活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

投資ミサイル

2010年05月15日
投資 0
投資ミサイル
投資ミサイル
(2010/04/08)
竹内 謙礼 青木 寿幸 商品詳細を見る

満足度★★★★

経営コンサルタントの竹内謙礼さんと、
公認会計士である青木寿幸さんのコンビによる
ビジネス小説第2弾。

今回のテーマは「投資」です。

投資といっても、単に株式投資という限定された内容でなく、
もっと広い意味での、人生における投資についてまで学べます。

主人公の明道美穂は30歳。

6歳年下の売れないミュージシャン吾郎を
彼氏に持つキャリアウーマン。

創業65年の歴史を持つ上場企業「ホリデイ産業」で
課長に昇進したばかりです。

ホリデイ産業は紙袋とビニール袋の製造をメインとする会社で、
最近のエコブームにより業績が悪化しています。

そこにある日、メインバンクである東京明治SF銀行から
取締役が送られてきました。

その名も、ロボット取締役。

これがヒューマノイド型のロボットではなく、
昔ながらの、いかにもロボットっぽい外観のロボット。

美穂はこのロボット取締役のもとで、
投資予算5000万円を3年で回収できる新規事業を
計画するように言い渡されます。

美穂と合理的な判断をするロボットの掛け合いも秀逸で
よく練られたストーリー。

物語の中には、事業計画の立て方、経営戦略、株式投資、
ポートフォリオ理論、CAPM理論、不動産投資、プロスペクト理論、
そして、人生の投資戦略までが盛り込まれています。

ストーリーのアウトラインは、ロボットものの王道を
踏襲していますから、多少先が読めてしまいますが、
それでもホロっとさせるシーンもあります。

前作の「会計天国」もかなり面白かったのですが、
本作も一歩も引けをとっていません。

こう言ってはなんですが、竹内さんは本業で出す本より、
本書のようなビジネス小説の方が、
持てる才能を十分に発揮している感じがします。

青木さんとのコンビによる第3弾、第4弾が待ち遠しいですね。

この本から何を活かすか?

私も多少本を読んでいるので、
本書で説明されている投資や経済の理論は
知っているものが多いです。

ただ、こういった物語を読むと、
私が知っているのは、ただの知識で、
あまり実生活で活用できていない自分を実感します。

ビジネス小説では、知識を使う場面がリアルに描かれ、
イメージしやすいのがよい点ですね。

私も、知識を知識で終わらせない
仕組みや工夫を考えてみたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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