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ケン・フィッシャーのPSR株分析

ケン・フィッシャーのPSR株分析 (ウィザードブックシリーズ)
ケン・フィッシャーのPSR株分析 (ウィザードブックシリーズ)
(2009/01/16)
ケン・フィッシャー 商品詳細を見る

満足度★★★

成長企業の株が割安になった時期を狙って投資する
ファンダメンタル分析の本です。

「フィッシャーさん」と言えば、
古典的名作『フィッシャーの「超」成長株投資』を著し、
ウォーレン・バフェットさんにも影響を与えた
フィリップ・A. フィッシャーさんを思い出します。

本書の著者、ケン・フィッシャーさんはその息子さん。
親子2代にわたって、成長株を追及しているわけですね。

本書の目的は「スーパー株式」を探すこと。

これは次のように定義されています。

  ・3~5年で購入時よりも株価が3~10倍になる優良企業の株式
  ・それが、不良会社と同水準で購入できる価格にあること

良い企業の株が低く評価されている時に買うのは、投資の鉄則。

それでは、なぜ、そんな割安になる時機があるのか?

それは成長企業独特の製品のライフサイクルなどによる
「グリッチ(問題)」とよばれるスランプ期があるからです。

その際の見極めに使う指標が、邦題にもなっている「PSR」です。

  PSR(株価売上倍率:Price/Sales Ratio)=時価総額÷売上高

簡単に言うと、株価と売上高の関係を表した指標で、
一般的には新興成長企業の株価水準を測る目的で使われます。

意味合いとしてはPERに似ていて、利益の代わりに
売上高を用いてることで、PERよりずっとうまく機能すると、
フィッシャーさんは解説しています。

本書では、「PSRが0.75以下」であることを一つの基準としています。

実際は、企業の規模や分野によっても異なりますし、
このPSRにも当然ながら盲点がありますから、
他の指標や定性分析で補い、スーパー株式を探し出します。

本書は1984年に出版された本の復刻版。
そのため、取り扱う事例はクラシックな銘柄ばかりですが、
PSR分析について理解を深めてくれる一冊です。

この本から何を活かすか?

ファンダメンタル分析で用いられる指標にも流行り廃りがあります。

今まで注目されていなかった指標が、突如ブームになり、
機能しなくなって忘れ去られていく。

本書で解説されるPSRも、かつて注目された指標の一つです。
確か10年位前に、利益が出ない新興企業の
株価水準を測るために、よく使われていた記憶があります。

果たして、今の時期にPSRがうまく機能するでしょうか?

この点は自ら検証してみるしかありませんね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 
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書評リンク - ケン・フィッシャーのPSR株分析 (ウィザードブックシリーズ)

| 書評リンク | 2009/03/22 07:05 |

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