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ロジカルシンキング・リーディング

ロジカルシンキング・リーディング
ロジカルシンキング・リーディング
(2009/08/26)
大石 哲之 商品詳細を見る

満足度★★★★

著者の大石哲之さんより献本いただきました。ありがとうございます。

本を読んでも、なかなか仕事での成果が得られない。

これは、多くのビジネスパーソンが抱える悩みです。

なぜ、本を読んだ時はできそうな気がするのに、
実際に、それを上手く活かせないのか?

それは、「読書」と「仕事上の成果」の間には、深い溝があるからです。

ジェフリー・ムーアさんの「キャズム」ではありませんが、
だだ普通に本を読むだけでは、越えられない深い深い溝。

その溝を埋めて、「読書」と「成果」の橋渡しをするのが本書です。

成果を出すことに徹底的にこだわっていますから、
読書のためのアイテム、メモの取り方、本への書き込み方法といった
枝葉末節なテクニックはほとんど語られていません。

大石さんは、読書で成果をえるために重要なことは
論点を一つに絞った「一点突破」であると説明しています。

実は、本書自体も同じで、成果を得ることだけにフォーカスした
「一点突破」を図った本と考えられます。

まず、大前提として挙げられるのが、読書を成果につなげるのではなく、
成果につなげるための読書をするということ。

つまり、読書は目的を実現するための手段ですから、
間違っても読書自体が目的化してはいけません。

そして、目的にあった本を選んだ後は、
インプットと同時にアウトプットを行ないます。

そのためには、「仮説思考」や「PDCAサイクル」を使った読み方、
あるいは、「雲雨傘」の雲雨の部分に注目した読み方が必要であると
解説されています。

大石さんは、本の選び方として、目的にあった本の中でも
論理的に練られた「構造化」された本を選ぶように推奨しています。

果たして、本書はどうでしょうか?

  仕事の成果につながる読書をする
      ∟(第1章)読書の目的を一点に絞る
      ∟(第2章)目的に沿った本選び方をする
      ∟(第3章)ロジカルシンキングで考えながら読書する
      ∟(第4章)読むと同時にアウトプットする

これが、本書の目的と章立てです。

やはり、さすがに戦略系コンサルタントだけあって、
見事に構造化されていますね。

この本から何を活かすか?

「読書のPDCAサイクル」とは、次の4つの行動を
一連の流れとしてパッケージしたものです。

  Plan : 何のために読むか、目的を絞る
  Do : 本を読む
  Check : 考える
  Action : 実践してみる

このサイクルを一冊の本を読む中で、何度も回すことが、
高いアウトプットを生む秘訣のようです。

大石さんは、あえて読書時間を細切れにすることで、
強制的にPDCAサイクルを回します。

例えば、15分間電車で読書をしたら本を閉じ、
電車の乗り換えのために歩きながら、
一旦、読み終わった途中までの結論(仮説)を考える。
そして、電車を乗り換えたら再読書・・・
この繰り返しで、サイクルを数多く回すようです。

私のように、電車通勤に関係ない生活を送るの人は、
タイマーで読書時間を区切って、
このサイクルを回す必要がありそうですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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