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「下げ相場」はこうして儲けなさい

「下げ相場」はこうして儲けなさい
「下げ相場」はこうして儲けなさい
(2010/03/05)
ピーター・シフ 商品詳細を見る

満足度★★★

刊行後、すぐに読みたかった本。

日本での発行は2010年3月ですが、米国では2008年10月の発行。
執筆された時期はそれより前の、2008年の6月頃です。

つまり、リーマン・ショック前に書かれた本。

著者は、Dr.Doom(悲観博士)とよばれ、
筋金入りの悲観論者として知られるピーター・シフさん。

本書は金融危機を予測する本でもあり、
シフさんの先見の明には驚くべきところがあります。

ただ、今となっては当然のことですが、
シフさんの相場観が当たった部分も、
外れた部分もあることが分かります。

基本的には、米国内の株式投資家に向けた、
投資のガイドブック。

  「ドルは今後も購買力を失いつづけるはずだ」

このシフさんの確信のもとに、投資のアドバイスが書かれています。

・(米)国内株は産金株、基礎素材などのセクターへ
・(米国から見た)外国株に投資せよ
・注目国はオーストラリア、カナダ、シンガポールなど
・コモディティの上げ相場に乗れ
・金価格は5000ドルを目指す
・海外移住のオススメ国は中国

こう並べてみると、2007年にシンガポールに移住した
カリスマ投資家であるジム・ロジャーズさん
考えに近いことがよくわかります。

また金価格については、松藤民輔さんが喜びそうな
分析が書いてありますね。

シフさんの予測では米国株式市場は、
今後8年間は長期的な下げ相場を経験することになっています。

2010年4月現在の米マーケットは、かなり回復基調を
示していますから、この点についてのシフさんの見通しは
少し悲観過ぎたのかもしれません。

しかし、私は景気が回復してきたら、
米国では以前のような消費志向に戻ると思っていましたが、
この点はシフさんの予想通り、倹約志向のまま。

米国でも、多くの人がライフスタイルを
変えることを迫られたようです。

シフさんの最近の見解は、YouTubeに
「The Schiff Report」という専用チャンネルがありますので、
そちらで見ることができます。

この本から何を活かすか?

予測が外れやすいところはどこか?

2008年の金融危機を冷静に予測したシフさんも、
実は米国以外の国についての経済状況は、
比較的に楽観視していました。

実際に生活している国と、数値だけで見る国とでは、
情報格差があり、ある程度のバイアスが
かかったと考えることができます。

私たちも、外国株投資の際はその前提に立って、
予測を立てる必要がありそうですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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