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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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もしドラえもんの「ひみつ道具」が実現したら

もしドラえもんの「ひみつ道具」が実現したら タケコプターで読み解く経済入門
もしドラえもんの「ひみつ道具」が実現したら タケコプターで読み解く経済入門
(2010/09/01)
藤野英人 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:26

「もしドラ」と言っても「もし高校野球の女子マネージャーが・・・
ではありません。

本書は、「スリッパの法則」で知られる藤野英人さんの
ドラえもんの「ひみつ道具」を題材にした“空想経済読本”。

  商品名:タケコプター
  予想価格:30万円
  特性:頭に取り付けるとプロペラが回りだし、どこでも好きなところへ
  空を飛んでいける。最高時速80㎞/h、バッテリー駆動8時間。

  自転車やバイク、電車に代わる近距離移動手段として大ヒット。
  「空の通勤ラッシュ」が発生し、空の交通規制が敷かれた。
  事故に備える「タケコプター保険」で損害保険会社や生命保険会社は
  活況となり、専用モーター、ウェア、警備サービスなど
  幅広い業界が市場に参入。

柳田理科雄さんの「空想科学読本」が、アニメや特撮の描写を
科学的に検証するのに対し、藤野さんはドラえもんの
「ひみつ道具」が実現したと仮定して、
経済効果や社会に与える影響をマジメに予測します。

考察されるのは、タケコプター、どこでもドア、アンキパン、
ほん訳こんにゃく、ガリバートンネルなど10の「ひみつ道具」。

面白いのは、実際にどのメーカーが作るのか、
あるいは関連するサービスを提供するのかを
実在する企業名を挙げ、考察している点です。

これにより、空想の中だけの道具が現実の問題と結びつき、
経済の仕組みや投資の考え方を学ぶことができるようになっています。

  「この本は、未来を手探りしながら進んでいく本です。
  想像力の翼を広げ、好奇心に身をゆだねながら、ドラえもんの
  “ひみつ道具”を頼りに、私たちの未来を一緒に考えていきましょう。」

これが、藤野さんからのメッセージ。

個人的には、ドラえもんのひみつ道具に限らず、
本当に「空想経済読本」としてシリーズ化して欲しい一冊です。

この本から何を活かすか?

藤野さんは、「もし、ほん訳こんにゃくが実現したら・・・」の章では、
日本語の言葉の壁がなくなることで、日本の国際競争力が復活することに
注目していました。

それ以外は、「ジュニア勝海舟制度」や「翻訳機開発プロジェクト」など
もともと藤野さんが考えていた持論を展開しています。

ちょっと「ほん訳こんにゃく」の経済的影響の掘り下げとしては、
物足りない気がするので、ここでもう少し考えてみます。

私が注目したい点は、「ほん訳こんにゃく」を使うと
動物ともコミュニケーションが可能になること。

動物の言葉が分かると、獣医の医療技術が大きな進歩をとげます。

製薬会社や医療機器、医療器具メーカーなどにも
イノベーションが起こるでしょう。

また、動物が人間のパートナーとして今まで以上に重宝され、
ペット関連ビジネスが活況を呈します。

ペットフードメーカー、ペットケア用品、ペットホテル、
ペット霊園、ペット保険、ブリーダーなどなど。

現在、絶滅危惧種の保護にかけている費用も抑えられるかもしれません。

当然、「ほん訳こんにゃく」で誰もが動物と話せるようになると、
商売ができなくなり、困る人も出てきます。

それは、アニマル・コミュニケーターのハイジさんなどです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 経済・行動経済学 | 09:43 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

とても魅力的な記事でした。
また遊びにきます。
ありがとうございます。

| 生命保険の選び方 | 2010/10/08 11:42 | URL |

生命保険の選び方さん

お越しいただき、ありがとうございます。
また機会がありましたら、
ぜひ、お立ち寄りください。

| ikadoku | 2010/10/22 06:32 | URL |















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