A6ノートで読書を超速化しなさい

A6ノートで読書を超速化しなさい―たった一週間でプロフェッショナル! ビジネス書をお金に変える魔法のノート術「シンプルマッピング」
(2009/04/25)
松宮 義仁 商品詳細を見る
満足度★★★
「そんな読み方している暇があったら仕事しろ」
著者の松宮義仁さんが言う「そんな読み方」とは、どんな読み方か?
それは、趣味のような愉しい読書であり、
たとえビジネス書であっても、目的や時間制限を持たない
本の読み方を指しています。
本書では、アウトプットを考えた高速読書法と、
マインドマップを簡略化したメモ術を伝えます。
中心となる「シンプルマッピング流・本の読み方」は次の通り。
1. 目的=テーマありき(アウトプットを想定)
2. 疑う(半分疑いながら読む心構え)
3. 3回読む・その1-スキャン読み(10~20分で全体像をつかむ)
4. 3回読む・その2-通常読み(30分で必要な部分を折り目をつけながら)
5. 3回読む・その3-拾い読み(5分で折り目のページのみ)
6. マッピング(A6ノートにシンプルマッピング)
7. 反復学習(マップ自体を繰り返し見る)
本の読み方自体は、全体を俯瞰してから、不要な部分を飛ばし、
重要と思われる部分だけをじっくり読む方法です。
ポイントとなるのが、マインドマップを簡素化(応用?)した
「シンプルマッピング」というA6ノートへのメモ術。
文庫本サイズのA6ノートを見開きで使うので、
実際に使う紙面はA5サイズですが、この大きさの制約が
良い意味で「制約」となり、1冊の本から本当に必要な部分だけを
抽出するのに役立つと解説されています。
右側のページに本のポイントを書き込み、
左側のページには、アイディアや気づきを書き込むようです。
興味のある方は、YouTubeで公開されている動画をご覧ください。
あまり労力をかけず、「超速化」することが売りのようですが、
私には少し簡略化し過ぎて、特に同じようなメモが増えると、
後から役立つかどうか微妙な感じに思いえました。
また、本書は「補論」を加えて増ページをしていますが、
この部分は、ちょっとネタが尽きて付け加えた感じが否めません。
【参考】本書で紹介されていた本と文具
・レバレッジ・リーディング
・フォーカス・リーディング
・地頭力を鍛える
・いま、すぐはじめる地頭力
・コクヨS&T カバーノート

私の読書メモは、B6サイズサイズのリフィルに、
マインドマップ風(完全にニセモノですが)にメモを書いているので、
見た目は本書の「シンプルマッピング」に、少し似ています。
メモしている分量・密度の濃さと、後から本の該当箇所を
確認するために、記載ページをメモしていることや、
ポイントをメモした後に、色ペンで各項目の相関関係と、
自分のアイディアを書き加えていることが大きな違いです。
また、どこに何が書いてあるのかを探す場合は、
ブログ自体の検索機能を使ったり、
テキストで残している下書きを、Googleデスクトップ検索します。
まだまだ、改良の余地があるので、
いろいろな方のメモ方法を、参考にしたいところです。
Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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