たったひと言で相手を動かすアサーティブ営業力
たったひと言で相手を動かすアサーティブ営業力―年間277日「研修女王」が教える
大串 亜由美 (2007/02/09)
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満足度★★★
「すみません」を連発していませんか?
・何かをしてもらって、「すみません」
・人に声を掛けるとき、「すみません」
・失敗して謝るときも、「すみません」
便利なので、ついつい、口語では使いがちになりますが、
あまり良いイメージを与えていないのかもしれません。
これを言い換えることで、相手に与える印象を変えましょう!
というのが、本書の一つの主張です。
・何かをしてもらったら→「ありがとうございます」
・人に声を掛けるときは→「失礼ですが」
・失敗して謝るときは →「ご迷惑おかけいたしました」
この、あたりまえのことが意外とできていないものですね。
本書のテーマは「アサーティブな交渉のための会話術」
アサーティブなコミュニケーションとは、
自分の考えをハッキリ伝え、相手から気持ちよく「Yes」をもらう
発展的で協調的な自己主張のスキルです。
本書には、社内、社外の場面別に、たくさんの会話例を使って、
このスキルが身につくように、説明されています。
そして、本書の中で何度も繰り返されるのは、
“Win-Win”の関係を築くために、相手にどんな価値を与えられるの?
という問いです。
これはビジネス以外でも、常に意識したいものですね。
前作の「15秒でツカみ90秒でオトすアサーティブ交渉術」は、
大串さんも初の著書ということもあり、かなり力が入っていて、
読んだからには絶対に損はさせない!
との意気込みが、伝わってきましたが、本書はそれより、
少し落ち着いたトーンで、より具体的な内容になっています。この本から何を活かすか?
大串さんは言います。
「反論されたときこそ、まず感謝を伝えましょう。」
今のところ、このブログへ書き込んでいただいているコメントは、
肯定的なものばかり(みなさん紳士的な方ばかり!)ですが、
今後、もし激しい否定的なコメントが入っても、
まず感謝を伝え、誠実に対応したいものです。
May the reading be with you!
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