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巨大バブルがやって来る!

巨大バブルがやって来る!~金融危機終息後の「モラトリアム相場」の読み方~
巨大バブルがやって来る!~金融危機終息後の「モラトリアム相場」の読み方~
(2009/07/30)
木下 晃伸 商品詳細を見る

満足度★★★

  「“100年に一度の危機”という言葉に騙されてはいけない。
  複雑に見える経済を分解し、シンプルに考えていくことで、
  現在の危機は、いずれ“巨大バブル”という言葉となって
  再び私たちの前に姿を表すことになるのだから。」

今後のマーケットの予測として、こらから金融危機の第二波が
来ると考える悲観派と、既に危機は峠を越し今後順調に回復する
と考える楽観派に大きく分かれます。

著者の木下晃伸さんの立場は後者。(木下さんの過去の著作はこちら

回復どころか、さらに大きなバブルが発生するという予測です。

前提としているのが、バブルは何度も起こり得るという事実。

そして、金融危機が生んだモラトリアム相場で、
上昇のためのエネルギーが蓄積し、中国やインドが触媒として
かつてない程の巨大バブルが到来する。

ちなみに、原油価格も1バレル=$140台を回復し、
更には1バレル=$200になってもおかしくないというのが、
木下さんの主張です。

これらの主張だけを羅列すると、占い師の予言と大きな差がないように
感じられますが、本書の中では今回の金融危機と1929年の世界恐慌を
比較するなどの冷静な分析がなされています。

サブプライム問題で、デカップリング派は打ちのめされ、
新興国の経済成長には懐疑的になっている人も多いようですが、
いい時も、悪い時も極端に反応するのが新興国の特徴です。

ですから、中国がエンジンとなり世界経済が順調に回復し、
更に加速してオーバーシュートすることも十分に考えられます。

また、本書を読む限り、木下さんがバブルが来ると煽り、
直接的に何かを購入させようとしている訳ではありませんし、
冷静に考えて、バブル到来を主張することが、木下さんが現在持つ
ポジションに影響を与えることは殆どないように思えます。

  「強気相場は絶望のうちに芽生え、懐疑のうちに育ち、
  楽観のうちに成熟し、幸福のうちに消えてゆく」

私たち一般投資家にとって大切なことは、楽観派・悲観派、
両方の意見を参考にしながらも、自らの頭で考え、
どちらの方向に動いても、あるいは、あり得ない事が起こってもいいように
万全の準備をしておくことでしょう。

[参考]
分析力に定評のある、木下さんの発行するメルマガ
「投資脳のつくり方」は、こちら

この本から何を活かすか?

木下さんは株式市場の転換点として、金融株に注目しています。

せっかくですから、米金融株の代表的なところで
Citi(C)とBK OF AMERICA(BOA)の株価を見ておきましょう。

Citi(C)
C

BK OF AMERICA(BOA)
C

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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