投資効率を100倍高める ビジネス選書&読書術
投資効率を100倍高める ビジネス選書&読書術
(2008/10/23)
藤井 孝一 商品詳細を見る
満足度★★★
本書はタイトルが示す通り、読書のメリットから始まり、
ビジネス書の選び方、読み方、アウトプット方法までを解説します。
私は、著者の藤井孝一さんと自分の共通点と相違点を
確認しながら本書を読みました。
<共通点>
・1日1冊のペースで本を読む
・ネット書店、リアル書店、立読み、図書館を使い分ける
・マインドマップを使っていない
(読書メモが結果としてマインドマップに酷似することはある)
・速読の技術を使っていない
・付箋を貼りながら読む
・読んだ本から、1つでもやってみると決めている
<相違点>
・読書のとらえ方
・本への書き込みや読書メモの方法
・アウトプットの方法
それでは、相違点について少し説明します。
藤井さんは、読書は脳の肥やしであり、脳の筋トレと考えています。
一方、私の読書のイメージは、ほんの少しだけニュアンスが違って、
アイディアや行動という生成物を得るための、化学反応と捉えています。
ですから、本は自分の知識や経験と反応するリアクタント。
場合によっては触媒の役割を兼ねることもあります。
次に、本への書き込みや、メモ、アウトプットですが、
藤井さんは、本の余白に気づきをどんどん書き込み、
メモには思考を整理するための図を書き込みます。
そして、フォーマットに沿って読書レポートにまとめ、
有名なメルマガ「ビジネス選書&サマリー」へアウトプットします。
私は、本の余白ではなく付箋に書き込みし、
読書メモには、読んでいる最中は浮かんだアイディアを書き、
読後に、参考になった箇所(ページ数も)や関連図を書きます。
本当は余白に、フェルマーさんの予想のように、
「私は驚くべき証明を見つけたが、この余白はそれを書くには狭すぎる」
などと書けばカッコいいのですが、読み終わった本の多くは
BOOKOFFに持っていったり、人に譲るのでそうもいきません。
私としては、特にアウトプット方法が参考になりました。
さすがに、藤井さんのアウトプットは質と経験が違います。この本から何を活かすか?
「図書館でもビジネス書の調達ができる」
藤井さんは、このように図書館の利用を肯定しています。
私も、いわゆる「傑作ビジネス書」や、数年前に出版された本で、
未読のものは、いきなり購入するより、
先に図書館を当たってみた方が良いと思います。
いくら傑作といっても、自分のレベルに合うかどうか分かりませんし、
内容が良ければ、重読のために後から購入しても遅くありません。
Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
- 関連記事
-
- 読書進化論 (2008/11/14)
- 投資効率を100倍高める ビジネス選書&読書術 (2008/11/12)
- ビジネスマンのための「読書力」養成講座 (2008/11/05)