2009.01.06 Tue
早わかりビジネス理論

早わかりビジネス理論 (PHPビジネス新書)
(2008/10/18)
中野 明 商品詳細を見る
満足度★★★
著名なビジネス理論を要約した本です。
ただ、何冊もの有名な本の要約を羅列しているのではなく、
ビジネス理論の全体像にピーター・ドラッカーさんの
フレームワークを採用し、各論としてその分野の大家の理論を
上手にまとめていますから、各理論の関連性が理解できるように
工夫されています。
<ドラッカーさんのフレームワーク:マネジメント>
・企業の使命 → ・経営戦略 → ・マーケティング
(企業理念) ・イノベーション
企業の使命:
ジェームズ・コリンズさん、ジェリー・ポラスさんの
「ビジョナリー・カンパニー」
経営戦略:
マイケル・ポーターさんの「競争の戦略」
チャン・キムさん、レネ・モボルニュさんの「ブルー・オーシャン戦略」
マーケティング:
フィリップ・コトラーさんの「マーケティング・マネジメント」
エベレット・ロジャーズさんの「イノベーションの普及」
ジェフリー・ムーアさんの「キャズム」
イノベーション:
クレイトン・クリステンセンさんの「イノベーションのジレンマ」
現代人に必須のビジネス理論とはいえ、これだけの本を
普通に読むとかなりの時間を要します。
また、著作の多いドラッカーさんやコトラーさんの場合は、
「いったい、どの本から読めばいいの?」という迷いもありますから、
本書のような要約書をガイドにするのも有効でしょう。
著者の中野明さんは、
「あらかじめ全体像を把握しておけば、細部の理解も円滑に進む」
と言っています。
有名なビジネス理論に興味はあるけれど、
なかなか手を出せなかった人や、途中挫折してしまった人にとっては、
救いになる本ですね。
また、それぞれの本を読んだ人にとっても、全体をサッと思い出し、
自分の理解との相違を確かめる意味でも活用できまです。
この本から何を活かすか?「個人の生き方にもドラッカーのフレームワークを活用できる」
本書の最後で中野さんは、このように説明しています。
自分の強みから、自身の使命を定義し、
それを実現するための戦略を練り、
マーケティングとイノベーションで具体的なニーズに応える。
私自身には、ドラッカーさんのビジネス理論を
自分の人生で活かす発想がありませんでした。
ビジネス理論と自分の生き方の両方を俯瞰し、
活用できる部分がないか探ってみます。
Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
| ビジネス一般・ストーリー | 06:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑





