2008.11.13 Thu
弾言 成功する人生とバランスシートの使い方
弾言 成功する人生とバランスシートの使い方
(2008/09/25)
小飼 弾 / 山路 達也 商品詳細を見る
満足度★★★★
私の中では、「404 Blog Not Found の小飼弾さん」
という位置づけですが、初めて小飼さんの著書を読みました。
鋭い切り口は残しつつも、ブログの文体よりかなりマイルドで、
非常に読みやすい本に仕上がっています。
本書のテーマは、ヒト、モノ、カネの3つの要素を
バランスシートの観点に基づいて、その関係性を探ること。
ヒトとは何か?、モノとは何か?、カネとは何か?
をしっかりと議論した後、「カネ≒モノ」だった時代から、
「カネ≒ヒト」へとトレンドが変わったことを示しています。
小飼さんは、個人のコネの価値について、
ネットワーク自体の価値=ネットワーク全体の価値−∑(個人の価値)
という式で表し、「コネこそカネである」と弾言しています。
これこそ、バランスシート的な見方をすると、
仕訳上では「のれん代」、つまり個人ブランドの価値と
言い換えることができます。
つまり、カネを生むには、ネットワークの価値を高めることが必要で、
そのためには、個人ブランド価値を高めることが必須であると
考えることができます。
あと、本書で私が気に入った考えを2点ほど。
「どんなにお金が必要でも、週40時間以上仕事をしてはいけないと思います。
そうやって月収が10万円にしかならないのであれば、
10万円で生活できるように切り詰めるべきです。」
多くの人には、非現実的な言葉のように聞こえるかもしれませんが、
私はこの考えに大賛成です。
「根源的にはモノを所有することはできないのです。なぜかと言えば、
人間には寿命があるから。
どんなモノでも、せいぜい80年レンタルにしかならないんですよ。」
何でも“80年レンタル”と考えると、モノを所有することへの
こだわりが薄らぎそうですね。
この本から何を活かすか?
なぜ、小飼さんは、同じ本を読んでも、鋭い洞察ができるのか?
その答えのヒントが、本書にあります。
「本を読了しても、それは読書の半分にしかすぎないということです。
(中略)読み終わったら、今度は『自分を読んで』みてください。」
誰しも本を読むと、得た情報を自分のデータベース
(経験や知識)に参照します。
アウトプットの質の高い方は、いったん情報を抽象化し、
別のケースへの置き換え(比喩)や関連付けをしていますが、
根本的にデータベースの蓄積量が多いことも見逃せません。
私も本書を読了後、しっかりと「自分を読む」作業をやってみます。
Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
| 人生論・生き方・人物 | 11:09 | comments:4 | trackbacks:1 | TOP↑






ikadokuさん、こんばんは。
私もこの本読みました。小飼さんのブログも購読していて、いつも鋭い洞察に舌を巻いています。
本を読むということは知識を収集するという点でも非常に優れた手段だと思いますが、さらに、読んで得た知識を自分のものとしてメタ化し、それをアウトプットすることこそが読書の醍醐味であると最近感じています。
だから、本を読んだ後に”自分を読む”ということにはとても共感させてもらいました。
また、何もない所から鋭い洞察は生まれないと思いますので、読書を通じて知識のベースを広げ、深めることも大切だということも同感です。
| flowrelax | 2008/11/14 00:27 | URL | ≫ EDIT