2007.08.07 Tue
世界バブル経済終わりの始まり

世界バブル経済終わりの始まり──実践・臆病者のための黄金の投資学
松藤 民輔 (2007/06/01)
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満足度★★★
著者の松藤さんは、ソロモン・ブラザーズ証券で活躍後、
独立し、現在は金鉱山専門会社ジパングのオーナーをされているようです。
本書は、FRB(米連邦準備制度理事会)が金利を引き下げた時、
NYダウは暴落し、金(ゴールド)が暴騰するという
松藤さんの予測シナリオを前提として、書かれています。
この予測の信憑性は、私には分かりませんが、
独自の視点で、興味深い点も多いので、以下、章別に内容を紹介します。
第1章 世界同時株安は、世界的バブルの終わりの始まり
ここでは、昨今話題のサブプライム問題を中心とした、
ダウが暴落する予測の根拠が述べられ、
現在13000台のダウ指数が、7000〜8000が適正値と指摘されています。
第2章 いまはすべてを手仕舞って備えるとき!
暴落が前提なので、一旦、現金化し、暴落後に買うのが基本戦略です。
ここでは、「分散投資は金持ちのためのもの」、「赤信号は一人で渡る」
など18項目もの“投資の新常識”が披露されています。
いずれの新常識も真理をついた、的を射た指摘になっています。
第3章 10億ドルの金鉱山を持つ男はこうして生きてきた
この章は松藤さんの歴史そのもの。
その生き様は、読み物としても興味深いものがあります。
第4章 投資対象の選び方−戦略商品としての「金」
各種金融商品の注意点と、金投資の有用性が述べられています。
なんと言っても、金鉱山オーナーの著者ですから、
ポジショントークになるのは、いた仕方ありません。
第5章 豊かになりたい臆病者のための「世代別資産運用法」
30代以下、50代以下、団塊世代と3つの層に分けた資産運用法が
アドバイスされていますが、団塊世代へ“投機”をススメるのは
なかなか新鮮でした。
ちょっと網羅的な紹介になってしまいましたが、
本書は、金投資に全く興味がない方にとっても、
新たな経済的視点を与えてくれる、刺激的な一冊になることでしょう。
この本から何を活かすか?
投資する人にとって、選択肢が増えるのは良いことです。
大証に、2007年8月10日の予定で「金ETF」が上場します。
(上記、金ETFのリンクはPDF形式です)
現物を持たない金投資では、東工取で金先物の取引はできますが、
ETF化されることで、ぐっとハードルが低くなることでしょう。
欧米のETFのように、現物と引き換えできませんが、
興味のある方は、流動性を確認しつつ、
投資対象の一つとして、考えてみる価値はあるかもしれません。
May the reading be with you!
| 投資やトレード、お金 | 10:17 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑



はじめまして
ikadokuさん、はじめまして。
先日コメントいただいたFP754です。
今のところ、著者の松藤さんのいうとおりに事が運んでいますね。
株式市場もそうですが、金も上がってきました。
どこまでそのとおりになるかはわかりませんが、先を読むということにおいてはさすがです。
私は以前から金鉱山株を所有していますので、ちょっと期待しています。
あと為替の先行きにも。
ところで39歳でセミリタイアというのは凄いですね。
私の場合、39歳まであと3年あります。
ikadokuさんがどのくらいの段階でセミリタイアされたのかはわかりませんが、私も市場動向の良さそうな2010年まで精一杯頑張って、2011年、つまり40歳を一つのメドとして考えています。
同じ北海道にお住まいということで、私もikadokuさんに追いつけるように頑張ります。
| FP754 | 2007/08/11 15:51 | URL | ≫ EDIT