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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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自由をつくる自在に生きる

自由をつくる自在に生きる (集英社新書 520C)
自由をつくる自在に生きる (集英社新書 520C)
(2009/11/17)
森 博嗣 商品詳細を見る

満足度★★★

小説家・森博嗣さんによる「自由論」。

過去に森さんが話してきたこと、書いてきたことを
「自由」というキーワードで再構築したようですが、
本書自体が、かなり自由な文体のエッセイになっていて、
森さんの思考の「飛び」や「広がり」が楽しめます。

森さんが考える「自由」は、世間一般でイメージされる
「自由」とは、少し異なるようです。

例えば、朝から深夜まで精神的にも肉体的にも
ハードな仕事が続く毎日。
仕事から解放されて、自由になりたい。

こう考える場合は、自由よりも「解放」がメインとなっています。

森さんが本書で語る自由は、単なる制限からの解放ではなく、
やりたいことがあって、それが思い通りできることを指します。

まず、「思う」ことがあって、次に「行動」。

つまり自由気ままに生きているように見える動物は、
本当の意味での自由ではなく、思考できる人間こそが
唯一自由を求めることができる存在だと。

そして、森さんは「人生の目的は自由だ」と考えます。

普段、「幸せ」であることを実感することはあっても、
自由を意識することのなかった私にとっては、
忘れていたものを思い出させてくれた感じがしました。

また本書の中で、私が興味深かったのは
次の「抽象力」の大切さについて書かれたくだり。

  「抽象的すぎてわからない?それがもう勘違いである。
  抽象的だから理解できるのだし、
  具体的すぎてわからないものが多すぎるのだ。」

本を読んでいても、確かにマニュアルのような具体例は
ピンポイントで効果を発揮しますが、
その中に隠された本質を抽象的に捉えなくては、
他の分野に応用できません。

生きていくために、すべての分野をマニュアルを
揃えることはできませんから、応用可能な「抽象力」を
身につけるべきということですね。

この本から何を活かすか?

森さんは本書の中で「ブログの罠」についても言及しています。

  「本当は誰も読んでいないかもしれないのに、
  仮想の大勢の読者を想定してブログを書く人は多いだろう。
  (中略)
  しかし、ブログを書くことが日常になると、
  ついブログに書けることを生活の中に探してしまう。
  (中略)
  知らず知らず、ブログに書きやすい毎日を過ごすことになる。」

これは、私も気をつけている点です。

日曜日はブログを更新しかったり、
年に何度か更新を休む。
あるいは、ランキングへの参加にあまり積極的でないのは、
私がブログに支配されないための防御策でもあります。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 06:27 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

COMMENT

こんにちは。

この本は、前に書店で見かけたなぁ、
くらいの印象しかなかったんですが、
記事を拝読したらおもしろそうなので、
さっそく買ってきました。
ご紹介、ありがとうございます。

| kenn | 2010/02/08 18:25 | URL | ≫ EDIT

kennさん

けっこう好みの分かれる本だと思いますが、
kennさんが、この本に興味を引かれたと聞くと、
私の中では、妙に納得感があります。

| ikadoku | 2010/02/10 06:32 | URL |















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自己啓発本・成功本ではありません!!:自由をつくる自在に生きる

自由をつくる自在に生きる (集英社新書 520C)作者: 森 博嗣出版社/メーカー: 集英社発売日: 2009/11/17メディア: 新書 小説家の森博嗣が”自由”について語る本書。 筆者が強く望む”自由”とは何か?”自由”から遠ざかる状態とその不都合、”自由”を手に入れるにはど...

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