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ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

ロシア・ショック

2009年01月05日
社会・国家・国際情勢 0

ロシア・ショック
ロシア・ショック
(2008/11/11)
大前 研一 商品詳細を見る

満足度★★★★

大前研一さんの著作では、思考法や啓蒙書、
あるいは戦略書や経済論などが注目を集めることが
多いようですが、私は本書の「国家レポート」シリーズが
けっこう気に入っています。

東欧チャンス」の時もそうでしたが、あまり日本のマスコミでは
報道されない情報もレポートされ、その国に対して新たな視点を
持つことができるようになります。

  「日本が最も注目すべき国はどこかと聞かれれば、
  私は悩むことなく答えることができる。ロシアである。」

このように、大前さんは書いています。

本書では、ここ数年で変貌したロシアの姿をレポートするだけに
とどまらず、2020年の多極化した世界の中でのEUとロシアの関係、
それを見越した日露関係への提言までが示されています。

大前さんは、多くの日本人が持つロシアに対するイメージは、
社会主義時代のものか、ペレストロイカ時代で時計の針が
止まっている“古いロシア観”であると指摘しています。

私自身は、まさにその通りで、
「ロシアのイメージ = マスコミ報道」だったので、
本書でロシアに対する見方が大きく変わりました。

実際、大前さんのロシアに対する言動も3~4年前と
大きく変わっていますから、それほどまでにこの国が
ダイナミックに変貌しているということでしょう。

ちなみに、本書が見通す区切りは2020年まで。
これは、プーチンさんの政権が続くと予想される期間です。

現在のメドベージェフさんが4年間2012年まで、
プーチンさんの影響下で大統領を務めた後、
再びプーチンさんが2期8年間大統領の座に就くと、
大前さんは予想しています。
(つまり2020年までプーチン政権が続く)

この予想が当たるかどうかは別にして、
今後、ロシアとの付き合い方を変えていく必要があることは、
本書を読んで十分に納得できました。

この本から何を活かすか?

本当は、ロシアの現地視察にでも行きたいところですが、
本書を読んだ後に、すぐにできそうなことは、
「ロシア株」について調べること。

今まで注目していなかったので気づきませんでしたが、
既に取引中の証券会社で、ロシア株の取り扱いをしていました。

流動性の低いマーケットほど、参入のタイミングが重要です。

ひょっとすると現在が最高のタイミングなのかもしれませんが、
100年に1度のチャンスは、毎年やってくると肝に銘じ、
まずは、じっくりロシアのマーケットについて調べてみることにします。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  

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この記事を書いた人: ikadoku
毎朝4時に起きて本を読み、13年以上ブログで紹介記事を投稿しています。北海道在住。たまに旅行で長期の休みを取ります。

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