活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

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ザ・チョイス

ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!
ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな!
(2008/11/08)
エリヤフ・ゴールドラット 商品詳細を見る

満足度★★★

ザ・ゴール 」の著者として日本でも有名な
エリヤフ・ゴールドラットさんの新作です。

今回もストーリー形式ですが、ゴールドラットさんと
心理学者である娘のエフラットさん(実名)の対話で構成されています。

途中に紹介されるレポートも実際にコンサルティングのために
ゴールドラットさんが作成したケースが掲載されています。

そのレポートのタイトルが「フリーダム・オブ・チョイス(選択の自由)」。

試みがうまくいかなかった時の選択肢は2つ。

  ・自分を取り巻く現実を恨むこと
  ・現実が与えてくれた贈り物を感謝して刈り取ること

どちらを選ぶのも、その人次第という意味が込められています。

本書は、エフラットさんが語り手という設定。
このレポートを読みながら、対話を通じてエフラットさんが
ゴールドラットさんの考えに導かれる形で話しが展開します。

対話の中で、ゴールドラットさんが何度も口にするのが、

  「ものごとは、そもそもシンプルである」

ということ。

これが、本書の1つのテーマでもあり、
複雑なシステムの中でも、何が本当に重要かを見極めることの
重要性を説いています。

また、ゴールドラットさんはビジネス上の問題だけでなく、
個人の人生のあり方についても、同時に問いかけているので、
少々哲学的な親子の対話になっています。

明晰な思考によって、充実した人生を送る。

話題がTOCなどの生産管理だけに絞られず、
人生の本質にまで言及されているので、読者層を限定しませんが、
読む人によっては、この親子の会話こそシンプルになっていないと
感じるかもしれません。

しかし、すっきりしない感じが残ったことで、
私は逆に、何度も本書を読み返したいと思いました。

この本から何を活かすか?

本書では、ロジックが循環し、トートロジーに陥らないための、
日常での思考訓練について述べられていました。

  ・身近な事象に対し、その原因と結果について常に考える
  ・相手の言葉を鵜呑みにせず、前提と結論が現実に即しているかを確認
  ・集中力を分散せず、その事柄に関する直感を高める

確かに、根拠のない前提によって導かれた結論が、
まかり通っていることがありますので、

  「Think like true scientist(科学者のように考えよ)」

というゴールドラットさんの言葉を思い出し、日頃から注意したいものです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  
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| ビジネス一般・ストーリー | 07:21 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

こんにちは。ブログ再開しました。
休止前に「生き残りのディーリング」の続きを…と思っていたのですが、昨晩パラパラっとめくった記事に気をとられ…再開は”渋沢栄一氏”についての書き写しとなりました。

休止中に”リサ・ランドール博士の5次元理論”に気をとられ相対性理論?ってどんな事?光の速さって?など面白いモノに興味を持ちました。
また、”80年代から現在までのドルベースで見るダウと日経平均”を調べると大きな鞘が取れたことがわかり、”そのためのデリバティブ促進”なんてことも…

そんなこんなで、まとまりのない私ですが、
少しでもオモローなコトを見つけながら
ブログっていたいと思います。

「ものごとは、そもそもシンプルである」
最近覚えた言葉「オッカムのカミソリ」に通じるのかな?

ではでは。今年は活かす読書に出会えたことに感謝。
良いお年をお迎えください。(ちょっと早いかな)

| 桜木町のぱく | 2008/12/26 16:18 | URL | ≫ EDIT

私も読みました

 お久しぶりです。読臥夜の33Qです。

 私も"ザ・チョイス"読みました。ものごとをシンプルに考えようという発想は、難しいことが嫌いな私に非常にあう気がします。でも、「シンプルに考える」ということを自分の研究に利用しようと、試みるのですが、なかなかうまくいきません。きっとシンプルに考えるためのプロセスを私がきちんとできていないからだと思います。このプロセスの構築を"ザ・チョイス"を読むだけで、できるようになるとよいのですが・・・。

| 33Q | 2008/12/28 19:13 | URL | ≫ EDIT

桜木町のぱくさん

本書で言っていることは、ぱくさんの予想通り
まさに「オッカムの剃刀」に通じています。

今回は、渋沢栄一さんで再開なんですね。
楽しみにしています。

矢口新さんも捨てがたいですが、
渋沢さんの本なら、引き寄せられてしまうのも
分かる気がします。

| ikadoku | 2009/01/04 11:56 | URL |

33Qさん

「どうしたらシンプルに考えられるのか?」を
私は、考えながら本書を読みました。

本質が見えているからシンプルになれるのか、
あるいは、シンプルだから本質が見えるのか、
私には、いま一つ分かりませんでしたが、
少なくとも、
「問題を複雑だと思い始める=本質から遠ざかるアラーム」
という具合に考えようと思いました。

| ikadoku | 2009/01/04 12:04 | URL |















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