活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT


≫ EDIT

未来を予見する「5つの法則」

未来を予見する「5つの法則」
未来を予見する「5つの法則」
(2008/09/19)
田坂 広志 商品詳細を見る

満足度★★★

久しぶりに田坂広志さんの著書を読みましたが、
どうも以前に読んだ内容が多い・・・

そう思っていると、「あとがき」に説明がありました。

田坂さん過去の著書である、
使える弁証法」と「これから何が起こるのか
の内容をもとに加筆し、日米で同時に出版されたと。

この2冊とも読んでいた私には、
一度聞いたような内容が多かったのも、納得がいきました。

昔、流行ったことが、また流行る。
ただし、それは螺旋階段をのぼるように、
同じ場所に戻っても、新しい価値を伴って、
一段高みに上っている状態。

田坂さんが、いろいろな著書で紹介している、
ヘーゲルさんの弁証法における「螺旋的発展」の状態です。

本書では、その弁証法の5つの法則である、

  ・「螺旋的プロセス」による発展の法則
  ・「否定の否定」による発展の法則
  ・「量から質への転換」による発展の法則
  ・「対立物の相互浸透」による発展の法則
  ・「矛盾の止揚」による発展の法則

により、世界が弁証法的な発展を遂げる時、
12のパラダイム転換が起こると予見しています。

ページの最初で問いを投げかけ、その問いの答えを示しつ、
ページの最後では、もう一歩掘り下げた新たな問いを投げかけて、
次のページに進むという、田坂さん独特の文体。

全体を通してこの繰り返しなので、少々疲れますが、
たまねぎの皮を1枚1枚ていねいに剥くように、
来るべき未来像へ、田坂さんは私たちをを導いてくれます。

「使える弁証法」と「これから何が起こるのか」の2冊を
読んでいない方には、なかなか面白い本だと思います。

この本から何を活かすか?

過去の田坂さんの著書を読んでいる人には、
同じ内容の繰り返しなので、本書は読む価値はないのか?

しかし、この本こそ「螺旋的発展」を体現できます。

つまり、田坂さんの書く本のテーマも、
螺旋階段の上から見た時に、
ぐるっと回ると同じ位置(テーマ)に戻ったように見えますが、
横から見ると、実はもう一段上の議論がなされている。

そう考えると、過去の著作と比較しながら
本書をじっくり読むのが良いのではないでしょうか。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 
関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

| ビジネス一般・ストーリー | 08:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://ikadoku.blog76.fc2.com/tb.php/414-cfd2a72e

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT