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壁を壊す

壁を壊す
壁を壊す
(2007/11/02)
吉川 廣和 商品詳細を見る

満足度★★★

もし、信用力のある老舗の大企業が、
ベンチャー企業の柔軟性と適応力を身につけたら?

まさに鬼に金棒です。

ただ、現実的には、歴史のある企業ほど、
そんなことは、ほぼ不可能に近いことでしょう。

しかし、実際にそれをやってのけた企業があります。

その企業こそが、本書で語られるDOWAホールディングス(株)。

1884年創業で、国内に優良鉱山を持ち、非鉄金属の生産を
主な業務としてきた企業です。

本書では、その100年以上の歴史を持つ企業が、
徹底して「破壊」をしながら改革をヤリ抜く様子が描かれています。

その成果は、7年余りの改革で経常利益が10倍、
売上高経常利益率4倍、ROAが7.5倍と目覚しい数字を残しています。

そして、できあがった企業の姿は、まさにベンチャー企業。

仕切りのないオフィス、フリーアドレス制、ペーパレス化・・・

この改革では、「形から入る」をキーワードに、
様々な形で企業に存在する「壁」を破壊していきます。

本社の仕切り壁、役員室の壁、業界の常識の壁、人の心の壁など、
物理的なものから、目に見えないものまで。

現在のDOWAホールディングスは、「恐竜」が恒温動物になり、
更に、少ない食料でも生き長らえるように進化したようなものです。

歴史のある企業は、本書から多くのことを学べるでしょう。

この本から何を活かすか?

本書の改革を実行した、同社現会長の吉川廣和さんは、
「形から入った」ことが、成功の一つの要因と述べています。

私は昨日の記事で、トレーニングに少し力を入れる
決意をしました。

最初は「形から入る」ことも大事ということで、
トレーニングウェアを新調することにしました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  

| ビジネス書とか | 10:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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マイクロトレンド

マイクロトレンド―世の中を動かす1%の人びと
マイクロトレンド―世の中を動かす1%の人びと
(2008/04)
マーク J.ペンE.キニー・ザレスン 商品詳細を見る

満足度★★★

先日、記事にした「マインドセット」の著者、
ジョン・ネスビッツさんは、
ベストセラーになった「メガトレンド」で有名ですが、
本書は、それと対極にある「マイクロトレンド」です。

著者は、PR会社バーソン・マーステラCEOで、
ヒラリー・クリントンさんの選挙アドバイザイーも務めた
マーク・J・ペンさん。

  「私たちの身の回りには、かつてないほどの選択肢が溢れ、
  もはや誰もが夢中になる巨大トレンドは存在しない。
  その代わりに、1%のマイクロトレンドが、
  世の中に大きな影響を及ぼすようになった。」

このようにペンさんは説明します。

「80対20の法則」に対して、「ロングテールの法則」が提唱されたように、
「メガトレンド」に対しての「マイクロトレンド」といった感じでしょうか。

本書のマイクロトレンドは、「ある嗜好を持つ人々(グループ)」
としてまとめられています。

紹介される41項目は、“マイクロ”と言いつつも、
自分も含め、けっこう身の回りに該当する人がいて、
興味深く読むことができます。

私の友人で、札幌から首都圏へ通勤している変わり者がいますが、
本書でも「超長距離通勤者」がマイクロトレンドとして
紹介されていたのには、驚きました。

  「木々をつぶさに見たことで、森全体の様子が違って見えた」

とペンさんは書いていますので、身の回りで起こっている
小さなトレンドでも、大きな影響力を持つものがないか
注目していきたいところです。

この本から何を活かすか?

訳者の吉田晋治さんは、日米での事情の違いを考慮して、
原書より41項目を抜粋して翻訳したと、
「訳者あとがき」に書いています。

何が、省略されたかが気になりましたので、
Amazon(USA)で原書「Microtrends」を
“なか見!検索”で見てみました。

原書は、75項目のマイクロトレンドが紹介されている様子です。

章立ても異なっていて、「Race and Religion」と「International」
の章が翻訳版にはないようです。

こちらも、読んでみたいところですが、
そこまで時間に余裕はなさそうです。

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| ビジネス書とか | 10:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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闘う経済学

闘う経済学―未来をつくる公共政策論入門
闘う経済学―未来をつくる公共政策論入門
(2008/05)
竹中 平蔵 商品詳細を見る

満足度★★★★

経済学者と政策実行者の両方の立場を経験した
竹中平蔵さんならではの、両者の隙間を埋めることを
目的に書かれた本です。

壮絶な小泉改革の内幕を綴った本としては、
構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌」が記憶に新しいですが、
本書は、そこまで生々しくありません。

この本では、いま一度、経済学の基本に立ち返りつつ、
もう少し冷静に、経験を実際の政策の場で生かすための
提言が、明快な語り口で書かれています。

とは言っても、熱い男・竹中平蔵さんですから、
本書でも後半に行くにつれ、経済学の話しよりも、
命を削るようにして推し進めた、政策現場でのバトルの話しが
次第に多くなっていきます。

そこに、大臣として経験したディテールの描写、
例えば、閣僚応接室の床の模様や閣議室から見える風景などの
描写が加わり、ドキュメンタリーとしての要素も
本書では、楽しむことができます。

本書は、象牙の塔から出ようとしない同僚の学者に対しての、
呼びかけであると同時に、未来を創っていく若い世代へ向けての、
闘うことの大切さを示す、熱いメッセージでもあるような気がします。

この本から何を活かすか?

小泉改革で、竹中さんぐらい批判の矢面に立たされた人はいません。

竹中さんは、あの、強烈なバッシングを、
どのようにして耐えたのか?

受けた批判に対し、竹中さんは「けっこう面白い」
との余裕のコメントを本書に残しています。

実は、“批判には3パターン”あって、
これを事前に理解していれば、受けた批判を冷静に見ることもでき、
同時に反撃としても使うことができると、竹中さんは説明しています。

ちなみに、これがその3パターンです。

  1. 常に逆のことをいうコントリアン的批判
  2. 具体的でない「永遠の真理」をいう批判
  3. 「ラベル」を貼って決めつける批判

修羅場をくぐった竹中さんからは、
人が闘って生き抜く術として、学ぶべき点が多くありますね。

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| ビジネス書とか | 11:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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マインドセット ものを考える力

マインドセット ものを考える力
マインドセット ものを考える力
(2008/05/16)
ジョン・ネスビッツ 商品詳細を見る

満足度★★★

未来を読み解くための、考え方を学ぶ本です。

  「同じ雨でも、降る土地によって育つ植物が異なる。
  ものの考え方は雨の降る土地であり、
  私たちそれぞれのが持つ、ものの考え方によって、
  違った結論につながる」

こう本書で表現されている通り、
同じ現象を見たり聞いたりしても、それをどう捉えるかで、
見える未来が違ってくるというのは、良く分かります。

本書の著者は、未来予測学者のジョン・ネスビッツさん。

時代のうねりを読み解き、未来を予測するために必要な、
11の「マインドセト」=「ものの考え方」が前半で解説され、
後半ではネスビッツさんの未来予測が披露されています。

また、本書の監訳は、レバレッジシリーズでお馴染みの
本田直之さんが務めています。

「監訳者まえがき」で、本田さんは本書のポイントを
まとめて、解説していますが、
ハッキリ言って、美味しい部分をピックアップし過ぎです。

巻頭に本田さんのレバレッジメモが付いているようなもので、
あまりにもポイントを押さえ過ぎているので、
ネスビッツさんの本文の魅力が、逆に薄くなるような気もします。

とりあえず、本田さんファンの方は、
20ページ弱の「監訳者まえがき」だけでも、
実際に書店で目を通してみると、満足できるかもしれません。

この本から何を活かすか?

私が11のマインドセットの中で、特に気をつけたいと思うのは、
10番目の「足し算は引き算の後で」です。

本書は、ものの考え方の本なので、
足したり引いたりするものは「情報」です。

なんでもかんでも情報を加えすぎても、
適切な判断ができなくなるということですが、
これは、モノについても同じことが言えますね。

未来予測でもなんでもありませんが、
我が家は、ついモノを溜め込みがち。

いらないモノを減らしてから、新しいモノを入れるという
ルールを我が家では採用したいと思います。

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| ビジネス書とか | 11:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「できる人」の仕事術&目標達成テクニック

「できる人」の仕事術&目標達成テクニック~なぜか、「人生が思い通りになる人」の技術と習慣~CD付
「できる人」の仕事術&目標達成テクニック~なぜか、「人生が思い通りになる人」の技術と習慣~CD付
(2008/05/13)
箱田忠昭 商品詳細を見る

満足度★★★

仕事術の王道とも言える本です。 ちょっと、軽めですが。

  ・目標設定
  ・考え方
  ・行動管理
  ・仕事の進め方
  ・勉強法
  ・コミュニケーション

この6つの分野について、バランスよく書かれています。

著者の箱田忠昭さんも、まえがきで、

  「セミナーをやっているような感じで、テンポよく書いた」

と言っていますが、本当にスイスイと読むことができます。

私は、病院の待合の時間に、全て読み終わってしまいました。

それぞれの分野では、箱田さん自身が実践した、
オーソドックスな方法をコンパクトに説明しているので、
目新しさはありませんが、読んでいて安心感があります。

また、本書の目玉は「オーディオブックが体験できるように」
との趣旨で、付いてくる音声CDです。

このCDの録音時間は52分あり、およそ本書の構成に沿って
箱田さんのセミナーを聞くことができます。

けっこう、ゆっくり話しているので、
最初は眠くなりそうでしたが、ジワジワと箱田さんの
人間性が伝わってくる感じがしました。

紹介されるエピソードも、本には書かれていない内容もあり、
目標を持って努力すること大切さが、
コンコンと語られていてました。

この本から何を活かすか?

  「本と付属CDの役割分担」

これは、私が感じたことで、
箱田さんやフォレスト出版が意図して、
本書を、そう作ったかどうかは分かりません。

 ・本 → 網羅的で、広く浅く参照できる内容
 ・CD → 深く理解するためのエピソード

付録のCDを単なる「おまけ」と考えるのではなく、
両方で一つの作品を完成させる。

今後、こういう手法が、少しずつ増えるのかもしれません。

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| ビジネス書とか | 05:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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