儲かる会社の社長の条件

儲かる会社の社長の条件
(2007/09/28)
小山 昇/岡本 吏郎 商品詳細を見る
満足度★★★
あなたは、社長のカバン持ちが1ヶ月間できるとしたら、
いくら払いますか?
間違えないでくださいね。
もらうのではなく、払うのです。
この本の著者、小山昇さんのカバン持ちは、
1ヶ月500万円。
ちなみに1週間コースは150万円とのこと。
本書は、そんなカリスマ経営者として有名な小山さんと、
経営コンサルタントで税理士の岡本吏郎さんの対談本です。
共にベストセラーとなる本も何冊も出してる、個性の強いお二人で、
ビジネスや経営の在り方に対する、強い信念を持った対話が楽しめます。
ただ、編集のためかもしてませんが、
お互いが触発され、どんどん深い部分を引き出しているところまでは、
至っていないような気がしました。
それでも、この対談を読んで、刺激になる部分は多くあり、
特に小山さんの徹底したビジネス・ハックぶりには驚かされます。
まさに、「仕組み作りの鬼」とでも言いましょうか。
例えば、
・内定者が辞退しないよう、100人に名刺を配ったら携帯を会社持ちにする
・サボる社員を、罠を作ってサボらせて現行犯で指導する
・1人平均で年に300時間の社員教育を行い、状況を賞与に反映させる
なかなか、ここまでやる会社はないでしょう。
「まえがき」に書かれていますが、本書は社長のためだけの本ではなく、
一般のビジネスマンが読んでも、充分に役に立つでしょう。

我が家では過去の小山さんと岡本さんの著作から、
いくつか取り入れて実施していることがあります。
・朝30分の掃除から儲かる会社に変わる(小山さん)
→毎朝、家族全員で掃除タイムを10分間とっています。
・お金の現実(岡本さん)
→岡本さんの家をマネて、子供のおこずかいの1割を、
強制貯金させる「バルタン星人貯金」を実施しています。
これらは続けているうちに、なんとなく形式的な儀式になりつつありましたが、
この本を読んで、本来の意義が再確認できました。
May the reading be with you!
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