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経済は損得で理解しろ!

世界一シンプルな経済入門 経済は損得で理解しろ! 日頃の疑問からデフレまで
世界一シンプルな経済入門 経済は損得で理解しろ! 日頃の疑問からデフレまで

(2010/03/12)
飯田 泰之 商品詳細を見る

満足度★★★

難しいことを分かりやすく伝えるお手本のような本。

  「本書は、
    ・経済のニュースを理解したい。
    ・教養として使える経済学の基礎を身につけたい。
    ・経済の動きを把握して今後の人生に生かしたい。
    ・ビジネス上の問題を分析し、解決する力をつけたい。
  という、あなたのために書いた本なのです。」

著者の飯田泰之さんは、人間なら誰しも理解できる
「損得勘定」を使って、経済の仕組みを説明します。

ただし、本書の目的は経済知識を身につけることではありません。

目指すは、目の前にある状況や問題に対して、
論理的に整理し、理解し、適切なアクションをとるための
「思考法」を身につけること。

そこで本書では、飯田さんが一方的に解説する形式を取らず、
ブルくん(ブル星王子、見た目ブルドックのキャラクター)と
ベアくん(ベア星王子、見た目クマのキャラクター)の2人の生徒の
質問に答えながら講義を進める形態を採用しています。

  第1章 経済学って何ですか?
  第2章 競争ってすばらしい?
  第3章 景気って何ですか?
  第4章 経済政策って何ですか?
  第5章 個人はどう生活すればいいんですか?
  第6章 日本経済ってどうなんですか?
  第7章 政策、ニュースの正しい見方

後半はちょっと政策よりの話が多くなっていますね。

実は、飯田さんの説明の分かりやすさよりも、
説明のちょっとした部分に違和感を覚えたり、
素朴な疑問をもったらスルーせず、すかさず質問する
ブルくんとベアくんの姿勢こそが、
経済的思考法を身につけるための鍵を握ります。

なぜ、なぜを繰り返し、問題を掘り下げることで、
本質を見極めることこそが重要です。

細かいことを言うと、ベアくんが、
細野真宏さんのキャラクター「コロちゃん」に類似していたり、
ブルくんが、なぜ雄牛ではなくブルドックなのかなど、
ツッコミを入れたくなる部分もありますが、
それを差し引いても、分かりやすい経済の入門書になっています。

この本から何を活かすか?

ちなみに、ベアくんが王子として住んでいるベア星は、
みな弱気でチャレンジ精神がなく、景気が悪い。

だから、なんとか景気を回復させる方法を求めて、
飯田さんのもとにベアくんが留学してきたという設定です。

実は、「ベア星=日本」というのが裏の設定であり、
日本人に経済的思考を身につけて、自信を取り戻して欲しいという
飯田さんからのメッセージでもあるようです。

とすると、ブル星はさしずめ米国ということでしょうか。

実際にリーマンショックの震源地の米国では、
景気後退は公式に終息し、住宅販売軒数も増加しています。

さすがに、経済危機以前とは倹約の仕方などが違うようですが、
したたかに回復の道を歩んでいるようです。

私たちも思考自体ががデフレとならないよう、
気をつけたいものです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 経済・行動経済学 | 05:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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