活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

アライアンス・ランチの教科書

2010年10月01日
交渉術・伝える力・論理・人脈 1
すごい人脈は昼1時間で作られる アライアンス・ランチの教科書
すごい人脈は昼1時間で作られる アライアンス・ランチの教科書
(2010/09/25)
平野敦士カール 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:17

平野敦士カールさん、徳間書店さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

平野さんが提唱する個人の「アライアンス」とは、
周囲の人から長期的な信頼を獲得し、
その人たちの力を借りて成長していくという考え方。

そして、「アライアンス・ランチ」とは、
人とのつながりをつくる究極のビジネスランチです。

「アライアンス・ランチ」自体は、平野さんの過去の著作
紹介されていましたから、本書はスピンオフ的な作品です。

本書では、アライアンス・ランチへの誘う人選びから始まり、
誘い方、店の選び方、当日の作法まで細かく解説され、
巻末には、エグゼクティブが選んだ「ビジネスに使える名店60」の
リストが掲載されています。

ところで、「アライアンス」シリーズをもう書かないと
公言していた平野敦士カールさんが、
なぜ、それに反して本書を執筆したのか?

その理由は、平野さんが食いしん坊だったから・・・

冗談はともかく、本書を執筆した最大の理由は
平野さんがこの本の編集者の「アライアンス・ランチ術」に
まんまとハマったから。

他社からの執筆依頼を多数受けている平野さんに対し、
大好きなランチ本出版の提案をするばかりか、
実際に、テレビ局のプロデューサーとのアライアンス・ランチを
設定するなどして、平野さんが断れない状況を作ったようです。

しかし本書を読むと、忙しい身にも関わらず、
楽しそうにランチ本を執筆した、平野さんの様子が目に浮かびます。

私にとって良かったのは、「波長」の合う人を
ランチに誘うことが勧められていたこと。

ただでさえ、人見知りな私ですから、あまり面識がない人を
ランチに誘うのは、ハードルが高いと思っていましたが、
「波長」の合う人なら、なんとかなりそうです。

また、会話を弾ませるヒントや、アライアンス・ランチの作法も
紹介されているのが、本書の心強いところ。

この本から何を活かすか?

本書に紹介されている「ビジネスに使える名店60」は、
ほとんどが東京のお店です。

私のような地方在住者は、日常的にこのリストを
活用することはありません。

しかし、自分の街の名店リストは、
自分で作れば良いと理解しました。

最近では、地元の食べ歩きブログを書いている方も
沢山いるので参考になりますし、
アライアンス・ランチを重ねる度に、その人脈から
自分の知らない名店が紹介されるという
好循環で「名店リスト」が充実しそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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2010年10月01日 (金) 09:02

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