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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ビジネス本作家の値打ち

ビジネス本作家の値打ち
ビジネス本作家の値打ち
(2010/06/18)
水野 俊哉 商品詳細を見る

満足度★★★★
付箋数:17

水野俊哉さんが、また、やってくれました。

今度は、マトリックへのマッピングではなく、点数評価。

  「本書は、国内のビジネス本作家約40人に対して論評し、
  主要作品を100点満点で採点するという、
  前代未聞のブックレビューである。」

まさに、ビジネス本のミシュランガイド。

著書の評価よりも、作家の人物評や創作姿勢の評価に
重点が置かれている、かなり危険な書。

評された方は、たまったものではありません。

しかも、表紙の似顔絵の側に「努力を要す」
なんてハンコが押されていた方は、
かなりギクリとしたのではないでようか。

ちなみに、本書の「水野さん基準」による
ベストとワーストの各3冊は以下の通りです。

  ベスト1  「大前流心理経済学」98点
  ベスト2  「ハイ・コンセプト」94点
  ベスト2   「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」94点

  ワースト1 「結局、女はキレイが勝ち」5点
  ワースト1 「あなたの悩みが世界を救う!」5点
  ワースト3 「会社って楽しい?」10点

水野さんは、今の出版業界を「ビジネス本バブル」と評し、
警鐘を鳴らす意味で、本書を執筆したようです。

マーケットでの投資家の行動を考えると、
一部の人がバブルだと言い出しても、
しばらくは、まだバブルは続きます。

ほとんどの投資家は、トレンドフォローだからです。

とすると、現在のビジネス本バブルも、
もう少し楽しめるということでしょうか。

私は、「マトリックス図解思考」の記事で
水野さんの「スタンダード&プアーズ化」(格付け機関化)を
指摘しましたが、本書でそれが更に加速した印象です。

正直、本書をビジネス本のカテゴリーで考えると
得られるものは、あまり多くないかもしれません。

しかし、ビジネス本を数多く読んでいる人にとっては
かなり笑える、痛快なレビュー本。

水野さんの評価者としてのセンスが光る一冊です。

この本から何を活かすか?

各ビジネス本に水野さんが付けた点数評価と、
当ブログで表記している満足度(5段階評価)は、
実は、似ているようで、似ていません。

その違いは、投資になぞらえると、
ファンダメンタルとテクニカルの違いでしょうか。

水野さんは、その本が本来持っている価値、
ファンダメンタルを表そうとしています。

一方、私が表記している満足度は、
どちらかと言うと、事前期待に対する
心理的な影響が大きい、テクニカル。

経済指標の発表時に、数字自体は良くても、
事前予想を下回ると、市場が大きく下げることがありますが、
私の満足度は、それに似ています。

その辺の差が、大前研一さんの本なんかに
顕著に出ている感じがしました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 
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