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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ダンドー

ダンドー (ウィザードブックシリーズ)
ダンドー (ウィザードブックシリーズ)
(2009/07/10)
モニッシュ・パブライ 商品詳細を見る

満足度★★★

バフェトロジストによるバリュー投資の本。

著者のモニッシュ・パブライさんは
ウォーレン・バフェットさんの熱烈な信者。

2007年には、バフェットさんと会食する権利を5度目の挑戦で
約65万ドルにて落札し、話題になったそうです。

パブライさん自身の運営するヘッジファンドでは、
7年半で年率28.6%という好成績を収めています。

本書には、バフェットさん以外にも、チャーリー・マンガーさん、
ベンジャミン・グレアムさん、ジョエル・グリーンブラットさんらの
バリュー投資の大御所の考えが所々に引用されています。

「ダンドー(Dhandho)」は、インド西部のグジャラート州の言葉。

富を創造する努力と挑戦というのが本来の意味ですが、
本書では、リスクほとんどとらず、リターンを最大化する
という意味で使われています。

  「コインの表なら勝ち、裏でも負けは小さい!」

これは、インド出身のマイノリティのグループ「パテル」が、
全米のモーテル業界で大成功を収めた経営手法。

本書では、その経営方式から個人投資家が株式投資において
活用できる考えをまとめています。

  1. 新規ではなく、既存のビジネスに投資する
  2. シンプルなビジネスに投資する
  3. 行き詰った業界の行き詰ったビジネスに投資する
  4. 永続的な堀を周囲に備えたビジネスに投資する
  5. 厳選した少数に賭ける、大きく賭ける、たまに賭ける
  6. 裁定取引に固執する
  7. 常に安全域をを確保する
  8. 低リスクで不確実性の高いビジネスに投資する
  9. 革新的なビジネスよりも成功者をマネたビジネスに投資する

本書の前半はインドの起業集団パテルの創業話しで、
目新しく感じますが、直接株式投資の話しではないので、
少しまどろっこしく感じる人もいるかもしれません。

また、本書の説明はどちらかと言うと概念的。

株式投資のためのフレームワークを示してはいますが、
具体的手法や細かな指標までは説明されていませんから、
本書を手にとって、すぐに投資をはじめたい人には向きません。

この本から何を活かすか?

本書で言われるような、低リスクで高リターンの投資はあるのか?

よく知られるように、分散投資をすることで、
効率的フロンティアを築きリターンを維持しながら
リスクを抑えることは可能です。

それでは、本書のような集中投資では、
低リスクで高リターンはあり得るのか?

一面において、あり得ます。

マーケットは、リスクとリターンが完全にトレードオフになるほど、
効率化されていませんし、実は低リスクの裏には、
ちゃんと他に支払っているものがあるからです。

それは、時間と忍耐。

これがバリュー投資において一番のコストであり、
リターンの源泉とも言えます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 
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