活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

亜玖夢博士のマインドサイエンス入門

亜玖夢博士のマインドサイエンス入門
亜玖夢博士のマインドサイエンス入門
(2010/03/25)
橘 玲 商品詳細を見る

満足度★★★★

こっちの路線でくるとは思いませんでした。

本書は、橘玲さんの小説、「亜玖夢博士」シリーズ第2弾。

1話完結方式なので、シリーズ化しやすいと思っていましたが
橘さんが脳科学を題材に選ぶのは予想外でした。

  「本書は、近年のマインドサイエンスの成果を
  小説にしたら面白いのではないか、というアイディアから始まった。
  ここに登場する不思議な話の数々はたんなる筆者の思いつきではなく、
  急激に進歩する脳科学や分子生物学、情報科学・工学が
  実現もしくは実現可能にしたものばかりである。」

主人公は、高校を中退して歌舞伎町の亜玖夢研究所に
身を寄せる、工藤あかね・18歳。

そして前作の「経済入門」でもおなじみの亜玖夢博士、
中国人助手のファンファン、とリンレイ。
そして小学生のケンタ。

「相談無料、地獄を見たら亜玖夢へ」 というチラシを配り、
社会の底辺で苦しむ人々を、亜玖夢博士の学問の力で
救済しようと試みます。

今回、彼らが救うのは、引きこもりの高校生、
パワハラで自殺を命じられた男、オカルト少女など。

認知心理学、進化心理学、超心理学、
洗脳、人工生命が各話のテーマとして選ばれています。

最近は、脳関係の本がやたら出版されていますが、
本書を読めば、小説という形で最新の脳科学に関する
トピックが学べるようになっています。

これは、私が橘さんのファンだから、そう思うのかもしれませんが、
脳科学の本としても、1ヶ月に数冊のペースで執筆し続ける
脳の専門家の本より、かなり濃い内容になっています。

前作より、ダークさが増し、
後半は話しが壮大になり過ぎている感もありますが、
橘さんのブラックな視点は冴え渡ります。

ただ、前作を読んだ後は、TVドラマ化も
十分ありえると思いましたが、
本作では、それが少し遠のいたかもしれません。

いずれにしても、「橘さん=経済小説」というイメージを
完全に払拭し、新しい分野を開拓した一冊です。

この本から何を活かすか?

橘さんといえば、「海外投資を楽しむ会(AIC)」の設立メンバー。

AICのサイトでは、橘さんが雑誌に掲載したコラムの
オリジナル原稿が公開されています。

また私も、久しぶりにAICのサイトを訪れてみましたが、
AIC会員はこんな人たち」という興味深い
アンケートの集計の結果が公開されていました。

このアンケートの中には、新たなビジネスのヒントが
隠されているような気がしますね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| | 05:55 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/849-88c3d9af

TRACKBACK

最新科学かトンデモか:亜玖夢博士のマインドサイエンス入門

亜玖夢博士のマインドサイエンス入門作者: 橘 玲出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/03/26メディア: 単行本 橘玲が「お金」の物語を離れて、新天地を志した最新作。 本書を読んだときに、私が最初に思い出したのは松岡 圭祐の「千里眼」シリーズ。文体、ターゲット...

| 本読みの記録 | 2010/06/23 22:42 |

PREV | PAGE-SELECT | NEXT