活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

プライスレス

2010年01月29日
経済・行動経済学 1
プライスレス 必ず得する行動経済学の法則
プライスレス 必ず得する行動経済学の法則
(2009/12/24)
ウィリアム・パウンドストーン 商品詳細を見る

満足度★★★

「プライスレス」と聞くと、真っ先にマスターカードの
広告キャンペーンが思い浮かびます。

ちなみに、最近のCMは大竹しのぶさん主演で以下の内容。

  オペラのチケット200ユーロ、現地のガイドブック12ユーロ、
  この日のためのハイヒール320ユーロ、
  新しい舞台の幕が上がること:Priceless

このシリーズ、1997年から世界110カ国で展開されているとか。

さすがに、10年以上かけて刷り込まれているので、
このCMをすぐに連想してしまうのは、止むを得ないところですね。

さて、本書で意味する「プライスレス」は、
マスターカードのCMとは少し違います。

“価格は人の心理によってどうにでもなる”といった意味合いです。

  「私たちの世界を動かしている数字は、見た目ほど堅実で不動の、
  論理的な根拠があるものではない。
  新しい価格の心理学では、値段はあやふやで偶然に左右され、
  びっくりハウスの鏡に映る像のように、移ろいやすいものだ。」

著者のウィリアム・パウンドストーンさんは、
私たちが日常生活の中でけっこう気にしているはずの、
モノやサービスの値段に対する感覚が、
いかに非合理であるかを本書で解き明かします。

話しの中心となるのは、エイモス・トヴェルスキーさんと
ダニエル・カーネマンさんの研究。

モノの値段に関わる心理物理学。

アンカリング、ヒューリスティック、プライミング効果、
プロスペクト理論、最後通牒ゲームといった行動経済学では
お馴染みの内容がさまざまなエピソードで紹介されます。

最近、出版されているこの手の本では、
吉本佳生さんの「出社が楽しい経済学」シリーズなどが
親しみやすく手軽なところですが、
本書はもう少し研究ベースの内容で、読みごたえがあるので、
行動経済学をじっくり学びたい方には合っていますね。

また、トヴェルスキーさんとカーネマンさんの
裏話的なエピソードも詳しく紹介されているのも
本書の一つの特徴です。

 この本から何を活かすか?

  「ふつうのホットココア一杯の値段が400万ポンドで、
  温水タンク用の浸水湯沸かし器が60億ポンド以上、
  前あきのパンツときたらほぼ入手不可能だ。」

これは本書に、モノの価格の例とし紹介されていた、
伝説のコメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」の一節。

エピソード35(第3シリーズ第9話)の極度のインフレに苦しむ
アルデバラン系第5惑星アルゴンのスケッチです。

本書の原注を見ると、「Another Bleedin' Monty Python Website
に掲載のスクリプトから引用しているようです。

このサイト、私ははじめて知りましたが、
モンティ・パイソンのスクリプト(英文)が
エピソード毎に掲載されている様子。

パイソニアン(モンティ・パイソンのコアなファン)には
必見のサイトとして知られているのでしょうか?

今日は、このサイトのスクリプトを見ながら、
久しぶりにモンティ・パイソンのDVDを見ようと思います。

私にとっては、モンティ・パイソン作品が、
まさに、マスターカード的な意味の「プライスレス」。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

コメント1件

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いちご

さっぱり意味がわかりません。応えて下さい。コミニケーションツールなのか、金儲け
手段なのか

2010年01月29日 (金) 10:22