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ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

「共感」で人を動かす話し方

2010年03月01日
交渉術・伝える力・論理・人脈 2

ロジックだけでは思いは伝わらない! 「共感」で人を動かす話し方
ロジックだけでは思いは伝わらない! 「共感」で人を動かす話し方
(2009/12/25)
菅原 美千子 商品詳細を見る

満足度★★★★

人を動かすためのコミュニケーションの本です。

話すにせよ、書くにせよ、分かりやすく伝えるためには
「ロジカル」である必要があります。

しかし、ロジックだけで人は動きません。

何が足りないのか?

人がロジックを受け入れるためには、
先に、感情のスイッチがYESになっていなければ、
その人の話を聞き入れることができません。

いくら正論を言われても、素直に聞けない時ってありますよね。

著者の菅原美千代さんは、人に行動を起こさせることを
次の式で表現しています。

  行動 = 論理 × 感情 × 信頼

本書では、特に感情に働きかける「ストーリー」の作り方、
信頼を得るための「プレゼンス」の磨き方、
更に、コミュニケーションの場で臨機応変に対応するための
「会話反射神経(アドリブ)」の3点が詳しく解説されています。

人を動かすには、ストーリーで「共感」を得ることが重要であることは、
川上徹也さん小阪裕司さんも述べていますが、
本書では、そのストーリーを「誰が」、「どのように語るか」まで、
トータルに説明されているのが大きな特徴です。

例えば、本書を著した菅原さんが、会社で経理を担当するOL
という経歴だったとすると、いくら内容が素晴らしくても、
コミュニケーション本として、信頼性を得られないかもしれません。

しかし、菅原さんがフジテレビ系列のアナウンサーコンテストで
1位に輝いたことがあるアナウンサーで、同時に、
ビジネス・コーチとしても活躍するコミュニケーションの達人だとすると、
それだけで話しを聞いてもらうことができます。

もちろん、本当の菅原さん経歴は後者。

菅原さんは、アナウンサーという話す側のプロであると共に、
ビジネス・コーチという聞く側のプロの技術も併せ持っているので、
書かれている内容も経験と実績に基づいた信頼のおけるものです。

本書のメインターゲットは、リーダーや上司というポジションですが、
人を動かすという点においては、誰が読んでも役に立つノウハウが
詰め込まれています。

この本から何を活かすか?

プレゼンスとは、その人の在り方。
その人全体から、まるごと感じられる印象です。

以下、本書に掲載されていた
「プレゼンス・チェックシート」です。

  1. 相手が話し終わるまで、黙って聞いているか
  2. 相手が話しやすい雰囲気をつくっているか
  3. 相手が話すしているとき、あいづちを打っているか
  4. 相手のほうに身体を向けているか
  5. 相手と視点を合わせているか
  6. 相手に新しい視点・気づきを促すような適切な質問をしているか
  7. 伝えたい内容を、簡潔に伝えているか
  8. 話すテーマや目的が明確か
  9. 相手がどう感じるかを考えて、言葉を選んでいるか
  10. 感情のコントロールができているか
  11. 落着いた態度で接しているか
  12. 相手が共感できる話をしているか
  13. 話しのキーワードが明確か
  14. イントネーション、語尾が明瞭で聞き取りやすいか
  15. 話しの間やリズムが適切か
  16. 声に抑揚があるか
  17. 声のボリュームは適切か
  18. 立ち姿・歩き姿は、すがすがしい印象か

私は、かなりプレゼンスに欠けるようなので、
このシートの項目を意識して、コミュニケーションをとりたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

コメント2件

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菅原美千子

ご紹介ありがとうございます

「共感で人を動かす話し方」著者の菅原美千子です。

このたびは、本書をご紹介いただき
誠にありがとうございました。

ぜひ、私のブログでご紹介させてください。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

菅原美千子

2010年03月09日 (火) 15:48

ikadoku

菅原美千子さん

コメント頂きありがとうございました。

これからは、菅原美千子さんの
ブログも拝読したいと思います。

2010年03月16日 (火) 09:36