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読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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バフェット・コード

バフェット・コード
バフェット・コード
(2009/06/09)
荒井 拓也 商品詳細を見る

満足度★★★★

日本をはじめ、世界中には、オマハの賢人として名高い
ウォーレン・バフェットさんの信奉者が数多くいます。

しかし、バフェットさんと同じように投資しているつもりでも、
実際に同じようなパフォーマンスを上げている方は
あまり多くないことでしょう。

なぜ、バフェットさんと同じように投資できないのか?

その謎に迫るのが本書です。

著者は、バフェットフリークとして有名な荒井拓也さん。
現在4つのファンドを運営しながら、
グローバル投資サイトiBenkei.comを主宰しています。

過去の荒井さん本では、訳書ですが「カラ売りの美学」 が
面白かったように私は記憶しています。

さて、本書の構成は次の通り。

  第1部 バフェットの歩んだ“王道”(約120ページ)
  第2部 バフェット・システム(約70ページ)
  第3部 バフェット・コード(約20ページ)

第1部が本書の半分以上のページを占め、
1977年から2007年まで、年代順にバフェットさんの投資行動を辿り、
どのような条件でどう判断し、何を売買したかを詳細にまとめています。

バフェットさんの投資行動を部分的に紹介する本は、
今までも沢山ありましたが、 ここまで細かく足跡を振り返った本は
ほとんどありません。

やはり、バフェット流投資の真髄を知るためには、
象徴的な成功例だけからではなく、数少ない失敗例からも
学ぶ必要があるということでしょう。

第2部は、バフェットさんの投資行動に対する解説です。

ここでは、バフェットさん自身は陥ることのない
「バフェット流投資の罠」が説明されていました。

一般にバフェットさんは、一度株を買ったら一生売らない とう
イメージが持たれていますが、 実際は売る時は売る。
更には、投資の王道を外れるアービトラージなどの投機も
楽しんでいる一面が示されています。

第3部では、荒井さんが導き出した「バフェット投資の公式」について
論じています。

実際のところ、フリー・キャッシュ・フロー(FCF)から
フェアバリューを算出するという「公式」は、シンプルではあるものの
これだけでは実用性に欠けるように思えます。

やはり、大量の本を読み広範な知識を頭の中に蓄積させ、
総合的に投資の判断をしているバフェットさんだからこそ、
正しい判断ができるという一面があります。

この点だけ見ると、コードはコードのままという印象が
ぬぐえませんが、トータルで見ると類書とは異なる視点で、
骨の髄までバフェットさんをしゃぶり尽くそうという意気込みが
感じられる力作でした。

この本から何を活かすか?

私は一度だけ、バフェットさんと同時期に
同銘柄を保有していたことがあります。

それは、中国株の「ペトロチャイナ」。

実際は、バフェットさんより早く買っていたので、
バフェットさんが買ったというアナウンス効果の
恩恵にもあずかりました。

本書ではバフェットさんが2003年にペトロチャイナを取得し、
2007年に売却した際の投資判断が解説されています。

この機会に、実際に私自身が行った判断を振り返り、
バフェットさんの投資判断と、何がどう違ったのかを
確認してみたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 投資 | 08:06 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

こんにちは~

バフェットさんて、世界2位の富豪の人でしたっけ。
確か、GMとかフォードに投資したんでしたでしょうか。
投資の秘訣、わかれば嬉しいんですが。
やはり、サワカミさんもおっしゃってますが、
長期投資が基本なのでしょうか。
ずーーーーと持ってて、驚天動地の経済変革があったときに
売るんでしょうか。ま、本見てみないとわからないですよね。

| てんてんまるどん | 2009/07/23 18:46 | URL | ≫ EDIT

てんてんまるどんさん

申し訳ありません。
バフェットさんについて少し説明不足でしたね。

バフェットさんは、一昨年ぐらいから
ビル・ゲイツさんを抜いて長者番付1位になっている
投資の生ける神といった存在でしょうか。

現在の保有銘柄は、コカコーラ、ウェルスファーゴ、P&Gなど。
よろしければ、こちらのサイトを参照してください。
http://warren-buffett-portfolio.com/

個人的には、誰にでも長期投資が最適という訳ではなく、
やはりその人にあった投資スタイルがあるように思えます。

| ikadoku | 2009/07/25 14:51 | URL |















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