活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

日本の大問題が面白いほど解ける本

2010年07月15日
社会・国家・国際情勢 1
日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカルに考える (光文社新書)
日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカルに考える (光文社新書)
(2010/05/18)
高橋 洋一 商品詳細を見る

満足度★★★
付箋数:16

新聞やテレビで話題になっている日本の問題点に
Q&A形式で高橋洋一さんが答える本。

  ・高速道路無料化が天下の愚策のわけ
  ・「子ども手当」はバラマキなのか?
  ・民主党には成長戦略がないけど大丈夫?
  ・借金が973兆円もあって、日本は大丈夫なの?
  ・スウェーデンみたいに、消費税を年金の財源にすればいいの?

こういった質問に対する、高橋さんの答えは、
「コスト・ベネフィット分析」と「世界標準」を
ベースにしています。

ちなみに、高橋さんの立場は、いわゆる“リフレ派”。

本書で示される状況分析と解決策は、
サブタイトルにある通り、シンプルでロジカルそのものです。

読んでいて気持ちがいいくらい、歯切れがいい解答です。

しかし、現実の世界では高橋さんの
模範解答通りにいかないことは、
高橋さん自身が、身をもって知っています。

霞ヶ関を敵に回しては、いくら正論を言っても
無駄になるどころか、
自らが窮地に追い込まれることは証明済み。

また古い話になりますが、
ロジックでは天下無敵の大前研一さんでさえ、
東京都知事選では、情緒に訴える青島幸男さんに
敵わなかった訳ですから、論理だけでは
人は動かないことは、火を見るより明らかです。

本書のような問題を解決するには、
高橋さんが示すような模範解答を見据えながらも、
情の面では既得権者をフォローして、
落としどころを探るのが、現実的なところでしょうか。

この本から何を活かすか?

2010年7月14日、日本振興銀行元会長の木村剛さんが、
銀行法違反(検査忌避)の容疑で逮捕されました。

高橋さんと木村さんの共通点は、
お2人とも、かつて竹中平蔵さんのブレーンとして活躍し、
その言動が、論理的で歯切れがいいことです。

木村さんについて、報道で言われていることが、
事実かどうか、あるいはその善し悪しについては、
私は現時点で、判断できる材料をもっていません。

ただ、個人的には、本の著者
そしてブログでの発言者としては、
木村さんに注目していただけに、今回の件は残念です。

できれば、高橋さんや堀江貴文さんのように復活(?)して、
また木村さんの独自の意見を聞かせて欲しいものです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

気に入ったらシェア!

ikadoku
この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

コメント1件

コメントはまだありません

-

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

2010年07月15日 (木) 15:42

トラックバック1件

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック