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小飼弾の 「仕組み」進化論

小飼弾の 「仕組み」進化論
小飼弾の 「仕組み」進化論
(2009/03/19)
小飼 弾 商品詳細を見る

満足度★★★

小飼弾さんが贈る、上級者向けの「仕組み」作りの本。

きっと、他の仕組み本を読んである程度ノウハウを身につけ、
物足りなさを感じている方や、更なる飛躍を遂げたい人の
知りたい答えが、ここにあります。

本書が目指すのは「“本当の”20%ルール」。

「20%ルール」とはグーグルが採用する、すべてのエンジニアが
勤務時間の20%を自分が重要だと思うプロジェクトに
費やせるというルールです。

これを発展させた小飼さん流「“本当の”20%ルール」は、
その比率を逆転させたもの。

つまり、20%の時間だけで既存の仕組みを回し、
残りの80%で新しい仕組み作りを行うという考えです。

時間でいうと、午前中の1時間半~2時間だけで必要な業務を回し、
残りの6~7時間をクリエイティブな活動に当てるイメージです。

言うは易し、行うは難しという感じもしますが、
それを実際に行ってきたら、今の小飼さんがあるようです。

実際にどうやって、20%の時間だけで既存の仕事をこなすかというと、
プログラマー目線で、日常業務を仕組み化することが鍵となります。

仕組み作りが仕事であるプログラマーに、
仕組み化のコツを学ぶわけですが、
実は、この辺はあまり具体的な例が示されていません。

あくまでも、既にある仕組みの
チューンナップとして捉えた方が良さそうです。

また、本書では、類書でほとんど触れられてこなかった、
仕組みつくりのコストやブルーオーシャン戦略の盲点、
生物に学ぶ仕組み作りなど、小飼さん独自の視点が示されています。

仕組み作りのヒントを生物の生き残りに得るというのは、
一見、大胆な発想に思えます。

しかし、実際に仕組みを作るのも、仕組みを使うのも
私たち人間という生物であることを考えると、
実は一番参考にすべき手本なのかもしれません。

本書のタイトルの「進化論」は、小飼さんが読者と一緒に
仕組み作りを進化させたいという考えと、
生物の生き残りの仕組みとしての「進化論」から
ヒントを得るという、2つの意味が含まれているようです。

この本から何を活かすか?

  「It's not what is right, It's what is left.」
  何が正しいかではなく、生き残ったものが正しい。

これは、「仕組みと生物」の章に書かれていた言葉です。

これはトレードにおいても重要な意味を持ちます。

リスクコントロールの仕組みを作らず、
マーケットに参加する人は、時に大きく利益を上げることがあっても、
いずれ退場を余儀なくされます。

リターンを得るための方法は幾多とありますが、
生き残るための方法は厳格なリスクコントロールに尽きますね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  
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