活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

人を助けるとはどういうことか

2009年10月03日
コミュニケーション 3

人を助けるとはどういうことか 本当の「協力関係」をつくる7つの原則
人を助けるとはどういうことか 本当の「協力関係」をつくる7つの原則
(2009/08/08)
エドガー・H・シャイン 商品詳細を見る

満足度★★★

よかれと思って手助けしたつもりが、
かえって相手の機嫌を損ねてしまうことになった。

こんな経験、私もよくあります。

「支援」は、相手との相互関係なので、
一方的なものになってはいけませんし、
相手にも役に立つと思ってもらわなければなりません。

・「〇〇通りは、どっちですか?」と見知らぬ人から尋ねられる。
・「算数のこの問題、手伝ってくれない?」と子どもに頼まれる。
・「紅茶を入れてくれない?」とパートナーに頼まれる。

ビジネスや日常のいたるとこに、
誰かが誰かを助けようとする場面があります。

ここで、相手の真のニーズを知らないまま質問に答えたり、
要求に応じてしまうと、お互いに気まずくなることも。

親切のつもりでかけた言葉が、
相手に「一段低い所に置かれた」と感じさせてしまうなど、
なかなか難しい面もありますね。

必要なのは、相手の「理解」と「信頼」です。

本書は、「支援学」の入門書で、日常のありふれた経験を
概念化するためのエクササイズ。

著者は、組織心理学の創始者で、MITの名誉教授でもある
エドガー・シャインさんです。

50年以上もの研究の成果を、学術書といった形態ではなく、
身近な問題をとりあげ、分かりやすくまとめています。

中心となるのは、支援者が最初からコミュニケーションの
プロセスに焦点を当てる「プロセス・コンサルテーション」の手法。

相手の信頼を少しずつ構築しながら、
真の要求を探るコミュニケーション方法です。

そのための鍵となるのが、「控えめな質問(humble inquiry)」。

さすがに長年蓄積した研究が背景にあるだけあって、
少し堅めの文体ですが、単に理論の説明だけでなく、
具体例も豊富なので、誰もが自身の経験を思い出しながら、
本当の協力関係を築く方法を学ぶことができます。

また、後半では集団としての支援であるチームワークや
組織における有効な支援方法について論じられているので、
ビジネス上でも活用可能です。

この本から何を活かすか?

「支援関係における7つの原則」

  1. 与える側も受け入れる側も用意ができているとき、効果的な支援が生じる。
  2. 支援関係が公平なものだと見なされたとき、効果的な支援が生まれる。
  3. 支援者が適切な支援の役割を果たしているとき、効果的な支援が生まれる。
  4. あなたの言動のすべてが、人間関係の将来を決定づける介入である。
  5. 効果的な支援は純粋な問いかけとともに始まる。
  6. 問題を抱えている当事者はクライアントである。
  7. すべての答えを得ることはできない。

本書では、この7つの原則に対し、
それぞれ実践するためのコツが示されています。

せっかく手を差し伸べるなら、少しでもそのコツを身につけ、
独りよがりな支援にならないようにしたいものです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

コメント3件

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いちご

まあ 今日こられると、ずっと待ってるんです。よしをたすけたい
よしにたすけられたい。あいたいの あって~おねがいします。

2009年10月03日 (土) 08:31

OG

はじめまして!私も読書ブログをやっています。
もしよければ相互リンクしてください!

当サイトの情報は下記のとおりです。
○サイト名: 貧乏サラリーマンのビジネス書レビュー
○URL: http://dreams7.net/

たくさんアクセスを送れるようがんばりますので、
何卒よろしくお願いします。

2009年10月04日 (日) 06:44

ikadoku

OGさん

実は、当ブログでは現在相互リンクの募集を行なっていません。

ただし、近々、既に相互リンクしているサイトで
更新が休止しているサイトのリンク見直しをする予定です。

それからで、よろしければ相互リンクできるかも
しれませんので、今しばらくお時間をください。

2009年10月06日 (火) 10:18

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