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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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出社が楽しい経済学 2

出社が楽しい経済学 2
出社が楽しい経済学 2
(2009/10/10)
吉本佳生&NHK「出社が楽しい経済学」制作班 編 商品詳細を見る

満足度★★★

  「この番組は貴重です。きっともう二度とないでしょうから」

経済学者・吉本佳生さんにして、こう言わしめた「出社が楽しい経済学」。
2009年1月から、NHK教育テレビで全12回で放送された経済ドラマです。

同番組が反響を呼び、急遽、第2シーズンの制作が決定し、
2009年10月から全8回の予定で放送中です。(2009年11月現在)

放送時間は相変わらず23時からですが、
教育テレビから、NHK総合へと大出世。

今回も劇団SETの役者さんの超ベタなコント(?)は健在のようです。

さて、本書は同番組の第2シーズンを書籍化したもの。
第1シリーズの記事はこちらです)

本書では、番組と同じ8つの経済用語が、
日常生活の例に当てはめて解説されています。

  ロックイン、コミットメント、ウェブレン効果、心の会計、
  スクリーニング、勝者の呪い、レントシーキング、規模の経済性

これらのテーマは、

  ・ミクロ経済学とゲーム理論の重なり合う部分
  ・日々の暮らしに役立つテーマである
  ・居酒屋で話したくなるようなテーマである

などを選定基準に、番組スタッフと監修の吉本さんで
話し合って選ばれたようです。

見方によっては、私たちが日常生活で陥りやすいトラブルや
囚われがちな心理状況に、経済のキーワードを当てはめ
「それって、“勝者の呪い”だよね」と言っているだけのように
感じるかもしれません。

しかし、そもそも根本的な解決方法が無い問題も多いので、
経済の考え方を楽しく覚えて、そういう状況にならないように
予防するのが現実的なところでしょうか。

吉本さんと言えば世間的には「スタバはグランデを買え!」の
イメージが強かったと思いますが、
この番組への参加で、一気に「吉本さん=出社が楽しい経済学」という
ブランドが確立された感がありますね。

書店の流通経路にのせることで「規模の経済性」を活かし、
低価格に抑えたDVDブックやコミックも発売中です。

「出社が楽しい経済学」DVDブック第1巻
「出社が楽しい経済学」DVDブック第2巻
「出社が楽しい経済学」DVDブック 第3巻
「出社が楽しい経済学」DVDブック 第4巻
マンガでわかる! 出社が楽しい経済学 (別冊宝島 1606 スタディー)

この本から何を活かすか?

ポイントカードは顧客の囲い込みをしたい企業の「ロックイン戦略」

本書の第1章では、スイッチングコストを高めて顧客の乗換えを抑えたい
企業側の視点を交えて、この用語が解説されていました。

以下、ポイント還元についての個人的な見解です。

1. そもそも貨幣・紙幣とポイントを同列で論じることが間違い
2. 例えば、同じ10%でも実質割引率に差がある
3. 使える時期に差があるので割引現在価値が異なる
4. ポイントには様々なリスク要因があるので、プレミアムが必要

しかし実際のところ、現金割引かポイント還元か、
あるいはどこの店で購入するのが得かと、考えれば考えるほど、
一番貴重な財産である「時間」をコストとして支払っている点に
気をつけなくてはなりませんね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 

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| 経済・行動経済学 | 06:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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