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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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社員のモチベーションは上げるな!

社員のモチベーションは上げるな!
社員のモチベーションは上げるな!
(2009/07/25)
宋 文洲 商品詳細を見る

満足度★★★

簡単にいうと、次の諺について書かれた本です。

  You can lead a horse to water, but you can't make it drink.
  馬を水場に連れていくことができても、水を飲ませることはできない。

著者は、ソフトブレーンの創業者の宋文州さん。

昨日の記事で紹介したアンリ・ジャールは作られた外国人でしたが、
宋さんは実在する方。

いずれにしても、外部からの視点は、私たちが当たり前だと思っていたことが、
実は当たり前でもなんでもないことに気づかせてくれます。

宋さんは、“モチベーション”という言葉が飛び交っている会社ほど
業績が芳しくないと説明しています。

それでは、モチベーションは不要なのか?

いいえ、宋さんはモチベーション自体を否定している訳ではありません。

あくまでも、モチベーションは内在する動機付けであり、
他人がコントロールできるものではないとしています。

  「社長も部長も、やる気がないことを、素直に認めるべきだと思います。」

誰しも、モチベーションが上がらない時があります。

その状態を、人間の生理現象として素直に受け入れ、
再び燃え上がる時期が来るまで、火種だけは絶やさないように守る。

この自然体で、自分を信じて待つことが重要のようです。

本書では、宋さんの仕事に対する持論述べられていますが、
逆説的な言い回しが多く刺激的。

  ・モチベーションが高すぎる会社は要注意!
  ・「怒るな、叱れ」は大間違い!
  ・部下をほめてはいけない
  ・「ホウレンソウ」の徹底が、責任転嫁を生む
  ・努力は必ずしも報われない

「モチベーションが高すぎる会社」で私が思い出すのが、
大嶋啓介さんの「てっぺん!の朝礼」。
きっと、宋さんからすると、受入れられない方法なのでしょう。

本書の中で、いけすの中でイワシを弱らせない方法が紹介されていました。

イワシは弱い魚(鰯)で、ただいけすに入れておくだけでは、
すぐに死んでしまいます。

しかし、一匹だけ違う魚(天敵)を入れておくと、
緊張感が高まり、簡単には死なないようです。

これは、「イワシと企業には共通点がある」ということで
本書に挿入されていた話しですが、私には宋さん自身が
日本社会の中に入って、日本人に緊張感を与える
天敵の魚の役割を果たしているように思えました。

この本から何を活かすか?

  「強い精神力はこう作る」

本書では、宋さんが日頃から実践しているお金も掛からない
簡単方法が紹介されていました。

それは、駅のゴミ箱から捨てられた新聞や雑誌を漁ること。
読みたい雑誌を拾って、電車で読み、またゴミ箱にすてるようです。

宋さんは、部下にやめて欲しいと懇願されながらも、
あえて屈辱的なことを経験し、精神を鍛えるために、
ゴミ箱から雑誌を拾うことを実践しているとか。

確かに、精神鍛錬になりますし、経済的で、エコな行為ですが、
何かが違うような気がします。

プライドを捨てることも大切ですが、
捨てないほうが良いプライドもあるのではないでしょうか?

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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