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ikadoku

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WOMマーケティング入門

2010年07月07日
マーケティング・営業 1
WOMマーケティング入門
WOMマーケティング入門
(2010/05/24)
アンディ・セルノヴィッツAndy Sernovitz 商品詳細を見る

満足度★★★

「WOM」とは、“word of mouth(クチコミ)”の略。

つまり、WOMマーケティングとは、
クチコミを使ったマーケティング手法のこと。

本書は、お金をかけずに戦略的にクチコミを誘発して
宣伝するための手引書です。

今までも、クチコミを使ったマーケティングは、
バイラルマーケティングやバズマーケティングと
言われてきましたが、本書の手法も基本的に
大きな違いはありません。

ただし、以前よりブログやSNSによってクチコミされる
スピードが速く、強力になっていますので、
WOMマーケティングでは、そんな時代だからこそ
「誠実さ」、「正直さ」を重要視しています。

本書で示されるWOMマーケティングの基本、
「5つのT」は以下の通り。

  1.トーカー(Talker):話題にしてくれる人を見つける
  2.トピック(Topick):話題にする理由を提供する
  3.ツール(Tool):トピックを素早く広範囲に広める
  4.テイキング・パート(Taking Part):話題になっている場に参加する
  5.トラッキング(Tracking):話題の中身を調べて把握する

簡単に言うと、宣伝してくれるブロガーやコミュニティを見つけて、
話題を提供し、関係者と分かるようにコメントし、
その話題のされ方や広がり方を追跡・分析します。

本書ではWOMマーケティングを進める上での、
チェックシートやワークシートが
何枚も掲載されていますから、それを埋めることで、
初めてでもすぐに実践することができるでしょう。

なかなか分かりやすく解説されていますが、
本書で残念なことは、次の2点です。

1つ目は、ツイッターへの言及がないこと。

クチコミということでは、今後、ますます影響度が大きくなる
ツイッターの活用方法が載っていないのは、
ちょっと片手落ちという感じがします。

もう1つは、本書自体のアマゾンレビューが寂しいこと。

米国アマゾンでの「Word of Mouth Marketing」への
レビューは100件を超えていますが、
日本のアマゾンでのレビューは、2010年7月7日時点で、
わずか1件の投稿しかありません。

訳本なので、著者のアンディ・セルノヴィッツさん自身が
仕掛けるのは難しいかもしれませんが、
本書の中でもアマゾンレビューの重要性に言及していますから、
出版社には、少しフォローして欲しいところですね。

この本から何を活かすか?

セルノヴィッツさんは、WOMMAの名誉会長。

ちなみに、WOMMAとは、WOMマーケティング協会で、
「word of mouth marketing asociation」の略です。

この団体は、クチコミマーケティングの
改善と推進を図る非営利団体。

けっこう有名企業もWOMMAに参加しているようですね。

日本から参加している企業はあるのでしょうか?

WOMMAのサイトで、この団体が実際にどんな活動をしているか、
よく見てみたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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2011年02月06日 (日) 16:09