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化粧する脳

化粧する脳 (集英社新書 486G)
化粧する脳 (集英社新書 486G)
(2009/03/17)
茂木 健一郎 商品詳細を見る

満足度★★★

茂木健一郎さんと、その門弟である恩蔵絢子さん(脳科学者)
そしてカネボウ化粧品は、2007年7月から共同研究を行いました。

テーマは、脳科学的な知見から「美の本質」や「化粧の本質」に迫ること。

本書はその研究結果から、「顔に化粧することが脳に及ぼす影響」
について茂木さんが口述し、ライターの和田京子さんがまとめたものです。

後半には恩蔵さんの書き下ろしと、研究チームによる
座談会の内容が掲載されています。

  「化粧するということが、他者からみればたとえわずかな差異
  でしかなくても、自分にとっては人格が変わるほどの意味を持つ」

つまり化粧することは、外面だけでなく内面にも
重要な変化をもたらすということ。

本書で語られるのは、一つは他人に見られることを前提とした
コミュニケーションツールとしての化粧。
もう一つは、鏡で自分を見ることが、自分自身を認識する
「メタ認知」につながる行為であるということ。

  ・化粧 → 他人に見られる → 社会性
  ・化粧 → 鏡で自分で見る → メタ認知

現実的に化粧は、女性中心の行為ですが、
人は誰でも外見で判断することが多いですし、
外見の変化に伴って内面も変化するとなれば、
男性にとっても、見た目を疎かにすることはできません。

本書では、顔とコミュニケーション、化粧の脳科学、
美の進化論、秘密を抱く女は美しい、メタ認知と自己批評
などのテーマについて、茂木さんの考えが広く語られています。

例えば、「女」と「オバさん」の差。

これは若さとか、見かけの問題ではないそうです。

隠すのがうまい女性が「女」で、隠すことと見せることの
コントラストを欠いたのが「オバさん」。

「オバさん」は隠す感覚が鈍くなっているので、
思ったことが片っ端から口に出てしまうようです。

これは男性の「オヤジ化」についても同様で、
隠すことと見せることの峻別、つまりメタ認知能力の有無が
オヤジではなく「大人の男」と見られるかの分かれ道。

最近、私自身は、外見をあまり気にしなくなっていました。
社会生活を営む以上、見る側であると同時に、
常に見られる側であることが、私の意識から欠けていたようです。

この本から何を活かすか?

偶然にも、昨日紹介した本の中で、
勝間和代さんの化粧に対する考えが語られていました。

正確には、化粧の魅せる面ではなく、肌を保つ面についてですが、

  「なるべく、化粧品などで余計な手入れはしないこと」

と勝間さんは語り、化粧にハマらないように警告しています。

女性に対して絶大な影響力を持つ勝間さんに
こんなことを言われると、化粧品業界にとっては大きな痛手ですよね。

ひょっとすると、化粧品業界が商品を売るために
担ぎ出す相手、共同研究するべきパートナーは、
茂木さんではなく、勝間さんだったのかもしれません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.   
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