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エンタメ通訳の聞き方・話し方

エンタメ通訳の聞き方・話し方 (PHP新書)
エンタメ通訳の聞き方・話し方 (PHP新書)
(2009/04/16)
小林 禮子 商品詳細を見る

満足度★★★

ピンク・フロイド、アーノルド・シュワルツネッガー、ポール・マッカートニー、
デビッド・ボウイ、レオナルド・デカプリオ、ジョージ・クルーニー・・・

多数の海外セレブ達の通訳を務めた小林禮子(のりこ)さん。

本書では、小林さんがエンタメ通訳者として培ってきた
コミュニケーションの極意を、セレブ達の裏話しを交えながら伝えます。

ちなみに、エンタメ通訳者とは小林さんの造語で、
ビジネスや会議の通訳とは一線を画すもの。

  ・会議通訳は、「線」の英語で聞き、「線」の英語で答える
  ・エンタメ通訳は、「面」の英語で聞き、「面」の英語で答える

小林さんは、「線(リニア)」と「面(ホリゾント)」という
概念でこの違いを説明しています。

簡単に言うと、「線」の仕事は、深堀して専門性に磨きをかけ、
「面」の仕事は、興味を広く持ちホスピタリティを優先させる
イメージでしょうか。

小林さんがスゴイのは、もてなす相手のセレブにも、
ホスピタリティを要求してしまうこと。

その中でも、「オリバー・ストーンを叱ったのり子さん」の
エピソードは圧巻です。

映画監督のオリバー・ストーンが来日の際に、日本の若手監督と
パネル・ディスカッションを行うイベントがあったそうです。

会場入りしたオリバー・ストーンは、集まった人数の少なさに
機嫌をそこね、不満を漏らし舞台と反対方向に歩きは始めました。

そこで小林さんが、彼の手を握り一言。

  「行っちゃだめ。
  聴衆が一人もいなくても、さっき会った若手の監督たちは
  あなたと話しをするのをとても楽しみにしているのよ。
  彼らのためにもやるべきだわ」

この後、オリバー・ストーンは舞台に戻っただけではなく、
来日するたびに、小林さんに通訳を依頼するようになったそうです。

本書で紹介される事例は、一見、外国人と日本人の意思疎通を図る
特殊な仕事のように思えますが、本質的には人と人がスムーズに
コミュニケーションするための心構えが語られています。

  「“いつでもどこでも誰とでも”コミュニケーションできる通訳」

これは、小林さんが目指すエンタメ通訳者の姿ですが、
通訳者ではない私にとっては、
「“いつでもどこでも誰とでも”コミュニケーションできる人」
と置き換えて小林さんの体験を参考にしました。

また、本書は小林さんの人柄が溢れ出ているのも魅力の一つで、
読むと温かい気持ちになれる一冊です。

(本日の記事は、セレブ名ついては敬称略で記載しました)

この本から何を活かすか?

  「ダウンしてからふたたび立ち上がる前にゴロンと回転」

面で仕事をしている小林さんは、
ダウンした時にも、立ち上がる際に一度ゴロンと回転して
少し違う位置で立ち上がることを心がけているそうです。

ゴロンすると、これまでと視点や景色が変わり、
これまでやろうとしなかったことも、やる気になるとか。

私も日常生活の中で、ゴロンする発想を取り入れ、
少しでも視野を広げたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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