つの要素から成り立っています。

まず、偉人と呼ばれる人の中から誰を選ぶか。

次に、その偉人について書かれたどの偉人伝
を推薦するか。

さらに、その偉人伝の中から、どの部分を
引用したり紹介するか。

最後に、その引用した部分に対して、
どの切り口で、どんな解釈を加えるか。

  人物 × 偉人伝 × 引用箇所 × 切り口

この4要素の掛け算で書かれたのが本書です。

もちろん、面白い本になるのも、つまらない
本になるのも、最も重要な鍵を握るのは、
最後の「切り口」です。

同じ部分を選んでも、それをどういう視点で
語るかによって、全く違ったものになります。

この切り口に関して、成毛さんは秀逸。

いつも一般の人とは違う、独自の視点を
示してくれますから、本書がつまらない本に
なるはずはありません。

例えば、ノーベル生理学・医学賞を受賞した
山中伸弥さんを偉人として選んだ場合。

成毛さんが山中さんの業績を伝える本として、
選なだのは次の本です。

山中伸弥先生に、人生とiPS細胞に
ついて聞いてみた


この本からピックアップされているのは、
最終ページの「ご支援のお願い」としての
「iPS細胞研究基金」への寄付のお願いです。

そして、成毛さんが山中さんを評する
切り口は、「研究より予算獲得、学問に
収益性を持ち込んだビジネスマン」でした。

成毛さんが山中さんを賞賛しているのは、
山中さんの持つ「金策力」です。

ノーベル賞を獲ったことではなく、
iPS細胞の研究に大金があつまる競争力を
つけたことなのです。

ノーベル賞を獲った偉人をつかまえて、
その研究業績をさて置き、金策力に感服する
とはなかなか言えません。

本書から見えてくるのは、偉人たちの
これまであまり認識されていなかった
意外な強みです。

  「ここに挙げた人物達の凄みは意外な
  ところであった、という読後感が
  読者にはあるはずだ。もちろんそれは
  狙いのひとつだったが、なぜ、
  こんなことが起こるのか。
  それはとかく人が、ひいては世の中が
  美談を急ぐからだ。美談を急げば、
  本質を見失う。今回、私はその本質を
  ついただけなのである。」

本書で選ばれた偉人達は、たまたま男性のみ
になってしまったようです。

最後に女性の偉人伝による「続編」が
予告されているのが嬉しいところです。

本書では、越井隆さんの人物イラストが、
かなりイイ味を出しているので、
続編でもこのタッグでお願いしたいです。

この本から何を活かすか?

本書で紹介されている偉人は次の20人です。
(敬称略)

  イーロン・マスク、小倉昌男、安藤百福、
  土光敏夫、ビル・ゲイツ、ラマヌジャン、
  山中伸弥、中村修二、岡崎慎司、桂米朝、
  十八代目中村勘三郎、タモリ、田中角栄、
  小泉純一郎、ウィンストン・チャーチル、
  安倍晋三、リチャード・ニクソン、
  保科正之、徳川綱吉、横井小楠

この中で、サッカーの岡崎慎司さんに
ついては、「ネガティブ力」に注目して
いるのが面白かった。

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 05:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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知性の磨き方

満足度★★★
付箋数:21

齋藤孝さんは、「知性は、現代社会を
生き抜いて行く上で必要不可欠なものである」
と言っています。

なぜ、知性は必要なのか?

それは、知性がない状況を考えてみると
わかります。

  「未知の現象や未体験の事態に遭遇したとき、
  知性の乏しい人ほど慌てふためいてしまう
  ものです。その姿を客観的に眺めれば、
  天変地異や悪魔や悪霊の仕業であると思い込み、
  必要以上に恐れてきた、文明以前の人類に
  似ているかもしれません。
  ものごとに対して過度の恐怖を抱いてしまうと、
  人は、それを妄想の中で処理してしまう
  ばかりで、いつまでたっても適切な対処が
  できません。」

知性があると、このような状況になりません。

なぜなら、知性とは、困難な問題や
厳しい現実に直面したときに、その原因が
何であるかを見極める力だからです。

そして、取りうる現実的な選択肢を探り、
実際に行動を起こして、対処する力も
知性なのです。

だから、知性は「生き抜く力」なのです。

では、現代に必要な知性は、
どのようにして磨くことができるのか?

知性を磨くための唯一絶対的な方法が
あるわけではありません。

実際に、様々な知性を磨く方法があります。

しかし、本書で齋藤さんが勧めるのは、
「ロールモデル」を持つ方法です。

実在した人物が、知性を武器に困難な時代を
乗り越えたことを追体験することで、
彼らの思考や行動をケースワーク的に
学ぶことが、最も吸収効率がいいようです。

本書では、5種類の知性をその手本となる
人物と共に紹介します。

そこから自分の気質やスタイルに合った
ロールモデルを選び、知性を磨きます。

5種類の知性と、そのロールモデルは、
以下の通りです。

 1.悩みぬくことで鍛えられる知性
  夏目漱石さん

 2.激変する時代を切り裂く知性
  福澤諭吉さん

 3.肚、身体に宿る知性
  西郷隆盛さん

 4.自我を解き放つ知性
  西田幾多郎さん、

 5.探求する者がつかみとる知性
  柳田国男さん、折口信夫さん

私が、本書で注目したのは、
身体論と結びつく知性の代表として、
誰が挙げられるかという点です。

齋藤さんは、これまで多くの著作で
身体論を説いていましたから、
その実践者として誰をイメージして
いたのかを知りたかったのです。

人間の知性を司る器官はどこか?

こう訊かれれば、ほとんどの人は「脳」と
答えることでしょう。

齋藤さんはそれを否定するわけでは
ありませんが、脳とは別の部位から
発せられる知性もあると考えます。

その部位とは「ヘソの下」。

昔から行動力がある人や、危機に際して
怯まない人のことを「胆力がある」とか、
「肝の太い人」と表現することがあります。

肝とは、ヘソの下にある「臍下丹田」の
ことを指します。

その肚ができている代表として、
齋藤さんが本書で紹介しているのが、
明治維新の英雄、西郷隆盛さんでした。

自分の利害にこだわらない、
誰よりも大きな肚を持った西郷さん。

その胆力は、儒学者・佐藤一斎さんが
著した『言志四録』を繰り返し読み、
血肉化することで培われたようです。

本書では、西郷さんのように、
臍下丹田に気を集中させて、
身体性を持って考え、行動することが
勧められていました。

この本から何を活かすか?

  知性は「理解」することで駆動する。

この理解には、分析的理解と直感的理解の
2種類あります。

分析的理解は、頭で考えてわかる理解です。

一方、直感的理解とは、相手になりきり、
自分の感性をフル稼働させる「憑依型」の
理解です。

どちらの理解のタイプに合うかは、
その人の生得的な気質に左右されるようです。

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 06:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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日本人失格

満足度:★★★
付箋数:20

吉本興業に所属するお笑いタレント、
ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんは、
芸能界でも異色の存在です。

テレビとネット、そしてリアルな世界で、
思ったことを発言し、やりたいと思っや事を
自由にやり続けています。

ツイッターで呟いたことに、反論されると、
電話番号を教えて直接、話し合うことさえ
あるようです。

普通の芸能人なら、そんなことをしたら
芸能界から抹殺されると思うようなことも、
涼しい顔をしてやっているように見えます。

なぜ、田村さんはそんな生き方ができるのか?

  「本書では僕のことを、これでもかって
  くらいに明らかにしている。常日頃から僕は、
  この国や社会のあり方、仕事、人間関係
  とかに関して、こんなふうなことを考え、
  思っているんだけどなあ、ということを
  素直に呟いている。」

本書は、田村さんが、これまでどのように
生きてきたか、そして今何を考えているかを
語った本です。

田村さんの自分史を読むとわかるのが、
小さい頃から、周りの様子を俯瞰的に見る
目を持っていたということ。

小学校時代から自分をセルフプロデュースし、
どう振る舞えば大人が喜ぶか分っていました。

メタの視点で物事を見ていたのです。

芸人になってからも、新人時代から
売れる方法を冷静に研究・実践しました。

  「売れている先輩たちをよく見て、
  なぜ売れたのかを考えたのだ。
  その研究成果はすぐに出た。
  売れている理由は、吉本の社員が
  彼らを売ろうと努力して、
  あっちゃこっちゃ率先してテレビ局を
  回ってくれたからだ。
  そりゃそうだよね、ネタは面白いけど、
  楽屋ではツンケンしていて、
  人間的には最低じゃんと思う人には、
  社員は近づかないし、誰も味方になって
  くれないよ。新人の頃は、ああいう
  先輩にはなりたくねえって思ったもんだ。」

そして、田村さんが同じ芸能人からも
一目置かれているのは、人気商売ながらも、
不特定多数の人に認められたいと思って
行動していないからなのだと思います。

自分の大切な人に認められれば十分と
考えて行動しているようです。

  「自分も “承認欲求” があることは認める。
  人間誰しも持っているものだし。
  でも、その認めてくれる人って、
  不特定多数じゃないとダメなのかな?
  僕の場合、さっきも言ったように、
  亮さんと奥さんが笑ってくれているうちは
  大丈夫だと思っている・・・というか、
  彼らさえ認めてくれたら、別にあとは
  世界の誰も、理解も承認もしてくれなくて
  OK。」

こんな考えを持っているので、芸能界で
干されることを気にせずに、好きな行動が
できるのです。

あと田村さんが他人とは違う視点を
持っているのは、普段から当たり前と
思っていることを疑う姿勢を持っているから。

今の常識を疑い、周りの同調圧力に屈せず、
自分の価値観を貫いていく。

それが本書を通じて一番、田村さんが、
言いたかったことなのだと思います。

芸能人の田村さんに関しては、
かなり好き嫌いが別れると思います。

本書では、そんな彼の言動に裏にある
考え方がよくわかりました。

ただし、田村さんの考えの「深さ」は、
あまり伝わってきませんでした。

この本から何を活かすか?

  「人と同じように動いていると、ある意味
  ラクだから、自分でものを考えなくなる。
  人についていけばいいとなる。
  今、日本を覆う一番の大問題は、この
  【思考停止】と【依存体質】にあると思う。」

この思考停止と依存体質から抜け出すには、
自分はこういう生き方をしますという
オリジナルのルールを作ることが必要だと
田村さんは言います。

そうするためには、自分の頭で考えて悩み、
決めたら腹を括って実行するしかありません。

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 06:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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感じるままに生きなさい ―山伏の流儀

満足度★★★
付箋数:20

さくら舎、松原さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

  「 “修験道って何ですか?”
  私はいつもこう答える。
   “大自然のなかに身を置いて、
  感じたことを考える哲学” 
  まず感じること。それから考える。
  その場に身を置かないと
  わからないことって、あるからね。
  だから説明しない。
  俺は修行に入ったらほとんどしゃべらない。
  山伏から聞くんじゃない。
  大自然が先生だ。
  山伏はただつなぐ人。」

修験道とは、山へ籠もって厳しい修行を
行うことで、悟りを得ることを目的とする
平安末期に成立した宗教です。

霊験を得るための山中の修行と加持、祈祷、
呪術儀礼を主とします。

修験道の実践者を山伏と言います。

本書は、山伏の生き方や感じ方を伝える本です。

著者は、羽黒山伏の星野文紘さん。

星野さんは、関ヶ原の戦いの頃から続く
山形県出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)の
宿坊「大聖坊」の13代目。

宿坊とは、お山参りの人たちが泊まるところ。

星野さんの職業は宿坊です。

そして、山伏は世襲の生き方です。

山伏は、山に入り、山中をめぐって、
祈りをあげたり、水があればそこで禊をしたり、
滝に打たれたりします。

夜は夜で勤行、祈ったりする修行をします。

かつては山に籠もりっぱなしの山伏も
いたようですが、出羽三山の羽黒山伏は、
昔から修行しつつ、宿坊を営む
半聖半俗のスタイルのようです。

星野さんは、普段は山麓の宿坊にいて、
修行の時に山に入ります。

また、奥さんもいる妻帯山伏です。

ところで、山伏は、なぜ修行するのか?

  「簡単にいうと、昔の人のような魂に
  するためだ。昔の人たちは魂が強いんだよ。
  だから昔の人の魂の段階に、自分の魂を
  持っていけばいいわけだ。
  魂を強くして、その感じたことが答えだから。」

魂を強くすると、見えないものが見えてくる。

それは、考えのではなく、
感じれるようになることです。

すべての基本は感じることにあり、
感じることを中心に生きると、
トラブルにならないと星野さんは言います。

頭を使うから、トラブルになり、
考えるから難しくなると。

これは、あのブルース・リーさんが、
映画「燃えよドラゴン」で言ったセリフ、
「Don't think. Feel!(考えるな!感じろ!)」
と同じ考えですね。

では、なぜ、修行をするのは山なのか?

山を神聖なものとする山岳信仰は、
古代ギリシャのオリンポスや中国の五岳信仰
など古くから世界中で見られます。

日本では縄文時代から、狩りの獲物を
もたらすのは、山であることから、
山に対する感謝と畏敬の念をもって
始まったとされています。

山は生命の源で、生きとし生けるものは
すべて山から生命をいただいていると
考えるから、山で修行をするのです。

また、星野さんは、ハイキングや登山の人は、
「もったいない」と思っています。

なぜ、もったいないかというと、
山に入っても「お祈り」をしないから。

ハイキングや登山で、自然を感じるのは
いいことですが、お祈りをすると、
その先が見えてくるといいます。

私はこれまで山伏の方の言葉を聞く機会が
なかったので、本書は非常に新鮮でした。

この本から何を活かすか?

星野さんの宿坊、大聖坊では、
山伏の修行体験ができます。

出羽三山をめぐる2泊3日の修行で、
毎年、7月から8月にかけて行われています。

白装束を着て山を歩きますが、
これは、実は死に装束。

山に入って修行することで、いったん死んで、
生まれ変わるということだからです。

修行体験は、死と再生、生まれ変わりを
体験できるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 07:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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