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ikadoku

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会社に人生を預けるな

2009年04月27日
人生論・生き方・人物・哲学 0

会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く (光文社新書)
会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く (光文社新書)
(2009/03/17)
勝間和代 商品詳細を見る

満足度★★★★

本書で勝間和代さんは、日本の停滞の最大の原因は
「終身雇用制度」であると結論づけ、
悪しきこの慣習を廃止し、流動性の高い労働市場環境を
つくり上げることを呼びかけます。

はっきり言って、私は「終身雇用制度悪役論」には
それほど共感も賛成もできません。

ではなぜ、本書に対する私の満足度は高かったのか?

それは、勝間さんが本書で訴えたかった
「真の目的」には、大いに賛同するからです。

真の目的とは、「リスク・リテラシー」を身につけること。

リスクとは、「危険」ではなく、「不確実性」を意味します。
投資に限らず人生においても、リスクはリターンの源泉。
チャンスと危険の幅が広い、つまりボラティリティの高い時代
だからこそ、リスクを読み取りマネジメントする力は必要です。

  「リスクは避けるべきものではなく、
  上手につきあっていかなければならないもの。」

そのために勝間さんは、リスク教育が必要であると訴えます。

私も、子どもに「投資」のことなんかを教えるよりも、
いろいろな場面で活かせる「リスク教育」をする方が
よっぽどイイと考えます。

また、勝間さんは本書の中で、リスク・リテラシーを磨くために
「源泉徴収・年末調整制の見直し」を提言しています。

この制度を止めるには、コストの問題(処理する側の人員増)を
クリアしなければなりません。

私は、この制度自体を止めなくても、次のようなインセンティブを
つけることで段階的に改革できると考えますが、いかがでしょうか。

1年目:年末調整制利用者1%増税、確定申告者1%減税
2年目:年末調整制利用者2%増税、確定申告者2%減税
3年目:年末調整制利用者3%増税、確定申告者3%減税・・・・

これなら感度の高い人から、徐々に確定申告をする人が増え、
処理する側も一気に人員を増やさずにすみます。
国も税収がプラスで均衡しているところで、増減の固定化が可能です。

あと、勝間さんの著作では、しばしば信用取引やFX取引を危険視し、
反対するような言動が見られます。

しかし、悪いのは取引そのものやレバレッジではありません。
問題は自分のリスク・リテラシーに見合わない取引をする人が多いこと。

レバレッジ1倍なら安全で、100倍なら危険。
長期投資なら安全で、短期トレードは危険。

これらは完全に誤解で、どんな投資や投機であっても
リスクマネジメントができるかどうかが重要になります。

この本から何を活かすか?

リスク教育をどうするか?

大人なら、勝間さんが本書で推薦するピーター・バーンスタインさんの
リスク〈上〉―神々への反逆」「リスク〈下)」を読むのも
一つの有効な方法です。
私がリスクを学ぶ上でも、大変参考になった良書です。

では子どもには、どうやってリスク教育したら良いのか?

私は、「ボードゲーム」がイイと思います。

ロバート・キヨサキさんの「キャッシュフロー 101 (日本語版)
ではありませんが、手を動かしながら楽しく学ぶという点では、
ボードゲームは最適です。

自分でリスクを学ぶためのボードゲームを開発するのも面白そうですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.   

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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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