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「希望」論

「希望」論
「希望」論
(2009/11/26)
堀江 貴文 商品詳細を見る

満足度★★★

堀江貴文さんが口語文体で綴る「幸福論」。

今回最大の注目は、「サンガ」という仏教系出版社から
本書が刊行されているということ。

サンガは、もともとA・スマナサーラさんという
スリランカ仏教界の長老の考えを広く伝えるために
作られた出版社とのこと。

瞑想会なんかも開催されています。

  「そんな仏教系出版社と私のコラボレーション?
  と最初はうまくいくのかどうか、懸念があった。

  しかし、この『希望』論の話を進めていくうちに、
  私の考えていることと仏教の考え方には
  多くの共通点があることを知った。」

小飼弾さんの「働かざるもの、飢えるべからず。
も同社刊行で、本書との共通点は
「ベーシック・インカム」について語っていること。

本書では、第四部がまるごとベーシックインカム論に
ページが割かれ、堀江さん流の考えが語られています。

ちなみにベーシック・インカムとは、セーフティネットのひとつで
年齢や収入、資産に関係なく、すべての人に無条件で
毎月、必要最低限のお金を配るという制度。

私は、小飼さんの「働かざるもの、・・・」は未読ですが、
お2人とも、労働=美徳とは考えていない点で
相通ずるものがあるのでしょう。

さて、本書は「無常」について改めて語られている以外は、
堀江さんの過去の著作やブログで書かれている内容と
大きな違いはありません。

  第1部 希望論-人間編(無常、幸福論など)
  第2部 希望論-未来編(宇宙開発、電気自動車など)
  第3部 希望論-社会編(司法改革、政治改革など)
  第4部 希望論-ベーシック・インカム編

私は、堀江さんの現在の達観した考えは、
てっきり、留置所生活や裁判での検察との戦い経験して、
得たものと思っていましたが、どうやら違うようです。

既に中学の卒業文集で、「諸行無常」について語っていたとか。

やっぱり堀江さんは、昔から特殊な子どもだったんですね。

 この本から何を活かすか?

子どものために命を捨てられるか?

  「子どもの命が助かるんだったら私の命はいりません
  っていう親がいます。けれど僕は無理です。(中略)
  格好だけでも“できる”って言ったほうがいいのでしょうか。」

私は、できます。

私以外の「できる」派の親も、別に格好をつけるために
言っているのではなく、子どもへの想いから、
自然とその言葉が出てくるのではないでしょうか。

これは、どちらが良いという話ではなく、
何に重きを置くかの考えは人それぞれ。

堀江さんにとって、離れて暮らす子どもは
それだけの想いをのせる対象ではないということですね。

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