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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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つながり

つながり 社会的ネットワークの驚くべき力
つながり 社会的ネットワークの驚くべき力
(2010/07/22)
ニコラス・A・クリスタキス ジェイムズ・H・ファウラー 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:32

私たちにとって、ほかの人との「つながり」は欠かせません。

無人島で1人で暮らさない限り、多少の差はあれ、
私たちは生活するうえで、必ずほかの誰かとつながっています。

それでは、私たちは、社会的な「つながり」から、
いったいどんな影響を受けているのか?

この疑問に答えるのが本書。

医学博士のニコラス・A・クリスタキスさんと
政治学者のジェイムズ・H・ファウラーさんの共著で、
2009年のビジネスウィーク誌で、ベストブック20に選ばれた一冊。

  「友人の友人があなたを太らせる」

本書の研究によると、人から人へ伝染するのは
病原菌だけではありません。

肥満も伝染するし、笑いや幸福さえも伝染する。

肥満が伝染するのは、行動が伝染するからで、
笑いが伝染するのは、感情が伝染するからです。

私たちの感情には2つの起源があります。

ひとつは個人の中に。もうひとつは集団から。

集団を起源とする感情とは、つながっている人が
どう感じているかに左右されるもので、
いわゆる「感化された」と言われるもの。

確かに、昔から自殺が伝染するなんて話もありましたね。

それでは私たちは、どの程度の範囲から影響を受けるのか?

「つながり」で思い出すのが、ケヴィン・ベーコン・ゲーム
としても知られる「六次の隔たり」です。

知り合いのそのまた知り合いへと、6人を介すると
世界中の人とつながっているという話し。

しかし、本書で影響のある範囲として示されるのが
「三次の影響ルール」です。

風が吹いても、桶屋が儲かるわけではありませんから、
実際に影響があるのが、友人の友人まで。

この「三次の影響ルール」は、感覚的にも納得できますね。

本書には、インターネット上のつながりの話しも
後半で出てきますが、それはあくまでもサブで、
中心は社会的ネットワークが持つ驚異の力の話しです。

また、ネットワークという「群集」が持つ知恵や暴走については、
群れのルール」を併せて読むことをオススメします。

この本から何を活かすか?

よく自己啓発本では、著者の経験論から、
成功したければ成功者と付き合いなさいと
指南されますが、本書の分析はそれを裏付けます。

直接つながっている人(1次の隔たり)が幸福だと、
本人も15%幸福になる。

友人の友人(2次の隔たり)だと幸福の効果は10%、
友人の友人の友人(3次の隔たり)だと6%で
4次の隔たりまでいくと効果は消滅するそうです。

逆に考えると、自分の幸福度を上げれば上げるほど、
3次の隔たりのある人までなら、幸せにできるということです。

 Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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