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ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

正しく決める力

2009年04月02日
ビジネス一般・ストーリー 0
正しく決める力―「大事なコト」から考え、話し、実行する一番シンプルな方法
正しく決める力―「大事なコト」から考え、話し、実行する一番シンプルな方法
(2009/01/17)
三谷 宏治 商品詳細を見る

満足度★★★★

ロジカルシンキングの前に、身につけておくべき力を養う本。
それが、「正しく決める力」です。

これは、自分で決めて、実行しきる力のことで、
言葉を変えると「生きる力」ということもできるでしょう。

著者の三谷宏治さんは次のように指摘します。

  「練習より学習の方が簡単だから、学んだ技をちゃんと
  練習もせずに次の新しい技の学習に走ってしまう。
  それでは技が、身につくわけもない。」

私にとっては、かなり痛いところ衝かれた感じです。
練習せずに、技をマスターすることはできないと分かっていても、
つい練習の機会を取らず、楽な学習に流れてしまいます。

三谷さんは、本書で身につける技を次の3つに絞り、
それが身につくまで、徹底して繰り返すことを勧めています。

  1. 「重要思考」 : 一番大事なことを見定め、3段階で考える
  2. 「Q&A力」 : 構造化して伝え、大事なことから逃げずに答える
  3. 「喜捨(きしゃ)法」 : 捨てることを強制したり、楽しくする

「重要思考」で考えのムダをなくし、「Q&A力」でコミュニケーションの
ムダをなくし、「喜捨法」で行動のムダをなくす。

この3つの力の中でも、一番基礎となるのが「重要思考」です。

他と比べた「差」に注目するのではなく、「重さ」に注目する。

「そもそも、それって大事なのか?」を常に問うことを
思考の癖として、「重要思考」身につけます。

  「多くの技に手を出さないこと。まず必要な技は、三つ。
  それを繰り返して使うこと。
  それが、“正しく決める力”を得るための、ただ一つの答え。」

本書自体がこの重要思考に則り、非常にシンプルに書かれています。
分かりやすく書いていますから、理解できないことはあり得ません。
あとは、本書の技が身につくまで、ひたすら練習することが必要ですね。

三谷さんは、戦略コンサルタントを19年半務めた後、
その後2年半を教育というフィールドで活躍されているようです。

その関係もあってか、最終章では学校や家庭で、
子どもが「正しく決める力」を身につける環境について述べられています。

純粋にビジネス書として本書を手にした方にとっては、
この辺りはムダに感じるかもしれませんが、
子を持つ親としては、参考になる点が多くありました。

この本から何を活かすか?

  「お手伝い至上主義で行こう」

家庭での子育ては、「自由と制限」をどう与えるかということ。

人は制限があるからこそ工夫しますから、
家庭の中でも意識して制限を与えるのは重要ですね。

三谷さんは、その制限として「お手伝い」を挙げています。

4月になってウチの子も学年が一つ上がりましたから、
これを期に、新年度のお手伝い項目を見直したいと思います。

また、話は変わりますが、懐かしい多湖輝さんの
頭の体操」シリーズの小学生版が出版されてるそうなので、
こちらも見てみたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 
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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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