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悪徳官僚に学ぶ 戦略的ゴマすり力

悪徳官僚に学ぶ 戦略的ゴマすり力 (ディスカヴァー携書)
悪徳官僚に学ぶ 戦略的ゴマすり力 (ディスカヴァー携書)
(2010/08/11)
中野 雅至 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:20

「ゴマすり」は、一般的に良いイメージの言葉ではありません。

そして、「官僚」も。
特に官僚に「悪徳」が付いたら尚更です。

「天下り」や「渡り」などで、何かとバッシングされる
官僚ですが、それでも彼らはしたたかに利権を守り生き延びます。

著者の中野雅至さんは、そこにサラリーマンが身につけるべき
サバイバル能力があると指摘します。

本書はタイトルの通り、官僚の「ゴマすり力」を学ぶ本。

ただし、言葉のイメージにあるような保身のためのゴマすりではなく、
交渉力であり、プレゼン力である、コミュニケーション手段としての
ゴマすりに注目しています。

正論や理想を言うだけでは、物事は動きません。

人との関わり、組織の力学が現実としてありますから、
コンセンサスを得て、組織の顔を立てながら事を進める必要があります。

そこで相手を納得させ、仕事を円滑に進めることを可能にするのが、
目的・哲学を持った戦略的ゴマすりという訳です。

  極意その1 7つのタイプ別にゴマのすり方を変える。
  極意その2 褒めるポイントの引き出しをたくさん用意しておく。
  極意その3 リアル感のあるゴマすりは相手を小躍りさせる。
  極意その4 空気を読み、タイミングを計る。
  極意その5 ゴマをするのは密室で。人前や公開の場では厳禁。

必要以上に相手を持ち上げたり、自分を下げたりするのは、
あまり気が進まない人も多いかもしれません。

しかし、それも大義を果たすため。

相手に気持ちよくなってもらって、
気付いたら主導権を握っているのが官僚流のゴマすり術です。

ベースになっているのは、「洞察力」。

中野さん自身は、同志社大学文学部出身の異色の元キャリア官僚。

同僚だった東大卒キャリアや組織としての官僚を
内側から観察して得たノウハウが、本書にはまとめられています。

ただし、中野さんが目指した「ビジネス本+政治本」という
コンセプトになっているかは微妙なところ。

同じ内容を何度も繰り返している点も、少し気になりました。

この本から何を活かすか?

  <褒める対象の選び方の大前提>

  1. みんなが気づいていないところを褒める
  2. その人の本質的なところを褒める

1.も2.も相手をよく観察していないと、できませんね。

また、目に見える場所を褒めるときは、
意外な箇所を褒めたり、変化に気を払い、
目に見えないものを褒めるときは、時制に注目し、
まず現在、そして未来を褒めるのがポイントのようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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官僚が実践するサバイバル仕事術の極意 ■書評■ 『悪徳官僚に学ぶ 戦略的ゴマすり力』

この記事をtwitterへRTする 「官僚政治」「官僚組織」「お役所的」など、何かとマイナスイメージのある「官僚」という言葉。 そんなただでさえマイナスイメージのある言葉に、さらに、これまたマイナスイメージで捉えられる「ゴマすり」という言葉が重ねられたタイトル

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