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バカヤロー経済学

バカヤロー経済学 (晋遊舎新書 5)
バカヤロー経済学 (晋遊舎新書 5)
(2009/05/12)
竹内 薫 商品詳細を見る

満足度★★★★

理系の人のための経済・政治の入門書。

99・9%は仮説」などでお馴染みのサイエンスライター竹内薫さんが、
小学生に戻ったつもりで、経済と政治の「先生」に質問する
対話形式で書かれています。

なぜ、小学生なのかというと、「わかったふり」をやめて、
本当にゼロから勉強しようと思ったから。

タイトルは「経済学」ですが、比重としては
経済:政治=1:2ぐらいの割合で、政治の裏側の話しも
多く語られています。

本書で、先生役を務めた方の、名前は伏せられています。

しかし、発言の内容からすると、恐らく「先生=高橋洋一さん」でしょう。

数学科出身、元財務省、ベン・バーナンキさんと縁があり、
政府紙幣の大量発行を提言し、最近、スキャンダル(事件?)で
表舞台から消えた上げ潮派の専門家。

この条件に当てはまる方は、そんなに多くはありません。

高橋さんについては、以前このブログでも、
この金融政策が日本経済を救う」を紹介しています。

本書の中で、元財務大臣の中川昭一さんや
経済学者の本間正明さんが消えていったことについて
高橋さんが語っているのが、なんとも切ないところですね。

さて、本書の内容は、以下の3章構成です。

  1時限目 ゼロから学ぶ経済学の基礎
  2時限目 税金と政治のカラクリ
  3時限目 選挙前に知っておこう!

竹内さんの質問に対し、丁寧に解説されているのは事実ですが、
決して小学生にもわかるように説明されているわけではありません。

竹内さんはサイエンスライターだけあって、例え話が妙に理系チック。
個人的にはツボにはまりました。

  ・消費税は、摩擦熱
  ・中央集権の独裁的な政府は、ラプラスの悪魔でなければ無理
  ・予算制約式は、ラグランジュの未定乗数法の考え
  ・脱税はデュアリティー(双対性)で摘発
  ・政治家は、量子力学
  ・小選挙区制では政党数が2になるのは、デュヴェルジュの法則

これらが分かりやすいかというと、微妙なところですが、
コラムでもサイエンス系のネタが解説されているので、
一粒で二度美味しいと考えることもできるでしょう。

この本から何を活かすか?

本書では、竹内さんが経済・政治を理解するために、
自分が知っている他の分野の知識に結び付けるという
テクニックをふんだんに使っていました。

他分野から概念や用語を持ち込むのは、大きな威力を発揮します。

今や、本田直之さんと言えば「レバレッジ」ですが、
これも別の分野から用語を持ち込んだ成功例ですね。

そういう視点で、自分が今取り組んでいることに対し、
全く違う分野から、使える概念や用語がないかを
考えてみるのも面白いですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 経済・行動経済学 | 07:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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