活かす読書
ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

人を動かす質問力

2009年09月01日
ノウハウ本 2
人を動かす質問力 (角川oneテーマ21 C 171)
人を動かす質問力 (角川oneテーマ21 C 171)
(2009/07/10)
谷原 誠 商品詳細を見る

満足度★★★★

私たちは、「分からなかったら質問してね」と
小さいころから、数えられないくらい言われ続けてきました。

決して、学校の先生は「人を動かしたいなら質問してね」とは
言わなかったはずです。

そういた経験が、私たちの中に長く刷り込まれているので、
最近の「質問力」ブームで、質問力の本が沢山出回っていても、
いまだに、「質問=情報を聞き出すもの」という固定観念が
拭えない人が多いのかもしれません。

自分が知るための質問ではなく、人を動かすための質問。

それが、質問のプロ(弁護士)である谷原誠さんが、
本書で説明する内容です。

それでは、なぜ、質問には人を動かす力があるのか?

理由は2つあります。

一つ目の理由は、人は「なぜ?」と聞かれた瞬間に、
自動的にその答えを探す性質を持っているからです。

谷原さんもこの性質を利用して、本書の冒頭を質問から始めています。

二つ目の理由は、人は他人から言われたことには従いたくなくても、
自分で気づいたことには喜んで従う性質があるから。

どちらの性質も人を動かす強力なエンジンです。
(ちなみに、このパワーを会議に利用したのが「質問会議」です)

しかも、この質問の持つ力は他人だけではなく、
自分自身にも大きな影響を及ぼします。

自分への質問の質と回数が、人生の成功を左右する
と言っても過言ではないでしょうか。

本書では、自分を含めた人を動かす質問のコツが、
6つの分野(思いのままに情報を得る、人に好かれる、人をその気にさせる、
人を育てる、議論に強くなる、自分をコントロールする)で、
コンパクト、かつ密度濃く説明されています。

私が読んだ最近の「質問力」本の中では、
最もコストパフォーマンスが高い一冊。
正直に言って谷原さんの過去の著作よりも、私にはフィットしました。

また、本書を読むと特典として、
恋人や配偶者に「携帯電話見せて」と言われた時に、
うまくかわす「立証責任の転換」のテクニックが身につけられるかも・・・

この本から何を活かすか?

ポジティブな質問の仕方ができるかどうかは、思考の癖、習慣です。

  (ネガティブ・クエスチョン)
    「何度注意されれば気が済むの?」

  (価値観)
    注意されたら一度で直すべきだ

  (ポジティブ・クエスチョン)
    「前回注意した後、何を変えた?」
    「どうすれば今後のミスを防げると思う?」
    「いつ改善する予定?」

本書には、上記のようなネガティブ・クエスチョンを
ポジティブ・クエスチョンに変える練習問題が、何問か掲載されていました。
私も、しっかりと練習してみます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

関連記事

気に入ったらシェア!

ikadoku
この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

コメント2件

コメントはまだありません

kenn

気になったので、そのうち読もうかと思ってました。
ご存じかもしれませんが、小飼弾さんが、
おもしろいことを書かれてますね。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51235683.html

質問攻撃をはねのけるためには、
相手の質問の動機や理由を自問することだとか。
そうすれば真意が見えてくるってことでしょうか。

そろそろ読むタイミングなのかもしれません。
ご紹介、ありがとうございます。

2009年09月01日 (火) 12:27

ikadoku

kennさん

いつも、情報提供ありがとうございます。

私は、小飼弾さんのブログ本文は、自分が記事を書く前には、
なるべく読まないようにしています。

何といっても、影響度が大きいので。

記事にしてから読もうと思っていても、
小飼さんが書いてからかなりのタイムラグがあるので、
読もうと思っていたことを忘れることもしばしば。

これから、読んでみますね。

2009年09月02日 (水) 09:11