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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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発想の視点力

いまは見えないものを見つけ出す 発想の視点力
いまは見えないものを見つけ出す 発想の視点力
(2009/08/12)
三谷 宏治 商品詳細を見る

満足度★★★★

あの人は、何でそんな発想ができるんだろう?

同じモノを見ていても、その本質を見抜き
独自の発想ができる人がいます。

私がパッと思いつく有名なところでは、
大前研一さんや小飼弾さんなどがそうですね。

こういった人達は、頭の構造が違うから、
普通の人が同じように発想するのはムリなのか?

あきらめる前に、まず本書を手にとってみましょう。

本書で三谷宏治さんが説明する「3つの視点力」を身につけると、
誰でも優れたアイディアを生み出せるようになるかもしれません。

例えば、よく行なわれるアンケート集計やデータ分析。

通常、私たちはデータの共通点は何か、
あるいは最大要因は何かという観点で分析しがちです。

しかし、これらのメジャー要因は、実は集計する前から
分かっていたことで、単に数字の裏付けで自分を納得させたり、
他人を説得するための材料をまとめたに過ぎません。

  「中央にジャンプはない。単純な相関に面白い答えはない。」

注目すべき点は、共通点ではなく例外や矛盾。

メジャーではない周辺部分にこそ、ジャンプの種が隠されていると
三谷さんは指摘します。

集計上は「その他」にまとめられ、存在に気づいているものの、
異常値として無視したり、マイナーだからという理由で
深く追求することを怠ってしまう外れた値。

例外から逃げずに、その理由を徹底的に掘り下げる。

  「一見無価値なのに、存在しているもの、その理由を追求しよう。」

余談ですが、山田真哉さんの「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」も、
まさにこの視点で着想し、そこから会計の本質的な考えまで展開させて、
ベストセラーになった本でしたね。

さて、本書で説明されるのは、
発想を飛ばすための次の「3つの視点」。

  視点1. 比べる(矛盾、不変・変化、例外、周辺やその他を比べる)
  視点2. ハカる(ハカり難いものをきちんとハカる、ヒト・未来・塊)
  視点3. 空間で観る(「ああそうか」で終わらせず深掘りする)

本書では、これらの視点力で尖った発想をするための、
考え方とトレーニング方法が分かりやすく解説されています。

三谷さんの前著、「正しく決める力」も完成度の高い本でしたが、
本書は更にそれを上まわる素晴らしさ。

まさに発想の達人が実践している秘密が明かされる、
目からウロコの一冊です。

この本から何を活かすか?

JAH法(Jiku Atai Haba 軸値巾法)を試しに使ってみる。

これは本質を見極め、発想を展開する方法として
本書に紹介されていたワザです。(詳しい使い方は本書を参照)

例えば、最近、私が気になるキーワードとして
「サーバント・リーダーシップ」があります。
これは社員を従者として助けながらリードするという考え方。

このキーワードからJAH法を使って、
制限時間15分間で、別のアイディアを導き出すことに挑戦しました。

まず「サーバント」と「リーダー」と「シップ」に分解。

一つ目の「軸」(属性)は、「人との関係性」とします。
この場合の「値」は、サーバント(召使い)。
その「巾」は、奴隷~支配者までさまざま。

そして2つ目の「軸」を「組織で必要な役割」とします。
この場合の「値」は、リーダー。
そのときの「巾」は、新入社員から相談役までさまざま。

3つ目の「軸」を「接尾辞」
この場合の「値」は、シップ。
その「巾」は、力、的、イズム、イストなどなど。

さて、これらを組み合わせて、制限時間内で
私が作り出したのは「スレイブ・トップイズム」という言葉。

会社の頂点にいながら、自らの考えで動けない
経営者を揶揄する時にでも使いましょうか。

はじめてJAH法を使ったので、あまり飛んだアイディアは
生まれませんでしたが、もう少し練習したいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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| アイディア・発想法・企画 | 09:47 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

まあ~すごいです。本5冊もよんで むずかしいことは、わかりませんが、縦軸と横軸のことはわかります。その交わるところは、自分
ということらしいです。

| いちご | 2009/10/02 11:48 | URL |

いちごさん。

JHA法について頂いたコメントかと思いますが、
詳しく当記事の中で説明できなくて、申し訳ありません。

この手法、「軸は何か」を問い続け、
あとはピボットのイメージでアイディアを
どんどん展開していきます。

| ikadoku | 2009/10/03 06:47 | URL |















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