活かす読書
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繁栄し続ける会社のルール

2010年02月09日
経営・戦略 0
繁栄し続ける会社のルール
繁栄し続ける会社のルール
(2010/01/30)
小宮 一慶 商品詳細を見る

満足度★★★

ユナイテッド・ブックスの古森さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

「良い会社」と「偉大な会社」の違いは何か?

その大きな違いは、商品やサービスが売れ「続ける」こと。

メジャーリーガーのイチロー選手の例を引くまでもなく、
偉大な会社(選手)は単発のホームランで終わらず、
コンスタントにヒットを打つことができます。

それでは、なぜ、その違いが生まれるのか?

実は、「見えないところ」にその理由があります。
売れている商品そのものよりも、その背景にあるもの。

本書で小宮一慶さんが説明するのは、
商品を見ただけでは分からない次の3点です。

  1. 会社のビジョンや理念が浸透していること
  2. 働きがいのある環境がつくられていること
  3. 売上や利益に対するこだわりがあること

好景気の時は目新しさだけで、商品はどんどん売れますが、
景気が悪くなり、厳しい環境に置かれた時に
「見えないところ」で積み重ねてきた差が歴然と現れます。

本書では、経営コンサルタントである小宮さんが
もてる叡智を詰め込み、繁栄し続ける会社になるためには
何が必要であるかを説いています。

偉大な会社について書かれた本といえば、
私はジェームズ・C. コリンズさんの名著
ビジョナリー・カンパニー 2」を思い出します。

この本の原題は「Good to Great」で、本書の中でも
「適切な人をバスに乗せる」の部分が引用されていますね。

本書は小宮さん版の「ビジョナリー・カンパニー 2」を目指したもの。
もしくは、本書は日中韓台同時出版なので、
アジア版「Good to Great」というところでしょうか。

本書は経営全般に関わる内容が、広く書かれていますから、
小宮さんが過去に書いた、1冊1テーマの本を読んでいる方にとっては、
各本の大切な部分を総復習してる感じがすると思います。

この本から何を活かすか?

本書を出版したユナイテッド・ブックスは2009年11月に
できたばかりの新しい会社のようです。

いったい、どのような出版社なのか?
小宮さんの言うような、理念やビジョンはあるのか?

せっかく献本いただきましたので、同社のサイトを覗いてみました。

パッと目にと見込んできたのは、
次のコーポレートスローガンです。

  ― 世界を面白くする出版社 ―
  UNITED BOOKSは未来の可能性に挑戦する出版社。
  舞台は「世界」です。

そして、「設立宣言」には、同社が東アジアの出版人が手を組み、
日本、中国、韓国、台湾から出資を受けて、
作られた会社であるとの説明がありました。

だから、日中韓台同時出版なんですね。納得です。

現在は、インターネットのおかげで、
米国のビジネス情報は、比較的簡単に手に入るようになりました。

しかし、世界がこれだけ近くなっているにも関わらず、
アジアのビジネス書情報は、意外なほど日本に入ってきません。

個人的には、同社から、今もっとも勢いのある中国や台湾の
良質なコンテンツが日本に入ってくることに期待したいところです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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    2010.03.02 (Tue) 05:19 | ビジネス本でバージョンアップ2.0!