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行動ファイナンスで読み解く 投資の科学

行動ファイナンスで読み解く 投資の科学 ―“お金は感情で動く”は本当か―
行動ファイナンスで読み解く 投資の科学 ―“お金は感情で動く”は本当か―
(2009/03/06)
大庭 昭彦(おおば あきひこ) 商品詳細を見る

満足度★★★

同じタイトルの本でマイケル・J・モーブッシンさんの名作、
投資の科学」があります。

また、本書のサブタイトル「“お金は感情で動く”は本当か」は、
マッテオ・モッテルリーニさんの「経済は感情で動く」に似ています。

あえて狙ったのどうかは分かりませんが、
もう少しタイトル、サブタイトル共に一ひねりして欲しいところでした。

さて本書は、いわゆる行動ファイナンスについての本。
内容は以下のようになっています。

  第Ⅰ部 なぜ「非合理」な決定をしてしまうのか
  第Ⅱ部 行動ファイナンスを利用した金融サービス
  第Ⅲ部 神経経済学の挑戦

本書の50%以上のページを占める第Ⅰ部では、
行動経済学の本ではよく目にするおなじみの事例が
数多く紹介されています。

第Ⅱ部では著者の大庭昭彦さんが、
野村證券金融工学研究センター所属ということもあって、
安全第一な投資法(アセット・デディケーション)、長生き年金、
ターゲット・イヤー・ファンドなどの資産運用手法や
金融商品についての解説があります。

第Ⅲ部では、ページは僅かですが脳科学について
述べられている点が目新しいところでしょうか。

それでは、本書からシカゴ大学クリストファー・ヒー教授が提唱する
「ヘドノミクス」(エコノミクスと対比して刺激と幸福の関係に注目し
幸福量を最大化する考え)実践のための7か条を紹介します。

  第1条 良い知らせは分割して伝える
  第2条 悪い知らせはまとめて伝える
  第3条 大きな悪い知らせと小さな良い知らせがあったら、
       なるべく分割して伝える
  第4条  大きな良い知らせと小さな悪い知らせがあったら、
       なるべくまとめて伝える
  第5条 悪い知らせと良い知らせがあったら、良い知らせから伝える
  第6条 良い知らせは、知らせがあること自体を事前に
       アナウンスしてゆっくり伝えた方が良い
  第7条 悪い知らせはいきなり伝えた方が良い

現実的な場面で、良い知らせと悪い知らせの両方を
伝えなければならないことは、けっこうありますよね。

「どっちから聞きたい?」などど野暮なことは聞かず、
伝える側が事前に内容を判断して、この7か条に沿って伝えるのが、
聞く側の幸福度を上がるということです。

唯一残念なのは、伝える側がそこまで配慮して伝えたことが、
聞く側にはあまり伝わらない点でしょうか。

この本から何を活かすか? 

その数学が戦略を決める」の著者イアン・エアーズさんが考案した
自己管理のためのwebサイト「StickK.com」が紹介されていました。

自分の実現したいダイエット、禁煙、エクササイズなどの目標を
web上に公開し、自分を縛るためのルールや、
オプションとしてペナルティ(罰金)も設定できるようです。

ちなみにペナルティは、目標設定時にwebにお金を預け、
目標達成するとお金は戻ってくるそうですが、
達成できないと、あらかじめ決めておいた人や募金へ行ってしまうとか。

早速、このサイトに登録。
とりあえず、以下の内容で設定しました。

  目標 : 定期的なエクササイズ
  回数 : 5回/週
  期間 : 3週間
  罰金 : なし
  審判員 : 妻

スキーシーズンが終わって、最近、運動不足になっていたので
このプログラムを使って、少し体を引き締めたいところです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.   
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書評リンク - 行動ファイナンスで読み解く 投資の科学 ―“お金は感情で動く”は本当か―

| 書評リンク | 2009/04/15 22:25 |

【読書メモ】投資の科学 マイケル・J・モーブッシン

今年46冊目。満足度★★★☆☆ レッグ・メイソン・キャピタル・マネジメントのチー

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