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奇想天外な科学実験ファイル

奇想天外な科学実験ファイル―歴史を変えた!?
奇想天外な科学実験ファイル―歴史を変えた!?
(2009/08/25)
アレックス・バーザ 商品詳細を見る

満足度★★★

科学者の持つ好奇心は、人類が発展するための強力なエンジンです。
しかし、その飽くなき探究心は、時として制御不能となり暴走する。

本書には、一見、暴走としか思えないような、
人類史上最も奇想天外な科学実験の数々が集められました。

まるで映画や小説に登場しそうな、
マッドサイエンティストが本書には登場します。

著者は、中世から現在までの本当にあったイカサマや
都市伝説などウソにまつわるエピソードを集めたウェブサイト
The Museum of Hoaxes」の館長を務めるアレックス・バーザさん。

  「実験者が大まじめでやっているからこそ、これらの実験には
  現実を超越した独特の面白さがある。未知の領域に挑戦すべく冷静に
  実験に精を出す白衣を着た科学者のひたむきさと、それとは対照的な
  心や奇抜さ、とても正気とは思えないアイディアという
  奇抜な組み合わせには、ゾクゾクとするような魅力がある。」

紹介される科学実験は10のテーマに沿った70以上。

  ・死んだ子ネコを生き返らせる
  ・自分で自分をくすぐっても、くすぐったくないのはなぜか?
  ・モーツアルトを聞くと頭がよくなる?
  ・ゾウにLSDを打つと、どうかるか?
  ・性交時の体毛移動率
  ・ゴキブリのレース
  ・恐怖喚起コンテスト

タイトルだけ聞くと眉をひそめたくなるような実験や、
今考えると本当にバカバカしい実験を
当の科学者達は真剣に研究しているところが面白いところ。

バーザさんは、これらの歴史に名を残す(?)実験を
科学者の人物像や実験も織り交ぜながら、
科学的な知識がなくても楽しめる読み物に仕上げています。

ひとつひとつのエピソードはコンパクトにまとめられ、
感情移入できるほど長くないのが、ちょっと残念なところですが、
いずれの実験も出典や参考文献が、きちんと掲載されていますから、
興味があれば、自分で詳しく調べることも可能です。

原書は「Elephants on Acid: and Other Bizarre Experiments」で、
「LSDを打たれたゾウ」の話しがタイトルになっているので、
表紙もカラフルなゾウでデザインされています。

しかし、日本語版は、「見てはいけないものを覗き見している」
ような写真が表紙で、こちらの方が本書のイメージに近いですし、
この表紙だけで科学実験に興味がない人でも、
思わず本書を手にとってしまいそうになるのではないでしょうか。

第1章の「フランケンシュタインの実験室」は
多少グロい話も登場するので、その手の話しが苦手な方には、
第1章を飛ばして、第2章から読むことをオススメ。

この本から何を活かすか?

のんびり家を持って歩く、ほのぼのとしたイメージのカタツムリと
ジメジメしたところに生息して、嫌われ者扱いされるナメクジ。

違いは、殻があるかないか。

元々は同じ種で、殻がなくても生活できるように進化したために、
ナメクジは、カタツムリとは天と地ほども違った扱いを受けています。

さて、私は本書のような奇抜な実験は簡単にできませんが、
子どものために、カタツムリもナメクジも差別することなく、
例の、「塩をかけると溶ける?」という有名な浸透圧の実験を
行ないました。

  被験者 : カタツムリ、ナメクジ各数匹
  材料 : 塩、砂糖、重曹、水、割り箸など

実験後は、水に入れて元に戻そうとしましたが、
やはり数匹の犠牲者が出てしまいました。

彼らの犠牲のおかげで、図らずも命の尊さまで、
うちの子は学ぶことができました。合掌。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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