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恐慌で儲ける!

恐慌で儲ける! 相似形チャートで見る未来予想図
恐慌で儲ける! 相似形チャートで見る未来予想図
(2009/10/20)
松藤 民輔 & ボブ・ホウイ 商品詳細を見る

満足度★★★

チャート分析の解説本です。
と言っても、分析「方法」を学ぶという種類のものではありません。

対象は株、為替、金、原油・・・など。

当ブログで過去に何冊も紹介している、
Mr.ゴールドこと松藤民輔さんの元ネタです。

ネタの主は、カナダ在住の投資コンサルタント、ボブ・ホウイさん。

本書では、ホウイさんが発行するニューズレター「チャートワークス」で、
2006年5月~2009年8月にリリースされたものの中から、
松藤さんが心の底から感動したという35本のチャート分析が紹介されています。

ホウイさんの分析方法は、「パターン認識」。

過去のあらゆる時間軸の中から、現在のチャートパターンと
相似形を見つけ出し、未来を予測するという方法です。

但し、本書はホウイさんのチャート付きニューズレターから
松藤さんが選び、松藤さんが解説を加えるという形なので、
「松藤さんのバイアス」がかかっていることを前提に読む必要があります。

ちなみにチャートワークス2009年8月17日号では、
当時10500円だった日経平均について、秋にかけては

  「最初の目標を達成したので、反落して9600円あたりを目指す動き」

と予想されています。

実際のところ日経平均は、10月5日に9674円をつけて、
その後一時反転していますから、この予想は的中しているようです。

このように、予測が当たっていることについては、
純粋に凄いと思えますが、本書の最大のネックは、
読んだからといって、その予測を再現できないこと。

なぜそう予測されるのかについては、
その根拠が明確に示されているわけではありません。

ですから、本書を読んで現実的に可能なことは、
ニューズレターの端々に現れるホウイさんの視点から、
インスピレーションを得るというこなのかもしれません。

投資を行なっている人の中でも、チャートについては
肯定派と否定派に真っ二つに分かれます。

長期のポジションを取り、円安ドル高の流れを主張する
藤巻健史さんはチャート否定派。

一方、松藤さんはチャート肯定派。
しかし、本書の中で予測する為替の動きは円安で、
今後126円程度までドルが上がるとしています。

更に長期のターゲットは150円にもなるとも。

分析手法やロジックが全く異なるお2人ですが、
予想の方向が同じなのも、投資の一つの面白さです。

この本から何を活かすか?

  その1. マーケットは決してランダムに動かない。
      10年単位、100年単位でマーケットを分析すれば、
      必ず類似した「パターン」や規則性が見つかる。

  その2. マーケットには人間の小手先の作為や恣意は決して及ばない。

  その3. たとえパターン認識できたとしても、
      それが必ず短期投資に向いているワケではない。
      同一のパターンでも、要因によって数週間のズレは発生する。

  その4. だからこそ、パターンによって、「自分がどこにいるか」の
      トレンドを見極め、そこに乗る形(長期投資)が望ましい。

これは、ホウイさんの投資方法を松藤さんがまとめた「鉄則」。

私自身は、10年単位、100年単位でチャートの
パターン分析をしていませんが、今後の参考にしたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 

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