活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

100年予測

2009年12月25日
社会・国家・国際情勢 0
100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図
100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図
(2009/10/09)
ジョージ フリードマンGeorge Friedman 商品詳細を見る

満足度★★★

21世紀は中国の時代ではない。

大前研一さんは「衝撃! EUパワー」の中で
「21世紀は超国家EUの時代になる」と予言していましたが、
本書の予想は、それとも異なります。

21世紀の覇権国はアメリカ。

しかも、アメリカの支配は始まったばかりで、
今後は凋落するどころか、上げ潮に乗る。

そして、今後100年の内にアメリカの覇権を脅かす国として
挙げられているのは、第一に日本、次にトルコ、そしてポーランド。

更に22世紀が目前に迫る頃には、躍進するメキシコが
やがてアメリカの覇権に挑戦する。

これが、本書「100年予測」の大まかなシナリオです。

著者は「影のCIA」と呼ばれる米民間情報会社ストラトフォー
CEOを務めるジョージ・フリードマンさん。

本書は、2009年1月にアメリカで刊行され
大胆な予測が話題を呼びベストセラーになりました。

フリードマンさんは、本書の中で20年単位で100年先までの
世界情勢を占っていますが、根拠としているのは「地政学」。

地理的な位置関係が、政治や国際情勢に
及ぼす影響を研究する学問です。

なぜ、アメリカの支配が続くのか?
なぜ、日本は世界での重要度を増すのか?

いずれの答えも、「海洋支配」、「海洋国家」
というところにあるようです。

  「ある意味では、未来について唯一確信を持って言えるのは、
  そこでは常識が通用しなくなるということだけだ。」

正直に言って、100年先の予想だと真偽を確かめるのも
100年先になりますから、言った者勝ちというところがあります。

しかし、現在の条件からシナリオを描き、
シュミレーションすることは重要です。

本書で、「日本」はずいぶん買いかぶられていますが、
100年先はおろか、10年先、20年先のビジョンや国家戦略ですら
明確になっていないことが心配なところです。

フリードマンさんの予想にある通り、
やがて世界の人口増加も終わり、減少に転じる時代が来ます。
更に、平均寿命が伸び世界的にも高齢化が進むでしょう。

そう考えると、今後の日本の姿が、
世界の未来を映す鏡なのかもしれません。

この本から何を活かすか?

フリードマンさんの未来予測は、非常に面白いものです。

しかし、真の醍醐味は人の予測を読むよりも
自分で予測することにあるのではないでしょうか。

私は、毎年、年初に1年間のマーケットの動きと
経済的に起こりそうなトピックを予測します。

半分は外れますが、思考訓練の良い機会になっています。

100年先とまではいきませんが、来年は、1年先だけでなく
3年先の予測まで立ててみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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