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世界は感情で動く

世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)
世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)
(2009/01/21)
マッテオ・モッテルリーニ 商品詳細を見る

満足度★★★★

  次のプロフィールから、マリアという女性の「職業」を推理してください。

    マリアはミラノに住む25歳。サッカー選手と婚約中。
    ちょっと軽率で、モード好き。ファッション・コミュニケーションの
    資格を持ち、美人コンクールに出て優勝した。

  [選択肢]
    A : ミラノでPR嬢として働いている
    B : ホームレスのために奉仕活動している
    C : ミラノでPR嬢として働きながら、ホームレスのために奉仕活動している

この問いを出すと、選ぶ人が最も多いのがA、次いでC、
最後がBの順番になるようです。

面白いのは、BよりもCを選ぶ人が多い点。

Cは、AとBの両方の条件を満たしていなければならないので、
確率で考えると、一番可能性が低いことになります。
  P(A∩B)<P(A)ないしはP(B)
つまり、合理的に判断していれば、Cを選ぶ人が一番少ないハズ。

私が選んだ答えは、確率的には一番可能性が低いCでした。
まんまと「脳のトラップ」に引っかかってしまったようです。

さて、本書は直感が引き起こす「脳のトラップ」を解説する本です。

いわゆる行動経済学の本ですが、上記のようなクイズ、
大小の実験、かなりの数の具体例が紹介されているので、
退屈せずに、楽しく学ぶことができます。

偶然にも、昨日の記事が「生年占いの本」だったので、
(正しくは、能力分析プロファイリングの本)
私にとっては、タイムリーな一冊でした。

本書には、「占いはどうして当たるか」というテーマで、
バーナム効果の解説がなされていました。

マッテオ・モッテルリーニさんの前著、
経済は感情で動く」も全編クイズ形式で、濃い内容でしたが、
本書も負けず劣らずボリューム満点の内容。

私は、この手の本を何冊か読んでいますので、事象としては
知っていることも多いのですが、それでも相変わらず「脳のトラップ」を
回避できていないのが現状です。

ひょっとすると、多くの本を読むことで「後知恵」的な解釈をする
癖がついていたり、「自信過剰」の罠に陥っているのかもしれませんね。

<関連書類>
  ・経済は感情で動く
  ・出社が楽しい経済学
  ・予想どおりに不合理
  ・人は意外に合理的
  ・まぐれ
  ・オークションの人間行動学
  ・亜玖夢博士の経済入門

この本から何を活かすか?

  「極端なほど手ごわいものがある。
  それは鋼とダイヤモンドと、自分を知ることである」

これは、本書に紹介されていた、ベンジャミン・フランクリンさんの言葉。

知らずにではなく、「知っているつもり」で、
物事を決定してしまうトラップは、かなり厄介です。

本書によると、女性より男性の方がその傾向が強いとか。

私も本を読んだだけで、知っているつもりにならないよう、
強く意識しなければなりません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 

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| 経済・行動経済学 | 06:41 | comments:0 | trackbacks:2 | TOP↑

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世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)

書評リンク - 世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)

| 書評リンク | 2009/03/07 19:33 |

世界は感情で動く マッテオ・モッテルリーニ

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